Days 18 | 櫻と葉っぱの物語❤

櫻と葉っぱの物語❤

櫻葉❤
ときどき大宮☆

こちら側の方のみいらしてください☆

【2017年11月開設】

ファン歴非常に浅いため、
諸所おかしなところがあるかもしれません。

ご愛嬌と優しく許してくださったら幸いです。

【お話の内容転写利用、画像利用などお断りします】

櫻葉❤

 

 

 

 

ご理解ある方のみおすすみください☆

 

はじめましての方へ→ こちらへ

 

 

 

 

 

 

 

 

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Side M

 

 

 

 

 

 

 

 

『俺ら上司なんて頼ってもらえてなんぼなんだよ。

だから相葉くんが相談とか、、、相談じゃなくてもいいから、

自分から話しかけてくれたら嬉しいって、、、大野だってそう思ってると思う』

 

 

 

確かにそうかもしれない、、、と思った。

オレはいつだって都合よく受け身でいて、

自分からアクションを起こしたりなんて、してこなかったのだった。


『まずは大野を頼れ。自分から話しかけろ』

『はい。わかりました』

 

 

ーーー・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

「櫻井部長にそう言われて、

 

だからあれから、大野先輩に出来るだけ頼ろうって決めたんです」

 

 

いま思えば櫻井部長から言われたことは、おそらく

 

『自分だけでどうにかしようとしないこと』

 

ということなんだと思う。

 

 

周りの人たちに頼るってことを、

 

オレは意識しなければできない人間だったのだ。

 

 

 

「だからまずは営業部でもう少しやってみようって。

 

櫻井部長の一言でそう思っただけだったんです」

 

 

そして、本当のところ正確には、櫻井部長のその言葉だけでもない。

 

実際には大野先輩と言う存在があったから、、、というもの

 

かなり大きな要因だった。

 

 

 

「そっか。確かに話しかけてくれるようになったもんね。

 

俺、嬉しかった」

 

 

ふふふっと笑って、その表情がとても柔らかい。

 

 

「でも俺は大したこと出来なかったよね」

 

 

「そんなことないです。話せるだけでホントに楽になったっていうか、、、

 

仕事に対する気持ちが変わったのは間違いないです」

 

 

これは事実だった。

 

たとえ明確な答えが返ってこなくても、

 

なにかあったら話せる相手がいると思うとそれだけでメンタルは変わった。

 

 

そうしてメンタルが変わると自然と、

 

自分一人でもどうにかできるようになっていく。

 

 

いつでも頼っていいと思うと、頼らなくても大丈夫になっていったのだった。