過敏性腸症候群(IBS)とうつ病や不安症発症との深い関りについて | お腹の不調を改善する食の専門家 佐々木 ゆみのブログ

お腹の不調を改善する食の専門家 佐々木 ゆみのブログ

20年以上、過敏性腸症候群(IBS)に悩んでいた私が、
不調を改善した食事メソッドを中心にお伝えしています。

日本消化器学会の

過敏性腸症候群

(Irritable bowel syndrome)

IBS ガイドラインに

 

 

 

「IBSの病態には心理的異常が関与する

ことがわかってきた」

という記述があります。

 

 

 

ひとつは、

IBSの発症が

うつ病や不安症発症の

リスク要因になること。

 

 

 

もうひとつは、

人生早期の虐待などの重大なストレスが

IBS発症のリスク要因になること。

 

 

 

つまりIBSは、

心理的異常を引き起こす要因にもなり、

心理的異常がIBSの発症の原因にもなる

ということです。

 

 

 

 

私自身のことを振り返ってみると、

 

IBS発症の十数年前、

中学1年生で自律神経失調症を

発症しています。

 

 

 

IBS発症の原因は現在でも

究明されていないようですが、

 

 

 

自分自身の経験からも

ストレスが深く関係していると

感じています。

 

 

 

IBS改善を目指すなかで、

様々な治療を試しましたが、

効果がなかったので、

食生活を見直し、

 

 

 

パンや麺類やおかず中心の食事から

ごはんと味噌汁中心の食事に変えて、

症状が改善しました。

 

 

 

 

『一般社団法人

ストレスオフ・アライアンス』の

実施している大規模調査では、

 

 

 

食事とストレスとの関わりを

証明する調査結果が出ています。

 

 

 

ごはん食が少ない人は、

ストレス性疲労を感じている人が多く、

 

1日3回、ごはんを食べている人は、

ストレス性疲労が少ない

 

 

 

3食ごはん食ではない人は、

3食ごはん食の人に比べて、

健康上の問題がある人が多い。

 

 

(「3食ともごはん食でない」人は低血圧、自律神経の乱れ、うつ傾向が高い)

 

 
 
 
 

日本ではお米離れが加速していますが、

お米には幸せホルモン

「セロトニン」の材料となる

「トリプトファン」が含まれています。

 

 

 

お米を日常的に食べることで、

精神が安定し、

 

精神が安定することで、

腸内環境も良くなります。

 

 

 

ごはんと味噌汁に少しのおかずの

シンプルな食生活は、

安くて、短時間で簡単にできて、

栄養価が高く、胃腸に優しい

 

 

一石二鳥ならぬ、

一石四鳥?な食事です。

 

 

 

 

但し、ストイックすぎる食生活は、

ストレスを産みますので、

 

 

自分へのご褒美として、

週に1~2回は、

好きなものを食べる楽しい時間を

持つようにしています。