こん。

今日も「みのもんたのよるバズ!」に出演!
観てくださった皆さん、ありがとうございました!


{4D235E57-8412-40CD-8E0E-12E1C69FBC56}



今日取り扱ったテーマは2つ。

米中首脳会談を踏まえて、国際情勢がどうなるか?
教育勅語を教材として使用することの是非、道徳の教科化、新学習指導要領の保健体育の選択肢に「銃剣道」が明記されたこと


などについて。


今回は特に道徳の教科化について。


生放送中にあまり自分の意見を言う機会がなかったのでブログに書こうと思います。



まず、道徳を重視しようという流れは別に良いと思います。

でもその「道徳」って
「正解」があるものなんでしょうか?


道徳心がある人って、
学校から教えられたこと、学校から望まれる道徳的なことができる人なんでしょうか?


私は違うと思います。


ケースバイケースで
何が道徳的なのか考える力があって、
自分で考えて行動できる人が

道徳心がある人なんだと思います。



高校の倫理の授業みたいに
知識として道徳を学ぶならまだ良いけど、


子どもの心の中を教師が観察してそれを学校側、教師側のものさしで採点するなんて、不思議な話です。


そんなことをしたら
良い成績を取りたい子どもが
良い成績を取れるようなでっちあげた解答をするようになるんじゃないでしょうか。

このことは番組内でも危惧されていましたね。


それって就職活動とかで
思ってもない志望動機をエントリーシートに書いたりするみたい(笑)

評価されるために表面だけでのものを言うってことは
誰でも経験はあると思うけど、、、



道徳の授業をそんな処世術を教える場にして欲しくない。



私が小学生の時に受けていた"道徳の時間"は
正解不正解を示されることはなくて、

クラスのみんなで話し合ったり、意見をぶつけ合ったりして、

"考える"時間でした。

いろんな意見を聞いて

"人の気持ちを理解する"時間でした。








道徳の教科化については
もう決まってしまったことだけど、
採点法や、道徳の成績を受験に使うのかについて

議論が必要だなあ、と思います。

あと道徳として今の時代に合った
ネットリテラシーなどについても扱って欲しいですよね!扱うのかな?




更に不思議なのは道徳の教科書の
パン屋とアスレチック問題。


文科省の教科書検定調査審議会が

道徳の教科書を作った出版社に対して、

学習指導要領が求める「国や郷土を愛する心をもつ」「高齢者に尊敬と感謝の気持ちをもって接する」ことなどの扱いが不十分と指摘し、


それを受けて
文科省の意向を忖度した出版社が

教科書に出てくるパン屋を 和菓子屋さんに
アスレチックを 和楽器屋さんに変えたと言うもの。


これもまた不思議な話。


国や郷土を愛する心はもちろん大切だけど、
それを教えるパートじゃないところでは

子どもにとって分かりやすい例でいいと思うんですけどね、、、





子どもにとって何が大切か
子どもはどう学ぼうとするのか
子どもにとって何が分かりやすいのか





そういう観点をもっと重視してほしいなあ、
と思います。



そういう意味では、
教育勅語も。


教育勅語を禁止する必要はないと思うし
参考に引用するのは悪いことではないけど


子どもにとって分かりやすいのか


というと、、、分かりにくいですよね。



教育勅語を教えることで「古くからの日本の価値観」
を重視するというのであれば

分かりやすく道徳を教えた上で 



日本の昔からの価値観を表す例として挙げれば良いんじゃないでしょうか。