迷ったり悩んだりするからこそ、前に進める | 立ち止まったハートが前進する!未来が視える奇跡リーディング

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こんにちは。
マスター・ヒプノセラピストの三九碧(さくら)です。
 

去年、サロンをオープンする前、この本を読みました。

 

 「パンとスープとネコ日和」 群ようこ ハルキ文庫

 

9784758437622

 

この本の主人公のアキコさんがお店をオープンするのと、自分が夢だったサロンをオープンするのを背中押しされるように読みました。

オープンするまでのワクワクした気持ちと、オープンしてからの忙しさや高揚感がどことなくリンクしていました。

自分のお店をどんなお店にしていくのか、どんなポリシーをもってやるのか、そこもとても共感できました。

 

アキコさんが自分のお店で出している美味しそうなベーグルのサンドイッチやスープ、そして、大すきなネコちゃんが描かれているところも大すきでした。

 

母を亡くした(そのおかげで自分の店を持てるのですが)アキコさんにとって、飼い猫のたろちゃんだけが大切な家族でした。

 けれどある日突然、アキコさんは大切なねこのたろちゃんを失ってしまいます。

いつも仕事を終え、部屋に帰ってくると「ぐふう、ぐふう」と鼻息荒くアキコさんに甘えていた、たろちゃん。

呆然自失となったアキコさんですが、泣いてばかりはいられません。

チカラを振り絞り、仕事をがんばります。

 

雇っている気立ても体格も良いしまちゃんのあだ名は「メガ地蔵」

アキコさんは「福笑い」

 力強い助っ人を得て、アキコさんは少しずつ元気になっていくのでした。

 

この本を読んだ時は、「ああ、そうだね。よかった、よかった」と、思いました。

 

そして去年、2014年。

サロンをオープンして1年目、いろんなことを体験しながら、何とか乗り越えることができました。

 

年末にこの本の続編が出たことをに知り、お正月休みに読もう、と取り寄せ2015年初めて読んだ本が、これでした。
 

  「福も来た」 群ようこ 角川春樹事務所

9784758412513

 

前作から半年~1年後の設定のようです。

オープン当初の忙しさもたまにしかなく、これからどうなるんだろう?という不安。

 

家賃は持ち家だからかからないけど、雇っているしまちゃんにお給料も払って行きその先は、メニューもこのままでいいのか?

お客様は来てくれるのか?商売として続けていけるのか?

いろんなことをアキコさんは考えます。

 

それは、まさしく去年の自分のようでした。

 

自宅サロンをしている時は、外に自分のサロンを持つことが夢であり目標でした。

自宅でしている時は、経費もさほどかからず気楽にやれていました。

 

でも、どうしても「サロン」という自分の城が欲しかったのです。

今は、わざわざ外にサロンを持たなくても自宅でやっている方も多く、いろんなやり方があります。

けれど、どうしてもやってみたかった思いが自分の中にありました。

次に行かないと、その先に目指すところには行けない、そう思っていたのです。

 

そして運よく場所にも呼ばれてサロンもオープンできました。

そこからいろんな葛藤が始まりました。

 

サロンを出す前に、とりあえず1年は何とかやっていけるよ金銭的にも余裕を持ってスタートしました。

家賃、という少なくもない経費を毎月ねん出していくのは、予想はしていましたがとても重いプレッシャーでした。

 しかも店舗としての契約なので、引っ越すときは半年前に告知しなければなりません。

 

頭で考えていたよりも現実はシビアで、どこかいつもお金の支払いが頭にありました。

そうやって自分で自分の首を締めていたようです。

それも実際にサロンを出してやってみたから、わかること。

 

アキコさんがいろんな人に助けられたりアドバイスをもらうように、わたしもツインソウルや仲間や友人に助けられたり、悩みを聞いてもらったり助けてもらいました。

 

今はいろんなセミナーやコンサルもあって、もっとうまくやっていく方法や集客できる方法もたくさんあります。

それらに従ってやっていけば、ある程度の実績は出来るのだと思います。

少しお金はかかるけど、楽だし、自分の強みや売りもハッキリわかって、投資したお金もすぐ回収できるでしょう。

どんなやり方でもいいのです。

自分が望むのなら。

 

でも、わたしの望むのはそれではありませんでした。

アナログだけど、こつこつと。

 

アキコさんが、人の口に入るものを大切に考えて材料から選び、その人た達との信頼関係を大切にしてこつこつやっていくように。

アナログなやり方で、ご縁がつながり見つかる人には見つかる魔法のサロンで。

 

 
 

この本の中で何度も目に留まったが「ぶれない」という言葉。

1人でやっていると、ほんとうにここが大切です。

 

アナログに気づくまで去年、わたしは何度も「ぶれた」から(笑)

そのたびに、迷い、悩み、落ち込みました。

 

わたしと少し同じような状況になったアキコさんも、こんな言葉をもらいました。
 

「迷ったり悩んだりするからこそ、前に進めるんじゃないですか。

でも気持ちの根っこの周辺の表現は変わっていても、根っこは変えないのが大事だと思いますよ。

今は平気で自分に利があるように、都合がいいように根っこを変える人が多いから。」

「根っこがちゃんとしていればいいんですよね」

「そうです。そこさえちゃんとしていれば、枯れることはないと思いますよ。」

 

これね、わたしにとっても大切なメッセージでした。

 

夢や目標を追いかけている時は、ワクワクしててとっても楽しいのです。

その夢を叶えたり達成した時に、脱力感や不安が出てきます。

でも、そこであきらめずに投げ出さずに、迷ったり悩んだりして前に進むこと。

そうすると、脱出の糸口が見えてきます。

 
 

アキコさんのお店の向かいにある喫茶店のママさん(鬼軍曹)は、商売の先輩として何かとアキコさんのことを気にかけ、声をかけてくれます。

そして、自分がひいきにしている夫婦のしている美味しいイタリアンのお店に連れて行ってくれました。

(また、ここに出てくる食事が目の前で湯気が立っているように美味しそうなの!!)

 

そのお店は開店して8年目。

それまでもいろんなことがあったようです。

その店の店主であるお父さんはこう言いました。
 

「まあ、何の商売でも店主がちゃんとしていれば何とかなるんですよ。

何かあった時に、あたふたしてとっちらかるのがいちばんいけないね。

長いことやっていれば、いいときもそうでないときもありますから。」

 

わたしは商売家で生まれ育ちました。

母の実家の呉服屋は40年ほどで店をたたみました。

実家の父は祖父の代から商売を始め、細々と今で60年くらいでしょうか。

だんなさんもおじいさんの代からの散髪屋さんで、3代目です。

 

そう考えると、わたしの仕事はやっと18年目に入り、まだまだひよっこです。

何もない方が、おかしいですよね。

継続は力なり。

アナログでもこつこつと続けていき、必要としているお客様に喜んでいただく。

それが、わたしの気づいたことでした。
 

 アキコさんも試行錯誤しながら、糸口を見つけたようです。

するとそこに、しまちゃんが亡くなったたろちゃんそっくりの新しいネコちゃん兄弟を連れてきます。

新しい家族であるネコちゃん達との出会い。

 

亡くなったたろちゃんと同じように「ぐふう、ぐふう」と甘えてきます。

それも2匹の兄弟で!

 

「福」も来たのです。

 

そう、時にはぶれたり悩んだり迷ったりしながらも、あきらめずにやり続けていたら福も来るのです。

読みながら何度も胸をつかれたりほっこりした、2015年の1冊目にふさわしくうれしい本でした。

 

 

美味しい食べ物と、かわいいネコちゃんにも癒されながら、ハッという気づきも見つかるおすすめの本です。

 

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