食べ順ダイエットは痩せにくくなる | お腹の不調を改善する食の専門家 佐々木 ゆみのブログ

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20年以上、過敏性腸症候群(IBS)に悩んでいた私が、
不調を改善した食事メソッドを中心にお伝えしています。

野菜を先に食べると太りにくいという

食べ順ダイエットについては、

少々疑問があります。

 

 

 

 

まず、野菜を食べ、

メインの肉や魚を食べ終わってから、

最後にごはんを食べるという食べ方で、

 

痩せる理由は、2つあるようです。

 

 

① 繊維質の多い野菜から食べると、

血糖値が上がりにくい。

 

 

② 炭水化物の量が少なくても

十分満足できるので、

炭水化物の摂取を抑えられる。

 

 

 

食べ順ダイエットは、

根強く人気があるようですが、

この食べ方はむしろ、

痩せにくくなる食べ方です。

 

 

 

食事をすると血糖値が上がり、

脂肪細胞が刺激を受けて、

レプチンという食欲抑制ホルモンが

分泌されます。

 

 

レプチンは、

血液で脳の視床下部にある

レプチン受容体に運ばれ、

満腹中枢を刺激します。

 

 

 

血糖値が上がらないと、

満腹感が得られないので、食べ過ぎてしまいます。

 

 

 

また、炭水化物の量を少なくする

目的もあるようですが、

 

炭水化物の量を抑えると、
脂質の割合が増えます。
 

 

 

過剰に脂質を摂取すると、
お腹周りに脂肪として蓄積されます。

 

 

 

 

炭水化物イコール糖質

というのも根強い考え方ですが、

炭水化物にも2種類あります。

 

 

 

血糖値が急上昇するのは、

分子が少なく吸収が早い

二糖類や単糖類の砂糖や果糖などです。

 

 

 

穀類、いも類などの多糖類と呼ばれる

炭水化物は分子が沢山あり、

分解に時間がかかるので、

 

ゆっくり吸収され、

血糖値の上昇も緩やかになります。

 

 

 

穀類は余分に摂取しても、
体のエネルギー源として、肝臓や筋肉に蓄積されます。
 

 

 

炭水化物を最後にまとめて食べると、

お腹がいっぱいになって、

あまり量が食べられないので、

 

 

 

おかずと一緒にごはんを食べる

三角食べがお勧めです。