着物を自分で着るという体験を

子供の頃にして欲しいと思います

 

小学校の高学年くらいになれば

大人の着物を肩上げなどして

着られるようになります

 

そんな頃に

自分で着物を着るという事を

体験しているのといないのと

大きな違いがあると思います

小学校の体験授業で

そんなものがあったら素晴らしいなって

思ってしまいます

 

私が自分で覚えている限り

初めて着物を着たのは

小学校の3年生の時です

お祭りの時に

お稚児さんでお神輿と一緒に

街を練り歩きました

その時はただ着せてもらっただけで

普通の着物ではなくて

儀式用のものでしたが

私の着物好きの原点になっています

 

その次に着物を着たのは成人式なので

10年以上の隔たりがあります

着物への憧れはありましたが

縁はありませんでした

 

家庭では伝えきれない日本の文化

現代の着物は

それを象徴していると思います

 

なんとなく憧れるけど

誰も教えてくれない

着てみたいけれどわからない

 

体験することで満足するか

もっと知りたいと思うか

それは個性の差だと思いますが

 

出来ることなら

着物という選択肢を

今の子どもたちにも

持ってもらいたいと思っています

 

それが伝統文化の継承というものに

繋がっていれば

とても幸せだと思います

 

小さなことかもしれませんが

何十年か先に

着物を伝えたいと思ってくれる

そんな人材が

たった一人でも生まれてくれたら

そんな嬉しいことはないですよね