たまごが高いです~💦(/_;)

 

 

今、この国はたまごが異常に値上がりしています。

このたまごは、オーガニックでも何でもない、

ふつうの卵です。

しかもこのスーパーマーケットはディスカウントのお店です。

(ALDI というお店です)

 

1ドルを100円とすると、470円。

消費税を入れると500円です。

去年は100円以下で買えたたまごが、とんでもないことになっています💦

 

 

今、目玉焼きやゆで卵は高級料理です。

 

 

ヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコ

 

 

 

 

話は変わって、今日は1月の終わりに、わたしたちの小さな町にベーゼンドルファーのインペリアルがやってきたお話を書きます(^^)/

 

 

1月30日の月曜日。

ケネスさんから電話がありました。

 

 

 

ケネスさん:「明日は予定通り、ベーゼンドルファーのピアノが来るぞ。搬入にあんたも立ち会え。弾かせてやるぞ。」

 

 

と、言ってくれました。

もちろん、行きます~!!(^O^)/

 

 

 

と、いうことで明くる日の1月31日火曜日の午前、ケネスさんたち、町の有志の人たちによって再建された町民ホールに行きました。

 

 

ケネスさんとピアノの到着を待っていると、1台のトラックがやってきました。

 

 

となりの州、ジョージア州から5時間かけてやってきました。

ベーゼンドルファーの直売店が1番近いところはジョージア州なのだそうです。

 

 

3人の若いお兄さんがトラックから降りてきました。

え?この方たちが、高級ピアノをホールに下ろして、ピアノの組立をするの???

 

 

だ、大丈夫かなあ💦

 

 

と、よけいなお世話といってもいい心配をしていると、

ケネスさんの指示に従って、3人のお兄さんはテキパキとピアノをトラックから下ろし始めました。

 

 

 

 

トラックをホールの搬入口につけて、ピアノを下ろします。

 

 

 

まず、ピアノの足から運びこまれました。

 

 

 

大きなピアノだから、コロコロ(なんて呼べばいいの?💦)も大きいし、2つも付いています!

 

 

そして、ペダル。

 

 

椅子も運ばれました。

インペリアルにふさわしい、高級感ただよう椅子です💦

 

 

毛布に包まれたピアノの体も運びこまれました!

 

 

毛布を取って、足を付けていきます。

ひゃ~!!でかいなあ~!!!@@💦

 

 

 

 

お兄さんたちは、あっという間に足を付けていきました。

 

3本目の足とペダルは、ピアノを起こした状態でつけるようです。

(3本目の足のところに、仮の足を置いています)

 

ピアノの横の「Bösendorfer」の文字もステキですラブラブ

 

 

 

手で大きな足をくるくるっと付けていきます。

 

 

ペダルも手作業で付けます。

 

 

作業を見守る、ホール再建の有志(実行委員)のみなさま。

 

 

足とペダルがついたら、ピアノの弦を見せてくれました。

 

 

大きい~!!!

弦が長い~!!!@@💦

ピカピカ~!!!!

 

 

そして、待ちに待った鍵盤です!

 

 

本当に黒い鍵盤がある~!!!

 

 

 

 

実行委員の人:「これが、ケネスが言っていた『高級ピアノ』かあ~。」

 

 

 

ピアノの組立が完了したら、お兄さんたちはピアノを磨き出しました。

ピカピカになるまで、丁寧に布と特別なクリーナー剤で磨いておられました。

 

 

最初、「この人たち、大丈夫???」と思っていましたが、

高級ピアノを扱う、経験豊富なプロフェッショナルな方たちでした💦

大変失礼いたしましたm(__)m

 

 

全ての作業が終わったら、ケネスさんが弾きました。

スポットライトもありますよ!

 

 

 

その後、私にも弾かせてくれました。

 

 

黒い鍵盤のところを弾いたら、聞いたことがない低音が鳴り響きましたっ。

こんな音ってあるんだ~💦

と、びっくりしました!!

 

 

でも正直なところ、音に豊かさを感じられませんでした。

きっと運ばれてきたばかりだし、場所や温度になじんでいないから

本来の音が発揮できていないんだと思います。

 

 

これからこの町になれて、町民のみなさんに愛されて、

美しい音色を奏でていくと思います(^^)

 

 

ケネスさんと私がピアノを弾いていたら、ある女性の方がいらっしゃって、ケネスさんと私のツーショットを写真に撮ってくれました。

この方は、この町の新聞を発行する会社のスタッフだそうです。

ピアノの紹介とわたしたちの写真を新聞に載せてくれるそうです(*ノェノ)

 

 

 

ケネスさんからゆっくり話を聞くと、このインペリアルは中古ピアノでした。

でも10年前に製造されたものだから、ほぼ新品です。

 

 

前の持ち主さんは、歯医者さんだったそうです。

もともとピアノが大好きで、退職した後にこのピアノを買ったそうです。

(インペリアルを家に置くなんて💦 どんな家に住んでたんだろう???)

 

 

でもせっかくのピアノと過ごした時間は10年ぐらいで、天国に旅立たれたそうです。遺族はこのピアノを売り、このピアノの新しい家族はわたしたちとなりました。

 

 

このピアノをわたしたちの町に寄贈してくださった方は、匿名を希望されているそうです。かっこいいな~!!!

 

その方は、楽器店が送ってきた請求書よりも多めのお金をケネスさんに渡したそうです。余ったお金は、他の必要ごとに使ってくれ、とのことです。

 

 

かっこいいーーーー!!!

 

 

と、いうことで、この町にインペリアルという新しい住民が加わりました。

みなさんが近くにいらっしゃったら、ぜひ弾きに来てほしいです。

 

 

ここはケネスさんの第二のピアノ部屋となっています。

だからいつでも弾きに来ていいですよ~!

使用料金は要りません(^_-)-☆