Yes No 13 | 櫻と葉っぱの物語❤

櫻と葉っぱの物語❤

櫻葉❤
ときどき大宮☆

こちら側の方のみいらしてください☆

【2017年11月開設】

ファン歴非常に浅いため、
諸所おかしなところがあるかもしれません。

ご愛嬌と優しく許してくださったら幸いです。

【お話の内容転写利用、画像利用などお断りします】

櫻葉❤

 

 

 

 

ご理解ある方のみおすすみください☆

 

はじめましての方へ→ こちらへ

 

 

 

 

 

 

 

 

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Side S

 

 

 

 

 

 

 

 

ぶっちゃけ、大した成績は取れないだろう。

 

でもいいのだ、

 

判断するためのテストなんだから。

 

 

今月の終わりにはまた別の、

 

本番レベル模試というヤツがあって、俺はそれも受ける。

 

 

勉強にさほど関心がなかった俺は知らなかったけれど、

 

こういった全国一斉テストってのは月イチレベル以上にあって、

 

俺の思ってる以上の奴らが全国で受けているのだ。

 

 

予備校の自習教室に入ると

 

いつもながらその部屋にはたくさんの生徒がいるくせに

 

ひとりとしてしゃべってるヤツがいない。

 

 

壁で仕切られた狭い空間で、

 

各々が自分たちの取り組むべきナニカに取り組んでいる。

 

 

空いてる席を見つけて座ると、机の電気をつけた。

 

 

 

 

 

8月いっぱいの間、予備校で受ける授業はすべて

 

特別授業ってカタチになって、

 

いつもとは受ける授業が変わる。

 

この8月、自分の取ってる授業前の時間、授業をやってない教室がない。

 

 

仕方がないからこの部屋で参考書を開く。

 

 

俺はこの夏、5教科すべてを取っていて、おまけに

 

数学は2つ、英語も長文とグラマー、それから現代文と古文と、、、

 

とりあえず取れるだけクラスを取って、受けることにしているから、

 

ほとんど毎日、ココに通う。

 

おまけに、授業は午後からはじまるものもあれば、

 

午前中に1時間あって、午後の3時ごろにまた別の授業が合る曜日もあったして、

 

時間を持て余す日が多い。

 

 

とはいっても俺の場合まずは

 

目の前の中学の参考書を終わらせることが先決だから、

 

空いてる時間にやることは明確だった。

 

 

中3の数学の参考書を開くと、家で凍らしておいたペットボトルも取り出す。

 

眠気が襲ってきたとき、冷たいモノをさわると目が冴えるのだ。

 

 

まだ高校の参考書を開けない状態でも

 

この数カ月で数学に対する拒否反応はずいぶんと減った。

 

それでもまだ、眠気に勝てない時間の方が多い。

 

 

ノートを開くとシャーペンを握って、参考書の問題に取り組みだす。