少し、疲れが出て、スローダウン中に
ずっとうちの書棚に潜んでいて、
読みたかった本を読みました。
去年の11月に出た宮部みゆきさんの
杉村三郎シリーズ
『昨日がなければ明日もない』
私は宮部みゆきさんが大好きで、
新刊が出ると、速攻買います
杉村三郎は結構、地味なキャラで、
でも、この人、人間味があって、
かなり好きなのです。
一言で言うと、
いつの間にか事件に巻き込まれる天才
というか、
事件を呼ぶ男というべきか
事件自体はかなり悲惨で、
救いようのないものも多いですが、
この人の温和なキャラで、何故か
全体があたたかい雰囲気になるんですね。
シリーズは、
『誰か Somebody』
『名もなき毒』
『ペテロの葬列』
『希望荘』に続く5作目で、
この杉村さんの人生も
微妙にお話に絡んできます。
いつも「頑張れ~!」と思いながら
読んでいます。
宮部作品は、
現代もの、時代もの、ファンタジーと
色々ありますが、
基本的にはミステリーです。
かなりしっかりした
ミステリーのストーリーと
色濃い人間味のある
どこかで生きていそうな登場人物たち
その独特の世界観がくせになり、
つい、本を手に取ってしまいます。
もっかの興味は、
もちろん、杉村三郎シリーズと
現在、27話まで出ている
三島屋変調百物語シリーズが
百話まで完成するのか?
(百話までいくと、よからぬことが
起こるかもしれないので、
正確には99話で完結だそうです)
読書の秋はまだ遠いですが、
次の新刊が待ちどおしい今日この頃です。