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図書館

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「いらっしゃいませ!ご注文の方お伺いします……って何しに来たの?」

カウンター越しからにへらと笑い俺様を迎えたのは彼女。

「客に向かって何しに来たとは教育がなってねぇな」

「も…申し訳ございません…」

可愛くない反応を見せるから、意地悪く言ってやった

「適当に見繕ってくれ。美味くなかったら許さねぇからな」

「お客様の舌は大分肥えていらっしゃるのでお口に合うかはわかりませんが善処します」

ったく屁理屈ばかり並べる口だぜ。一言も二言も多い。
だがそれでも笑顔で作業を熟す姿は…いいんじゃねぇの。

客受けのいい接客。なかなか様になっている。俺様の前でも緊張せずに堂々としているなんざ、さすがは俺様の女だ。

忙しく滅多に会えねぇから時間が取れた今日、気持ちが逸りつい店に来ちまったがこの調子じゃ早く上がれはしねぇだろ

「もう少々お待ち下さい。つか忙しい時間に来る事ないのに…」

「忙しい時間だからこそ接客の良し悪しがわかるんだぜ?」

「なんか査定みたいで嫌だな…」
「真意はお前の働く姿が見たかったんだがな。…まだ上がりじゃねぇのか?」

「閉店まで無理!ましてやこんな忙しい時間に上がれる訳ないでしょ?」

「しょうがねぇな……おい店長!」

早く帰れねぇなら一足先にでも土産を頂き我慢してやるか

『はい、何でしょうか』

「持ち帰りたいんだが…」

少し遊んでやってからな。

『はい、お持ち帰りも出来ますので遠慮なくおっしゃって下さい』

「だが、持ち帰ると後々厄介なんでな。味見だけでもと思ってな」

『はぁ…』

「歯切れ悪いぜ?出来るのか出来ないのかはっきりしろ!」

この店長、俺様だったら再教育し直すぜ?歯切れが悪すぎる

『…はい!御望みの物がありましたら…』

しかも挙げ句の果てにはコイツに助け舟出して貰おうとは…情けない。

だが、いい場所に来やがったじゃねぇか。

「味見はコイツだ」

腕を引っ張ると何が起きたかわからない間抜けな顔したコイツの唇を奪う

どよめく店内。そんなものは俺様には関係ない。今連れて帰れねぇならこれ位させて貰うの当然だろ。

「流石は美味いぜ…閉店後にまた来る、邪魔したな」

固まったコイツの唇を頂き満足し、止めてあった車に乗り込んだ

走り出した後、バックミラーに映った姿を見て大笑いしたな。

後でうんと可愛がってやるから覚悟しな。甘い声で啼かせてやるぜ?