今日はみなさんにお礼を伝えたくて、日記を書いています。
一度も会ったこともない私のために、温かい気持ちと言葉いっぱいに応援くださって。
そして今回、新しい先生と再出発ができるようになったことを一緒に喜んでくださって。
とっても、とっても嬉しいです。
みなさんの優しい心に触れて、「この世の中にはこんなに思いやりに満ちたが人がいらっしゃるんだ。」と、人の優しさって、見えにくい足元にあふれているんだな、と気づきました。
私もみなさんのように、相手の幸せを願い、そしてともに喜べる人間になりたいと思いました。
応援だけでなく、人として最も大切なことを教えてくださるみなさんに、心からお礼をお伝えしたいです。
遅くなったけど、本当にありがとうございました!
もう、後ろを振り返らず、前だけを見て進んでいこうと思っていますが、つい最近、グレッグ先生がどうしておにぎりを大切にするのか、理由が分かりました。
学閥でした。
おにぎりが関わっている地元の教会は大きなバプティスト教会(アメリカ南部で強いプロテスタント教会)ですが、そこの牧師たち、全員が先生と同じ大学(神学校)の卒業生でした。
(先生の神学校は神学も音楽も学べるところ)
おそらく、その教会の牧師たちのコネでおにぎりはグレッグ先生と出会った。
そして、先生たちと同じ神学校(修士課程)を目指している。
アメリカの音楽の世界も学閥は非常に大切なものになるようです。
(マイケル先生もジョン先生も最終出身校は同じ)
だから、グレッグ先生はおにぎりを大切にし、そして可愛がっているんだと思います。
きっとおにぎりは先生や牧師たちと同じ神学校に進学し、学位を取って、そして同じ教派の教会で仕事を得るんだろうな。
そして、グレッグ先生と同じ学校の同士として、ずっとお付き合いが続いていくんだろうな。
このことを知って、私がどう頑張っても先生とは平行線のままだったんだ、とようやく悟りました。
だから、自分から一歩踏み出したことは、やっぱりよかったんですね。
そして、今回、新しい先生、マイケル先生のドアを叩いてみよう、と思ったもう一つの出来事がありました。
3月。
マイケル先生の教会で今年もBachの音楽祭が開かれました。
毎年、この街で活躍しているプロの音楽家たちがBachの音楽を6時間かけて演奏していきます。
合唱、室内楽、ソロの声楽、弦楽器、ピアノ、そしてオルガン。
と、様々なBach先生の音楽を高品質&無料でお届けしてくれます。
毎年、聞きに行っていますが、去年はマイケル先生がサバティカル(長期の有給休暇)だったので、残念ながらマイケル先生の演奏は聞けませんでした。
でも、今年はマイケル先生の演奏も聞ける、そしてグレッグ先生も演奏をされる、と聞いていたので、行ってきました。
私はグレッグ先生の演奏をコンサートというもので聞いたことはありません。
だから一度先生の音楽を生徒としてではなく、聴衆としてきちんと聞いてみたい、と思ったので出かけました。
それにマイケル先生の演奏も聞きたかったし![]()
マイケル先生の演奏はプログラム最初の4時からでした。
でも、バイトの関係で4時に向かうことができませんでした。
泣く泣くマイケル先生の演奏を逃しました。゚+(σ´д`。)+゚・クスン…
でも、6時30分からのグレッグ先生の演奏は聞くことができました。
私の大好きなBWV552のフーガを演奏されました。
先生のBach。どんな音楽だろう?どんな演奏をされるんだろう?
きっと迫力があって、心がジーンとするんだろうな。
と、思いながら聞いていましたが、
「先生はやっぱり忙しいんだ。」
と、思いました。
立派な演奏でした。
とても豪華なフーガで、豊かな音が礼拝堂や私達のからだを包み込んでくれました。
でも、聞いていてハラハラする音楽でした。
この曲は信仰にあふれて、神の大きな存在を感じられる堂々とした音楽です。
でも先生の音楽からは『忙しさ』が漂ってきました。
今のグレッグ先生は本当に忙しくて、心を落ち着けて音楽と向き合うこともできないんだ。
今の先生の音楽は芸術としての音楽ではなく、生活の音楽になっているんだ・・・。
と、思いました。
でも、先生の演奏が終わったら、会場のみなさんが大きな大きな拍手で先生を称えていました。
この後、バイオリンの演奏が始まったので、せっかくなので聞いていきました。
明くる日は朝早くからのバイトがあったので、バイオリンの演奏が終わったら席を立って教会を出ようとしました。
すると、プログラムに書かれていない、オルガンの演奏が始まりました。
今、私がときめいている 「 Aus tiefer Not schrei' ich zu dir BWV 686」でしたっ。
出だしの数小節を聞いて、「なんだ?!この音楽!?@@
」
と、びっくりしました。
心が捕らわれてしまいました。
曲調がそうなのかもしれないけど、一つひとつの音が深くて、強くて、そして荘厳です。
この曲は6声からなる曲ですが、それぞれの声部がはっきりと耳に体に伝わってきます。
そして、神への畏敬の念を感じられました。
神さまの慈悲、そして厳しさが頭をよぎりました。
聞いていて、心が熱くなりました。
こんな音楽は生まれて初めてです。
でも、なんとなく覚えがあります。
だれだろう?
どんな人が弾いているんだろう?
・・・もしかして![]()
演奏が終わったあと、演奏者の人がバルコニーに出て拍手を受け、そしてお辞儀をされました。下から見上げてみると、やっぱりマイケル先生でした。
プログラムの時間が繰り上がって、余りの時間ができたから、マイケル先生がその時間を埋めるために急遽、演奏されたんだと思います。
演奏会でBach先生のオルガン曲を演奏するとなると、大抵の方は「前奏曲とフーガ」のかっちりした曲を弾かれます。
でもマイケルはこの時期(受難)にふさわしい、そしてとっても難しい賛美歌のアレンジ曲をささっと弾いてくださいました。
マイケル先生は、Bach先生の音楽を愛して、そして敬意を払っていらっしゃるんだな。
演奏家でもあるけど、信仰を持って教会音楽のお仕事に従事していらっしゃるんだな。
と、感じました。
グレッグ先生のあとに、予定されていなかったマイケル先生の演奏。
すごく都合のいい考えだけど
これからマイケル先生のところへ行きなさい、と言われているような気がしました。
これもまた超・都合のいい考えだけど、マイケル先生が「おいで」って言ってくれているように感じました。 無理やり
そう信じて、シャーロンさんに相談することにしました。
この「Aus tiefer Not schrei' ich zu dir」は日本語だと、「深い悲しみ(苦しみ)からあなたに叫びます」 と、いう、受難の季節によく歌われる歌です。ルターが作詞・作曲したものです。
奏楽はとても難しい賛美歌だけど、すごく大切にしたい曲です。
歌詞の内容からしても、音楽として表現するにはとても難しいと思います。
仮に今の私がこれを弾けるようになったとしても、歌詞の内容通りに、苦しみの底から助けを求める叫びを音楽で表現はなかなかできないと思います。それこそ人生経験が必要な音楽だな、と思います。
でも私もいつか、これを弾けるようになってみたい、と思ってちょっとだけ譜読みしてみました。
両足で2声のフーガを弾いていきます。そして、手で4声のフーガ。
最初の1ページで、「やっぱ、無理。」と思いました![]()
でも、諦めずにコツコツ頑張ってみようと思います!何年かかるかな~?![]()
悲しみを表現するって本当に難しいです(´Д`;)
その人にしか分からない辛さ、苦しみだからかなあ?

