こんにちは!
渋谷区議会議員の橋本ゆきです。




議会で提案してきた
多様性社会を実現するための政策の数々が
第2次男女平等・多様性社会推進行動計画
というカタチで一歩前進したので、

ちょっとこの政策たちへの想いを語らせてください。


渋谷区がパートナーシップ制度を日本で初めてスタートしたのは、2015年のことでした。


パートナーシップ制度は

同性カップルでも結婚している夫婦と同等の関係を公的に認めますよって制度で、



例えば病院での面会や同意の手続きとか

民間企業のサービスで言えば部屋借りる時とかクレジットカードの家族カード作る時とかに

パートナー関係を証明することで

家族同等の扱いになるというものです。



2015年の条例制定当時の私は大学生で、


セクシャルマイノリティの大事な友人とこのニュースを一緒に喜んだ記憶があります。


そのせいからか、


私の中で渋谷区は

『新しいことを始められるまち』で、

『社会を変える一石を投じられるまち』で、

『ひとりひとりの自分らしさを大切にしてくれるまち』なんだ

っていうイメージがずっとあって。


だからこそ、


私は渋谷区から日本を変えるぞーーーー!!!!




というモチベーションで渋谷区議会議員を目指したわけです。







で、念願叶って区議会議員になった後、


その友人は

「でもさ、渋谷区のパートナーシップ制度ってクリスマスツリーの星みたいなもんなんだよね」


って私にこぼしたんですよね。



最初はどういうこと?って思ったんですけど、


1番上にあるクリスマスツリーの星は

目立つし輝かしいんだけど、


その下の部分がないって意味なんだな。と。


パートナーシップ制度を利用できる人は、

そもそも自分の性を自分で肯定できて、

恋人も作れて、理解を得られる環境があるけど、


生きづらさを抱えている色んなセクシャリティの人に本当に必要なのは


当たり前に自分のありよう「これが私」が尊重される環境だったり


自分の性がマイノリティだからという理由で、

色んな支援や生活の仕組みに組み込まれない、、なんてこともない。


そういう世界、仕組みなんですよね。




だからこそ、

パートナーシップ制度があるだけで満足するのではなく、




パートナーシップのその先、

クリスマスツリーの本体を作ろう!!




これまで




    

SOGIを踏まえた学校教育

リプロダクティブヘルス・ライツの周知啓発

成長段階に合わせた性教育

アライの輪を広げる講座などの取り組み

SOGIを問わず対応できる専門人材の育成

相談窓口の充実

パートナー・配偶者暴力相談窓口の設置

不妊治療の支援


などなど

たっっっくさんの提案をしてきました。



そして、今回の男女平等多様性社会推進行動計画では、



    

SOGIEに配慮した就学前・学校教育の推進

制服・水着・体操服・更衣室などの配慮

相談支援の充実

専門相談員にSOGIEに関わる研修を受ける

大学や企業と連携したアライの交流の場作り

リプロダクティブヘルス・ライツ、ジェンダー、SOGIEの知識を深める講座の実施

SOGIEを問わず弁護士、司法書士、など相談員が対応できる環境づくり

ひとり親家庭・子育て家庭への支援

女性の健康づくりの支援

SOGIEを問わないパートナー間暴力対策


etc...!



私が議員になってから三年間提案してきたものがたくさん組み込まれました。







こういう計画に沿って区の事業は設計されていくので、

区のこういう計画ってすごい力があるのです!!





本当に嬉しいし、

横断的な取り組みを目指して、職員の人たちが

PRIDEを持って作成されたんだと思います。



これで大まかな設計図ができた!!



あとは、丁寧に作っていこう。



私も、シブヤに住む一人として、

PRIDE持って、

多様性ある社会を作っていきたいな。