櫻葉❤パレット SideM 208 | 櫻と葉っぱの物語❤

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櫻葉❤
ときどき大宮☆

こちら側の方のみいらしてください☆

【2017年11月開設】

ファン歴非常に浅いため、
諸所おかしなところがあるかもしれません。

ご愛嬌と優しく許してくださったら幸いです。

【お話の内容転写利用、画像利用などお断りします】

櫻葉❤

 

 

 

 

ご理解ある方のみおすすみください☆

 

はじめましての方へ→ こちらへ

 

前回まで→ こちら

 

 

 

 

 

 

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Side M

 

 

 

 

 

 

 

 

「しょうちゃん起きて」

 

 

こっちに来て、しょうちゃんと二人で暮らすようになってから毎朝、

 

しょうちゃんを起こしに行くのがオレのやること。

 

 

 

そうして

 

しょうちゃんが本当は起きてるのに起きてこないことが

 

しょうちゃんのやること。

 

 

 

きっと二人ともわかっていて

 

オレはベッドの上のしょうちゃんに手を伸ばす。

 

 

 

しょうちゃんは今日も

 

オレの手を引いてそのままオレをベッドに誘ってくれる。

 

 

オレはわかっていてしょうちゃんに文句を言う。

 

 

 

たぶんここまで、、、いや。

 

 

 

しょうちゃんとキスをして中途半端に服を脱いで繋がって

 

喘ぎながら好きだって言い合うところまでが、オレたち二人が毎朝する儀式のようなもの。

 

 

 

 

しょうちゃんがオレを変わらずアツい目で見て、

 

好きだって言われるたびにキュンっとして同じくらいどこか、、、ズキリとする。

 

 

 

 

 

朝の空気はときどき

 

あの日のことを思い起こさせる。

 

 

 

 

 

しょうちゃんのオレに対する恋心は

 

なんていうか、、、純粋なモノじゃない。

 

 

 

本当は女の子が好きな普通の男の子だったはずだから。

 

 

 

それを、、、必死で。

 

 

こっちの世界に、、、

 

オレと同じ世界に足を踏み出させた。

 

 

 

 

ますますキレイに男らしくなっていくしょうちゃんに

 

オレはときどき不安になる。

 

 

 

いつか本当の自分に

 

しょうちゃんが気づいてしまうんじゃないかって。