櫻葉❤Still 28 | 櫻と葉っぱの物語❤

櫻と葉っぱの物語❤

櫻葉❤
ときどき大宮☆

こちら側の方のみいらしてください☆

【2017年11月開設】

ファン歴非常に浅いため、
諸所おかしなところがあるかもしれません。

ご愛嬌と優しく許してくださったら幸いです。

【お話の内容転写利用、画像利用などお断りします】

 

 櫻葉❤

 

 

 

 

ご理解ある方のみおすすみください☆

 

はじめましての方へ→ こちらへ

 

前回まで→ こちらへ

 

 

 

 

 

 

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Side S

 

 

 

 

 

 

 

 

「マフラー無理につけなくていいよ」

 

 

「ん、、、」

 

 

「雅紀のココ、、、見れないのも寂しいし」

 

 

 

唇をくっつけながら言う。

 

 

それは本心だった。

 

 

 

 

「そ、、んなとこ、、いつ見てたの?」

 

 

「ん~?、、、店の前で別れる時とか。

 

雅紀が歩き出したあといつも見てた」

 

 

 

相変わらず唇を離さないままで言う。

 

 

 

ずっと触れてみたかったその細い首回りは

 

初めてなのにやっぱり

 

なぜかもうずっと前から知っていたような

 

どこか懐かしい感じがする。

 

 

 

 

「ココに、、、こうやって

 

唇で触りたいってずっと」

 

 

「っ、、、ホントに?」

 

 

「ん、、」

 

 

 

少し顔をこちらに向ける雅紀のほっぺにも

 

ちゅっとした。

 

 

 

 

後ろから抱きしめて

 

 

ここからだと良くは見えない

 

少し長めの髪に隠れるうつむき加減の雅紀の横顔は

 

 

なんともいえない、、、

 

情欲をかきたてるナニカがある。

 

 

 

 

「汗臭くない?」

 

 

「ん?」

 

 

 

「オレ、部活してきたばっか」

 

 

 

ちゃんと拭いたつもりけど、、、と言いながらうつむくと

 

 

髪が乱れて

 

さらにうなじが見える。

 

 

 

「ぜんぜん気にならないよ」

 

 

 

むしろ、、、

 

 

雅紀のそういうのはキライじゃない、、、

 

 

と言ったら、雅紀はどう思うだろう。

 

 

 

 

「誕生日は知らなかったから

 

プレゼントはまた今度な」

 

 

「え?っいいよ、、、キス、、、してもらったし」

 

 

 

いったいどんな顔をしてるのか、、、と

 

想像すると思わずニヤける。

 

 

 

 

「俺があげたいの。それに、、、」

 

 

 

「、、、」

 

 

 

「条件付けなくていいよ」

 

 

「え?」

 

 

 

相変わらず雅紀を抱きしめたままで、、、

 

もう離れ方がわからなくなってしまった。

 

 

 

 

「やりたいことや行きたいところがあるなら

 

ただそう言えばいい」

 

 

 

誕生日だから、、、なんて条件を付けてたけれど

 

そんなものはいらない。

 

 

 

「俺とお前はそういう仲なんだから」

 

 

「、、、ん」

 

 

 

「キスしたいのは雅紀だけじゃないし」

 

 

「、、、ぅん」

 

 

 

「こっち向いて」

 

 

 

雅紀の唇をもう一度ゆっくり塞いで

髪を撫でる。

 

 

 

、、、キスを

 

 

するときに唇を開かない雅紀が

 

 

いったいどこまで経験があるのか、、、を

 

俺は知らない。

 

 

 

男を好きになったことは初めてだと言っていたことだけで

 

もう、、、いいかなと思う。

 

 

 

自分の高校時代を思い出せば

 

たとえば女の子とそういう過去があったとしても

 

それはちっとも不思議じゃないし

 

 

過去は過去、、、だ。

 

 

 

「好きだよ雅紀」

 

 

「はぁ、、、っオレもしょうちゃんが好き」

 

 

 

俺に性別を超えさせるナニカ、、、を

 

雅紀は持ってるんだと感じながら

 

 

その男の身体をぎゅうっと抱きしめた。