アドベンドに入りました。
わたしたちの教会でも、アドベンドの賛美歌を歌い始めました。
その歌の中で素敵なことを学んだので日記に書き残したいと思います(*^^*)
わたしたちの教会では、毎年この賛美歌をアドベンドの礼拝で歌います。
「主よ、どのようにあなたにお会いしたらいいでしょう」
原曲の題名「Wie soll ich dich empfangen」
<1番の歌詞>(英語からのかろやん訳なので間違っているかも💦)
主よ、どのようにあなたにお会いしましょう。
どのようにあなたをお迎えしましょうか?
あなたの民は、あなたを迎えることを待ち望んでいます。
わたしの希望、わたしの心の喜び!
力強い主よ、最も聖なる神よ、
わたしの胸の内に、あなたの灯をともします。
あなたのみこころに適うよう、
心を低くしてお待ちします。
この歌は、Lutheran教会で崇められているPaul Gerhardt が歌詞を書きました。
メロディは Johann Crüger によって作曲されました。
歌詞もメロディも、優しくてあたたかさにあふれています。
ずっとこの歌を大好きでいますが、この歌には何かヒミツがあるのでは?と思い、
いろいろ探ってみましたが、このことについての情報を見つけることはできませんでした。
でも、ふと2年前の夏の神学校の音楽講習会で受けた講義を思い出しました。とある講義の中で「Bachは賛美歌の歌詞を重視していた」と先生が言われていました。
「クリスマスは希望の誕生という喜びでもある。
でも同時に、イエス・キリストの苦難が始まるスタートの日でもある。」
先生はこの言葉を言い終わったあと「主よ、どのようにあなたにお会いしたらいいでしょうか?」の 賛美歌の歌詞を読み上げました。
そしてクリスマス・オラトリオでは、Bach先生がこの歌を「血しおしたたる」で表したことを教えてくれました。
Bach先生は、わたしたちとは違う視点でクリスマスを迎えていたんだな。
それをこの歌から知ることができました。
クリスマスは喜ばしい日である。
でも、イエスが十字架に向かう始まりでもある。
今年のクリスマスはBach先生が見ていたクリスマスを感じながら過ごしたいな、と思いました。
賛美歌は小さな音楽です。
でも、ときに強く心ひかれるものもあります。
それは、何か大切なメッセージをわたしたちに届けようとしているのかもしれません。
これからもそんなメッセージを受け取れるよう、一つ一つの賛美歌をスルメのように味わって弾いたり歌ったりしていきたいです(#^.^#)