あぁ…
なんで俺はコイツと酒を飲もうと言い出したんだ?
そしてなんで組み敷かれているんだ?
いや、最初はこうじゃなかった。
「だから、僕はあれじゃ駄目だって言ったんです!なのに斉藤さんは…」
「しょうがないだろ?あれは技術者に任せるしかないんだし…つか、いつそんな事言ったんだ?」
「…今です」
「はぁ?今言ったところで…」「だからあんな結果になったんですよ?わかってますか、おじさん!」
言葉を被せクダを巻くバニーちゃん。
目は据わり支離滅裂な事を言うわ、言うわ。
こういう時は大人しくするに限ると思いきや…
「僕の話、聞いてます?…いつもそうだ…いつだっておじさんは僕の話聞いてくれないんだ…」
おお~い!
いきなりこう来たか!
なんで急に泣くかなぁ。
「ちゃんと聞いてるって。バニーちゃんはいつも頑張っている。それは俺が1番良くわかってるって」
「本当ですか?」
「俺達、パートナーだろ?」
これで納得してくれないと、面倒なんだよ…
こういうタイプは。
「虎徹さん…」
いきなり名前呼び出したぁ!
なんだ?
距離が縮まってきたぞ?
ジリジリと近寄ってくるから、ジリジリと後ずさりする。
「バニーちゃん…目がいってるって」
「僕の事、嫌いですか?僕は虎徹さんの事大好きです」
「ばっ…馬鹿、嫌いとか好きとか……!!」
壁に追いやられた上にキスされたとは!
しかも手!!
手は俺の股間に!!
「僕が気持ち良くさせてあげます…」
って…今に至る訳だ。
さぁて…どうするかな。
もうなすがままだから、口元はキスの嵐で涎塗れだし、手はやたらと股間触るからいい感じに硬くなっちゃったし…
しゃーないな、
「バーナビー、いいんだな?」
意を決しバニーちゃんに言ったらコクンと頷き抱き着いてきた
…と思ったら寝てる!
「どうしろっていうんだ、この状態」
人の事、その気にさせてこの結果かよ。
もうコイツとはぜったい酒を飲むかってんだ。
はぁ…しかし可愛い顔して寝てるもんだね。
とりあえずソファーに運んで毛布掛けて…っと、ついでにキスを一つ
「おやすみ、バーナビー」
バニーちゃんの七変化に完敗しながら乾杯…
~完~
