今年読んだ本の中で、一番わたしに影響を与えた、と
まちがいなく思える一冊。
梨木 香歩さんの「雪と珊瑚と」
まったく、何の期待もなく読んだこの本が
ものすごく心にずんずん、土足で入ってきて
読みながら、ビックリしました。
親にネグレクトされ、シングルマザーになった雪が
珊瑚、という自分の赤ちゃんを抱え
たくさんの方に支えられてカフェをオープンして自立していく
というストーリーです。
小説だから、こんな風にうまくいくわけないじゃん!
と、いう思いよりも何よりも
20歳の女の子が、借金してでも前に進んで
自分のお店を持つのだから、わたしにもできないわけはない!
でした(笑)
この本を読んだのが、たしか3月。
それから
勇気やら覚悟やらをあたためて、実行に移したのが8月末。
そして10月6日のオープン。
人間、やればできるもんですね。
正直、オープンするのは多少の小金があればできること。
大切なのは、それを継続し、維持し、育てていくこと。
来年はしっかりとそこに意識を向けて
サロンを育て、いろんなことにトライして
たくさんの笑顔の花を咲かせ思います。
わたしは、難しい本よりも
いつも小説やエッセイから、メッセージやヒントを受け取っているようです。
このお正月休みも、読む本を7冊位キープしています。
ほとんど小説系ですが。
来年はどんな本に出会えるでしょうか?
楽しみです。