みなさん、大変ご無沙汰しております(._.)

2か月の間、ブログを放置しておりました。

この間、わたしにとって大きなチャレンジが続いていて、

なかなかブログに向かうことができませんでした。

 

 

この間に何があったのか、を書いてきますm(_ _)m

 

 

1.言語学習センターの仕事

 

アルバイト先の一つである言語学習センターで漢字検定を開催しました。

日本語科の先輩講師たちが1年前に始動させたプロジェクトです。

この学習センターやこの地域で日本語を学ぶ人たちの意欲向上に役立ててほしい、という願いから実現できました。

 

わたしはサポート役なので、これといった大変な思いや仕事をしていませんが、

もう一つのバイト先(そこも日本語教育機関)への宣伝や当日の準備、試験監督などをさせてもらいました。

 

漢検は日本人にとっては大変意義深いものではありますが、

外国の人たちにすると「なんだ、それ。」というものです。

ですから、言語センターの上の方たちに理解して、行動に起こしてもらうことはとても大変でした。

 

いろいろあったけど、なんとか受検者全員が無事に受けることができました。

 

漢字の能力を測るためには、読み書きだけではなく、漢字の持つ意味、書き順なども問われます。

 

言語センターの生徒のみなさんは勉強を本当によくがんばられました。

受検したみなさんが全員合格しますように🙏

 

 

2.失敗できない

 

6月はじめに失敗ができない2つの仕事をさせてもらいました。

 

その一つは、12月のブログで愚痴った「お騒がせジャネット」さんとの演奏です。

このジャネットさんはオーボエ演奏者で、バイト先の音楽教室の同僚となる先生でもあります。

 

ジャネットさんが12月のチャリティ演奏をするとき、

わたしに伴奏を頼んでくれました。

短い期間でのたくさんの演奏曲の練習。

合わせのとき、マシンガンのように浴びせてきた注文。

がんばってこなしましたが、ノーギャラだったのでみなさんに愚痴を聞いてもらいましたm(_ _)m

 

 

それから数か月後の4月。

ジャネットさんから「また一緒に演奏しない?今度は謝礼を支払うから。」と、言われました。その金額は150ドル。

 

 

え?

お金くれるの?(・・;)

しかも150ドルも?!

しかも今回の演奏曲数は4曲。

 

 

じゃあ、やろっかなー・・・。

 

 

と、引き受けることにしましたm(_ _)m

 

 

今回の演奏は若くしてガンで亡くなった遺族のためのチャリティー音楽祭出演とのことです。

オーボエ、ピアノ(キーボード)、そしてボーカルのアンサンブルです。

演奏曲はアメリカの古き良き歌ばかりです。

その中にガーシュインの曲もありました。

 

 

本番の2週間前に演奏曲の楽譜を渡され練習しましたっ。

全く知らない歌。

譜読みが辛いです。

でも今回はお金をいただきます。

だから絶対に失敗&できないは許されません。

必死で譜読みをして合わせに臨みました。

 

 

歌は楽譜通りに進んでいきますが、

ジャネットさんが途中でアドリブを入れていきます。

だから自分が今、どこを、何を弾いているのか分からなくなりました💦

 

 

「きれいに弾かないでっ。ピアノでドラムを表現してちょうだいっ。強い音で叩くような音で弾いてっ。」

 

 

和音の構成音が多いところは、ミスを防ぐために音を1つ、2つ、ぐらい省いて弾いたら、「書かれている音を全部弾いてっ!ガーシュインは一つでも音を省いたら彼の音楽でなくなってしまうっ!」

 

 

などなどの注文も受けました💦

 

 

今回はその他の音楽家の出演もあるため、念入りに合わせを2回行いました。

最後の合わせでも怪しいところがあったので本番がとても心配でした。

 

 

本番は100点には及びませんでしたが、

心配していた大事故を起こしませんでした(;´Д`)

 

 

音楽は楽しいけど、雇われての演奏は重大な責任が伴います・・・。

この責任感を負うことはわたしには荷が重いです。

 

 

2つ目は、牧師先生たちの礼拝奏楽です。

これはジャネットさんとのアンサンブルの翌々日にありました。

 

神学校から教授先生がやって来て、牧師先生たちに講義をするという集会がわたしたちの教会で3日間開かれました。

その3日間、毎朝小さな礼拝が行われましたが、

その奏楽をさせてもらいました。

 

 

去年もこの集会で奏楽をさせてもらいましたが、

わたしは大失敗してしまいました。

だから今年はわたしにはこの役が回ってこないと思っていました。

でも牧師先生が「やってごらん。」と言ってくれました。

図々しいわたしは「はい、やってみたいです。」と返事をしました。

 

 

小さな礼拝といえども、礼拝のプロ(牧師)が集う礼拝です。

だから入念な準備が必要ですっ。

失敗も絶対にしてはいけないですっ。

 

 

この奏楽に大事故を起こさせないためにレッスンに行きました。

事情を先生に伝えると、賛美歌を丁寧に教えてくれました。

 

 

集会前には録音して、自分が弾いた賛美歌や典礼に合わせて歌ってみました。

おかしいと思ったところは修正。

レッスンの仕上げは録音で確認です。

 

 

そんなこんなで準備して緊張して礼拝に臨みましたが、

3日間とも大事故を起こさずにすみました(;´Д`)

(もちろん小事故は発生。)

 

 

緊張が続いた「弾く」。

予想していた壊滅的な失敗を起こさずに終えることができました。

(小事故で抑えられたことは、わたしにとっては上出来なのです。)

 

 

そして、それぞれのアルバイトが夏休みに入ったので、

ゆっくりするんだー、何も考えないんだー、と

グータラする日突入を楽しみにしていました。

 

 

3.家

 

今年の夏は2年ぶりに日本に帰省しようと思っていました。

今回の帰省も家族の様子を見に帰ることを目的にしました。

 

 

帰る日の5日前。

今、借りている家の家主さんから「家を売りたいから出ていくか、この家を買うか。早急に決めてくれ。」との連絡が仲介している不動産屋から入りました。

 

 

不動産屋に詳しく聞くと、家主さんはすぐにでもこの家を売りたい。

わたしたちがもし買うのであれば約3500万円で買ってほしい。

買わないのであれば、7月末までに出ていってほしい。

 

 

とのことでした。

 

 

家を買うにしたって、1か月でそんな大きなお金を用意できません。

銀行のローン審査だってそんなに早く下りません。

それに今アメリカの金利は7%です。

こんな時に家を買えません><

普通は無理なことです。

その無理を飲めっというのが、アメリカ社会です。

 

 

となると、大急ぎで8月から住める賃貸物件を探さなくてはいけません。

ピアノ&4匹のねこ。

これらを伴うとなるとアパートは無理です。

一軒家を探さなくてはいけません。

 

 

5日後に日本に帰るというのに。

やっと緊張が続く仕事が全部終わってゆっくりしようと思っていたのに。

なんでこんな難題がふりかかるんだろう・・・。

日本への帰省はキャンセルしないといけないかな・・・。

でも航空券、高かったからキャンセルはしたくない><

 

 

と、思いっきり落ち込んでしまいました。

 

 

でも落ち込んでいる時間はありません。

インターネットで調べたり、車で回りながら、

この町内の賃貸物件を探し始めました。

この町にはケネスさんもいるし、出張奏楽のメソジスト教会もあります。

それになんて言ったって、生活費が安く住む田舎町なので

ここから離れられないです><

 

 

こんな田舎でも今は家の値段が上がっています。

いいな、と思った家の家賃はわたしたちの経済状況に見合った金額ではありません。

まあなんとかなるかな、と思った金額の家は住むにはちょっと・・・。

という環境や状態の家です。

(廃屋のような古さ。両隣の家の庭にはゴミが散乱している。風が吹いたらそのゴミが確実にこっちにやって来ます。)

 

 

賃貸は諦めて家を買うしかないのかな、、、、と思っていたら、

仲介してくれてる不動産屋から、まだマーケットに出していない

賃貸物件を2件紹介してくれました。

しかも今住んでいる家と同じ家賃です。

小ぶりの家で古いけど、今のわたしたちには十分な居住空間です。

今、住んでいる家から車で10分もかからないところにあります。

周りの環境もそんなに悪くないです。

 

 

不動産屋は、わたしが日本に帰るまでに家の様子を見たほうがいい、と

言ってくれて、帰省前日に紹介してくれた家を見せてくれました。

今は修復中で床などをきれいに張り替えていました。

壁も塗り直していました。

車のガレージはないし、水回りも古いけれど、

わたしは神さまがここに導いてくれているのかな、と思えました。

 

 

まだ契約書を結ぶ、というところまで来ていませんが、

8月から住む場所がなんとかなるのかな・・・という希望の光が差し込んできました。

 

 

ということで、前日に日本に帰省することを決めて、

あくる日に飛行機に乗り込みました。

 

 

アメリカも多くのホームレスの人がいらっしゃいます。

日本のYoutuber の方たちで、アメリカに来てアメリカのホームレスの方たちを姿を映してネガティブなことを仰る方がチラホラいます。

 

 

でも、今回の経験を通して、誰もが明日はホームレスになる可能性は持っていることがよくよく分かりました。

 

 

アメリカでは家主さんから「出ていってほしい」と言われたら、

45日から60日の間に出ていかないといけないという法律があるそうです。

賃貸にしても、買うにしても、まとまったお金が必要です。

さらに引っ越しには元気な体が必要です。

 

 

引っ越しは1年前ぐらいから計画して準備していきます。

それを急に1か月半でこなすって、かなり大変なことです。

わたしたちがもし健康でなかったら。

身の丈にあった物件を紹介してもらえなかったら。

ホームレスになっていたかもしれません。

 

 

今回の帰省が終わったらすぐに引っ越しと掃除です。

今の家に10年ほどお世話になりました。

いろんな思い出がつまった家。

こんな形で出ていくとは思いもしませんでした。

 

 

今の時点で、紹介してもらった物件に確実に住めるという状況ではありませんが、

なんとか8月からそこに住めるよう祈っています🙏

 

 

ということで、引っ越しが落ち着くまでブログを書けないかもしれませんが、

みなさんも心の隅っこで応援してくれたら嬉しいです。

 

 

住む家がなくなるって本当に怖いです><

 

 

8月からも屋根のあるお家に住めますように🙏