Days 13 | 櫻と葉っぱの物語❤

櫻と葉っぱの物語❤

櫻葉❤
ときどき大宮☆

こちら側の方のみいらしてください☆

【2017年11月開設】

ファン歴非常に浅いため、
諸所おかしなところがあるかもしれません。

ご愛嬌と優しく許してくださったら幸いです。

【お話の内容転写利用、画像利用などお断りします】

櫻葉❤

 

 

 

 

ご理解ある方のみおすすみください☆

 

はじめましての方へ→ こちらへ

 

 

 

 

 

 

 

 

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Side M

 

 

 

 

 

 

 

 

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「お~い相葉~」

 

「っはい」

 

 

会議が終わるとそのまま櫻井部長に呼ばれた。

 

 

「さっき提示してくれた企画さ、

 

全体的な流れは良いと思うけどもっと細かく数字出せる?」

 

 

「具体的にどのあたりの数字ですか?」

 

 

 

はじめて櫻井部長と話したのはいまからもう1年程前になる。

 

そのころ上司だった大野先輩と並ぶ、この会社で知らない人はいない、

 

なんというかとても目立つヒトで、それはいまももちろん変わらない。

 

 

入社当時から仕事ができるだけでなく、

 

後輩の面倒見がいいといううわさも聞いていたし、

 

それになにより、

 

大野先輩も櫻井部長も、とても、、、整った容姿をしてる。

 

 

 

「ここの予算と根拠の数字。このままだときっと突っ込まれるぞ」

 

 

「はい。すぐやります」

 

 

「あとココなんだけど、、、」

 

 

 

櫻井部長の長くてキレイな指先がコピー用紙の上をすべって、

 

その流れるように動く指先を見つめるだけで、オレの身体はまたドクンと脈を打つ。

 

 

 

同じ会社に勤めてはいても、なんの接点もなかった櫻井部長と

 

はじめて話した場所は会社ではなくて居酒屋だった。

 

 

このヒトは名前も知らなかったであろうオレにはじめから、

 

ずいぶんと気を使ってくれていた。

 

 

それもさりげなく、、、だ。

 

 

 

居酒屋で突然現れた櫻井部長に、

 

あの頃は緊張の方が勝ってしまっていて

 

とてもその気配りに気づけなかったけれど、

 

あれから何度か社内外のどちらでも話す機会が増えていくにつれ、

 

このヒトの面倒見の良さと気配りがわかるようになった。

 

 

そうして、櫻井部長のおかげでオレはいまこうして、

 

配属を希望してた企画部で働くことが出来ている。

 

 

 

もちろん、

 

当時、営業部でお世話になった大野先輩のおかげでもある。

 

だってあの日、

 

櫻井部長と引き合わせてくれたのは、大野先輩なのだから。

 

 

 

「相葉くん、聞いてる?」

 

 

「っすみません、もう一度お願いします」

 

 

 

コピー用紙の上をキビキビ動くその指先ばかりに気を取られて、

 

おまけにその心地よい声の響きにドキドキしてしまって、

 

大事な指摘内容を聞きそびれてしまった。