先週の木曜日、オルガン教室に行ってきました。
いつもは11:00AMからですが、先生の都合で10:30からになりました。
30分違うだけで、先生の教会の街の風景はいつもと違います。
車の量も少ないし、朝のゆったりとした雰囲気も残っています^^
こういう時間にコーヒー屋に行って、ボーッとしながら温かい飲み物を飲むのもいいですね^^ (いつもボーッとしてるけど(^^ゞ)
今日も先生は口笛を吹きながら、あったかいコーヒーも持って来られました。先生からはいつもコーヒーの良い香りがします。
私:「先生、おはようございます^^」
先生:「おはよう!ネコちゃんは元気ですか!?^^」
私:「はい、寝てばかりです。起きて、食べて、ゴロゴロして、また寝て、の繰り返しです。だから元気に過ごしています。」
先生:「知ってるよ!僕も小さい時ネコを飼ってたからね^^」
私:「はい、そのお話を覚えています。先生のネコはオレンジ色のネコです^^」
先生:「そうそう!そのネコはね、ネズミを取るのが上手だったの! でもお母さんが家の中で飼うのは嫌だって言うから、外猫だったんだよ。でもその頃は大きな納屋が我が家にあってね、そこでネコは過ごしてたの。家猫ってどうなの?外猫と、どう違うの?僕はもネコ好きだよ!犬よりもネコの方がいいかなあ?」
と、ネコの話を広げてくれます。
先生にとってネコなんて本当は興味ないと思います。
でも私に子どもがいないから、気を遣ってネコの話をしてくれているんだと思います。
相手の立場に立った話題を触れる素晴らしい先生ですね^^
先生、もし癒やされたい時があったり、寂しい時があったらうちのネコ、貸してあげますよ! ポン太をお貸しします。 さくらはムリかなあ?(^.^; (機嫌が悪かったら噛みつく癖があるから)
と、前書きが終わって教えてもらいました(^^ゞ
今日は教えてもらう讃美歌がなかったので、典礼音楽?を(通常の讃美歌とは違う、儀式的な歌?説明がこんなんでごめんなさい) を教えてもらいました。
キリスト教といっても、本当、宗派が違うと礼拝の内容が大きく違ってきます。私たちの教会では、歌って、歌って、これでもか?!って、ぐらい歌っていきます。「ルーテルはよく歌うからなあ。」と、嫌味で言われたりもするぐらいです。
だからケネスさんも、「ルーテルの代行は嫌だ。」と、言われます(^.^;
いつもは讃美歌に追われてばかりだけど、この日曜日に歌う讃美歌は全部教えてもらったので、今日は典礼の方を教えてもらいましょう。
こちらがオルガニスト用の典礼伴奏譜です。
牧師が読み上げる式文も書かれていて、この流れの通りに弾いていきます。小さな歌がいっぱいです。
先生:「これらの歌はどのタイミングで歌っていくの?」
と聞いてこられたので、礼拝の流れを知ってもらえるよう、先生に礼拝のプログラム?を渡しました。
いつもは11:00AMからですが、先生の都合で10:30からになりました。
30分違うだけで、先生の教会の街の風景はいつもと違います。
車の量も少ないし、朝のゆったりとした雰囲気も残っています^^
こういう時間にコーヒー屋に行って、ボーッとしながら温かい飲み物を飲むのもいいですね^^ (いつもボーッとしてるけど(^^ゞ)
今日も先生は口笛を吹きながら、あったかいコーヒーも持って来られました。先生からはいつもコーヒーの良い香りがします。
私:「先生、おはようございます^^」
先生:「おはよう!ネコちゃんは元気ですか!?^^」
私:「はい、寝てばかりです。起きて、食べて、ゴロゴロして、また寝て、の繰り返しです。だから元気に過ごしています。」
先生:「知ってるよ!僕も小さい時ネコを飼ってたからね^^」
私:「はい、そのお話を覚えています。先生のネコはオレンジ色のネコです^^」
先生:「そうそう!そのネコはね、ネズミを取るのが上手だったの! でもお母さんが家の中で飼うのは嫌だって言うから、外猫だったんだよ。でもその頃は大きな納屋が我が家にあってね、そこでネコは過ごしてたの。家猫ってどうなの?外猫と、どう違うの?僕はもネコ好きだよ!犬よりもネコの方がいいかなあ?」
と、ネコの話を広げてくれます。
先生にとってネコなんて本当は興味ないと思います。
でも私に子どもがいないから、気を遣ってネコの話をしてくれているんだと思います。
相手の立場に立った話題を触れる素晴らしい先生ですね^^
先生、もし癒やされたい時があったり、寂しい時があったらうちのネコ、貸してあげますよ! ポン太をお貸しします。 さくらはムリかなあ?(^.^; (機嫌が悪かったら噛みつく癖があるから)
と、前書きが終わって教えてもらいました(^^ゞ
今日は教えてもらう讃美歌がなかったので、典礼音楽?を(通常の讃美歌とは違う、儀式的な歌?説明がこんなんでごめんなさい) を教えてもらいました。
キリスト教といっても、本当、宗派が違うと礼拝の内容が大きく違ってきます。私たちの教会では、歌って、歌って、これでもか?!って、ぐらい歌っていきます。「ルーテルはよく歌うからなあ。」と、嫌味で言われたりもするぐらいです。
だからケネスさんも、「ルーテルの代行は嫌だ。」と、言われます(^.^;
いつもは讃美歌に追われてばかりだけど、この日曜日に歌う讃美歌は全部教えてもらったので、今日は典礼の方を教えてもらいましょう。
こちらがオルガニスト用の典礼伴奏譜です。
牧師が読み上げる式文も書かれていて、この流れの通りに弾いていきます。小さな歌がいっぱいです。
先生:「これらの歌はどのタイミングで歌っていくの?」
と聞いてこられたので、礼拝の流れを知ってもらえるよう、先生に礼拝のプログラム?を渡しました。
説教のテーマになる絵が表紙に飾られます。
経済的に苦しい教会ですが、毎週表紙はカラーです!
今週は、「イエスが結婚式に行って、かめの水をワインに変えた」というお話をもとに説教されていきました。(だから、かめと、「ワインになれ!」の絵です)
典礼の歌、全部聴いていただくには多過ぎるので、苦手な歌だけを教えてもらおうとお願いしましたが、最初から全部、聴いてくださり、また教えてくださいました。
先生:「じゃあ、僕が牧師役をするからね!」
と、先生が牧師が担当する式文を読み上げてくれました。
最初は開会の讃美歌、そして、「罪の告白と許し 」
そして、カンター(独唱者)による詩篇の読み上げ。(その日の礼拝の内容を伝える式文だそうです)
その後から、オルガンが入ります。
「祝福してください」と、いう詩を歌にしていきます。(こんな説明でごめんなさいっ)
先生:「これにイントロをつけてるの?」
私:「いいえ、牧師が言い終わったら、イントロ無しでひいていきます。前に一度つけたら、みんな戸惑って歌にならなかったんです。」
先生:「え~、イントロ無しで弾いてるの? でもね、もし僕があなたの教会の礼拝に出席したら、イントロは欲しいと思いますよ。だって、僕はこの歌どころか、あなたの教会の礼拝なんて全く知らないもの。新しく来た人のためにもイントロはつけてあげなきゃ!」
と、先生がこの短い歌にイントロを付けてくださいました。この4小節の短い歌を5回繰り返します。5回とも、それぞれにミニミニイントロを考えてくださいました。最初のコードを「ポーン」と弾くだけでもイントロになるそうです。
そして、「神に栄光あれ(Gloria)」
先生:「あなたはこの歌にどんなイントロをつけているの?」
私:「最後の4小節をイントロにしています。」
先生:「あらら、それはダメですよ。だって、それだと『ドのシャープ』で始まっているじゃない。それって、この調(ニ長調)の第7音になるでしょう?音楽は第7音からは始まらないよ。聞いてると変な感じがするの。 だからこのイントロは、最初の4小節+最後4小節にしていきなさいね。」
と、言われました。
そういえば、そうですよね。第7音から始まる音楽なんて聞いたことがないかも。
やっぱり先生に聞いてもらうことは大切ですね。間違った方向を修正してくださいますね(^^ゞ
この歌を歌い終わったら、会衆の人たちがワインと小さな炭酸せんべいのようなものを口にしていきます。(聖餐です)
それが始まりだすと、聖餐を取る間に歌う讃美歌を弾いていきます。
全員が聖餐を取り終えたら
「ヌンク・ディミティス」(日本語にすると、なんだろう??? 『シメオンという男の人が神殿に連れてこられた赤ちゃんイエスを抱き、感動して、感謝を捧げた歌?』)
を、歌っていきます。この歌を持って聖餐式を終えていきます。
この曲は変ホ長調の優しくて美しい旋律です。典礼の歌にしておくのはもったいないなあ、といつも思います。
先生もこの曲の美しさに気づかれ、とってもきれいな和声に変えて弾いていかれました。
先生:「掛留音を入れたり、ちょっと和声を変えたりして音楽にエッセンスを加えていきなさい。たった1つの音を加えるだけで音楽は大きく変わっていくの。塩やコショウと一緒だよ^^」
と、言われました。
この後は牧師の祝祷、そして閉会の讃美歌を歌い、後奏と、ずーーーーっと弾いていきます。楽譜の入れ替えが大変だし、音の組み合わせ直し?も大変だしで、いつも終盤はパニックになってます(_ _;)
典礼音楽から教えていただいた大切なことは、
・初めて訪れた人たちも、歌に入っていきやすいようイントロは必ずつけること。 典礼音楽はその教会、教会の癖?習慣で歌ってしまいがちな音楽だから、そうならないよう、歌に馴染みのない人の立場にたった奏楽をしていくこと。
・経過音、掛留音などを入れて音楽にエッセンスを加えていくこと。
でした。
典礼音楽は全部で5つのバージョンがあります。今回習ったのは、毎月第三日曜に歌うものです。今度はまた違うバージョンを教えてもらいましょう!
そして、今週も私のなんちゃて讃美歌アレンジを聞いてもらいました。
今日は、「Darwall's 148th」 という有名な讃美歌をアレンジしてみました。
ペダルでメロディを弾いていって、手は伴奏を弾いていきます。
ムチャクチャな出来上がりですが、自分では「あれ?なんか、良くできたんじゃない?(´゚д゚`)」って、思いました。先生の前で鼻を膨らませて弾いてみましたが、
先生:「和声はいいものがつけれてるよ!でもね、」
と、早々に駄目だしの「でもね」が始まりました(_ _;)
先生:「あなた、ここ、右手で2分音符で和音を弾いていってるでしょう? ペダルがメロディを担当しているのに、ソプラノが和音を『ジャーン』と弾いていくと和音の方が目立ってしまうし、強く感じてしまうよ。」
先生:「ここは右手と左手の音運びを入れ替えるか、ソプラノも動かしていきなさい。そうするとバランスの取れた音楽になりますよ。この歌をテーマにもう一度作ってみなさい。今度は2声でやってみたら?」
と、言われました。
作曲というのは、あくまで聞いていただく人のために行うものです。自分のため、自分の満足のために行うものではないですね。そんなことを考えずにやっていました。ルールに従いながら、そして聞いてくれる人の耳に心地良い音楽となるように考えていくかあ。
歴史に残る作曲家って本当にスゴイですね!!
オーケストラ曲を書くなんて、もっともっと大変な作業です。
才能と忍耐と追求心が強くないとできないことですね。
そう思うと、楽譜を広げる度に作曲者に感謝してしまいます。
「素晴らしい曲を作ってくれてありがとう。」と、いう気持ちになります。
先生:「あら、もうこんな時間だね。今から会議があるから行かなくっちゃ! ブクステフーデは今度弾いてね! で、あなたはブクステフーデ以外になにか曲を持ってたっけ?」
私:「もらった課題曲はブクステフーデだけです。」
先生:「じゃあ、他にもいるでしょう? もちろん讃美歌が一番大事。だけどあなたを退屈にさせたくないからね!どんな曲がやりたいの?クラシック?それとも教会の礼拝で使えるような曲?(現代曲って言う意味だと思います)」
わあ。
先生が「どんな曲をやりたいの?」って聞いてくださいました。
課題曲のリクエストを聞いてもらえるチャンスです!!
でも、すぐに「これをやりたいです!」って返事ができませんでした。「〇〇っていう曲を弾いてみたいです」って言えるものがないから、「えっと、えっと@@」と、慌ててしまいましたっ。
私:「じゃ、じゃあ、先生がこの前貸してくださった楽譜(讃美歌のアレンジ音楽)を練習してみます。」
先生:「そう!あの曲もいい音楽だからね、そうしなさい^^」
とのことです。
そして、レッスンのお礼を伝える時に、先生にケネスさんにも好評だったドイツのお菓子「ハヌータ」と、日本のお菓子「ショコラバターの木」をおすそ分けしました。
ショコラバターの木、というお菓子もとっても美味しいですね!日本からのお土産です。
先生:「え~!今日はドイツからのお菓子もあるの?」
私:「はい、ドイツのお友だちが送ってくれました。子どもたちと食べてください^^」
先生:「はいはい、これがドイツ、こっちが日本ね!あなたからはいろんな経験をさせてもらえるから楽しいですよ^^」
でも、先生は子ども思いのお父さんですから、自分は食べずに全部子どもたちに「食べなさい」と渡すんだろうな。親の愛は深いですね。
先生が会議に行かれたあと、練習させてもらいました。
課題曲のブクステフーデの曲を弾いてみました。
先週、先生がこの曲のために作られた音を思い出しながら、自分で音を作って弾いていきました。やっぱり本物のオルガンで弾くのと、我が家と教会の電子のオルガンで弾くのとでは全然違いますね!!
本物のパイプから出てくる音、風が作り出す音は心が穏やかになります^^
弾きながらこの曲の持つ本当の性格と云いますか、作曲者のブクステフーデが表現したいことが見えてきたような気がしました。
そして、初めてオルガンのコンサートに行った日のことを思い出しました。
定期的に無料で夕方に開かれていたコンサートでした。
お客さんはあまりいなかったと思います。
近所の人が音楽を聞きに立ち寄っていた、そんな感じでした。
素朴なオルガンの音がなぜか心地よくってボーッとひたすら聞いていました。
豪華な曲ではなかったと思います。今回の課題曲のような素朴な音楽でした。
ピアノを勉強していましたが、ピアノ音楽とは違う音楽の世界が見えたような気がしました。
あれから20年近くたって、私もオルガンを勉強するようになりました。(しかもアメリカっ) 20年前に「私もオルガンを弾いてみたいな。」という気持ちが叶ったことに今更ながらビックリです。
夢っていうのは、叶わないことがほとんどだけど、いつか、どこかで何かの形で叶うかもしれませんね^^
<オマケ>
練習し終わったあと、譜面台の楽譜を下ろそうとしました。そしたら、譜面台に置かれていた鉛筆が落ちてしまいました。
そして運悪く、足鍵盤の鍵盤と鍵盤の間に落っこちてしまいました><
こうなったら、もうお手上げです。取り出せません。
私:「ゲーッ!!やっばーーー!!・・・。ま、いっか!来週、先生に謝ろう~。」
と、独り言を大きな声で言いました。
でも、帰る用意をして礼拝堂の入り口に向かうと、誰かいるではありませんかっ!!Σ(゚Д゚)
おそらくこの教会の方です。その方が入り口付近で温度の調節の機械をメンテナンスされています。
全部、私の独り言が聞こえていたと思います。
日本語とはいえ、恥ずかしいですっ
小走りで礼拝堂を出て行きましたっ。
みなさんも独り言や歌を歌うときは、誰も見ていないことを確認して始めてくださいね!!
典礼の歌、全部聴いていただくには多過ぎるので、苦手な歌だけを教えてもらおうとお願いしましたが、最初から全部、聴いてくださり、また教えてくださいました。
先生:「じゃあ、僕が牧師役をするからね!」
と、先生が牧師が担当する式文を読み上げてくれました。
最初は開会の讃美歌、そして、「罪の告白と許し 」
そして、カンター(独唱者)による詩篇の読み上げ。(その日の礼拝の内容を伝える式文だそうです)
その後から、オルガンが入ります。
「祝福してください」と、いう詩を歌にしていきます。(こんな説明でごめんなさいっ)
先生:「これにイントロをつけてるの?」
私:「いいえ、牧師が言い終わったら、イントロ無しでひいていきます。前に一度つけたら、みんな戸惑って歌にならなかったんです。」
先生:「え~、イントロ無しで弾いてるの? でもね、もし僕があなたの教会の礼拝に出席したら、イントロは欲しいと思いますよ。だって、僕はこの歌どころか、あなたの教会の礼拝なんて全く知らないもの。新しく来た人のためにもイントロはつけてあげなきゃ!」
と、先生がこの短い歌にイントロを付けてくださいました。この4小節の短い歌を5回繰り返します。5回とも、それぞれにミニミニイントロを考えてくださいました。最初のコードを「ポーン」と弾くだけでもイントロになるそうです。
そして、「神に栄光あれ(Gloria)」
これにも先生がイントロを考え作ってくれました。
先生は初めて目にして聞く歌なのに、よくもまあ、こんなにすぐに&簡単にイントロをつけれますねっ
そして、その日の礼拝内容に関する聖書朗読が始まります。
・旧約聖書から。
・新約聖書から。
新約聖書の朗読が終わったら、「アレルヤ」を歌います。
先生は初めて目にして聞く歌なのに、よくもまあ、こんなにすぐに&簡単にイントロをつけれますねっ
そして、その日の礼拝内容に関する聖書朗読が始まります。
・旧約聖書から。
・新約聖書から。
新約聖書の朗読が終わったら、「アレルヤ」を歌います。
これは元気よくハッキリとしたタッチで弾いていきなさい!とのことです。
そして、4つの福音書の中からの朗読をしていき、讃美歌を歌い、そして牧師の説教が始まります。
ここでようやく、「フーッ」と緊張から解放されて落ち着けます^^ (この間にトイレに行くこともできます(^^ゞ)
そして、説教が終わったら、使徒信条をみんなで読み上げ、みなさんとの握手タイム、そして献金です。献金タイムにもオルガニストは何か弾いていきます。ベテランオルガニストは即興演奏をしていきますが、私はまだまだ、まーーーーーーーーだ、そんな芸はできないので、小品を弾いています^^;
でも、先月から牧師のメイダー先生と「ピアノとオルガン」のデュエットをしているんです♪ (簡単なやつです^^;) メイダー先生の専門はクラリネットですが、ピアノもとっても上手です。さすが名門音大(イーストマン音楽学校)を出られただけはあります。
このお話はまた次回にさせていただきます^^
ピアノとオルガンのアンサンブル、なかなか楽しいです!(でも合わせるのが難しいけどっ) これもアメリカならではの教会音楽の一つでしょうか?
そして、聖餐式が始まります。
これも牧師の式文の読み上げから始まり、会衆が歌でそれに応答していきます。
そして、4つの福音書の中からの朗読をしていき、讃美歌を歌い、そして牧師の説教が始まります。
ここでようやく、「フーッ」と緊張から解放されて落ち着けます^^ (この間にトイレに行くこともできます(^^ゞ)
そして、説教が終わったら、使徒信条をみんなで読み上げ、みなさんとの握手タイム、そして献金です。献金タイムにもオルガニストは何か弾いていきます。ベテランオルガニストは即興演奏をしていきますが、私はまだまだ、まーーーーーーーーだ、そんな芸はできないので、小品を弾いています^^;
でも、先月から牧師のメイダー先生と「ピアノとオルガン」のデュエットをしているんです♪ (簡単なやつです^^;) メイダー先生の専門はクラリネットですが、ピアノもとっても上手です。さすが名門音大(イーストマン音楽学校)を出られただけはあります。
このお話はまた次回にさせていただきます^^
ピアノとオルガンのアンサンブル、なかなか楽しいです!(でも合わせるのが難しいけどっ) これもアメリカならではの教会音楽の一つでしょうか?
そして、聖餐式が始まります。
これも牧師の式文の読み上げから始まり、会衆が歌でそれに応答していきます。
先生:「これには、最初のコードを『ジャーン』と弾くだけのイントロでいいかもね!」
と、先生がお手本で弾いてくれました。
そして、「神の子羊」(聖餐式の前によく歌われるようです)。
と、先生がお手本で弾いてくれました。
そして、「神の子羊」(聖餐式の前によく歌われるようです)。
先生:「あなたはこの歌にどんなイントロをつけているの?」
私:「最後の4小節をイントロにしています。」
先生:「あらら、それはダメですよ。だって、それだと『ドのシャープ』で始まっているじゃない。それって、この調(ニ長調)の第7音になるでしょう?音楽は第7音からは始まらないよ。聞いてると変な感じがするの。 だからこのイントロは、最初の4小節+最後4小節にしていきなさいね。」
と、言われました。
そういえば、そうですよね。第7音から始まる音楽なんて聞いたことがないかも。
やっぱり先生に聞いてもらうことは大切ですね。間違った方向を修正してくださいますね(^^ゞ
この歌を歌い終わったら、会衆の人たちがワインと小さな炭酸せんべいのようなものを口にしていきます。(聖餐です)
それが始まりだすと、聖餐を取る間に歌う讃美歌を弾いていきます。
全員が聖餐を取り終えたら
「ヌンク・ディミティス」(日本語にすると、なんだろう??? 『シメオンという男の人が神殿に連れてこられた赤ちゃんイエスを抱き、感動して、感謝を捧げた歌?』)
を、歌っていきます。この歌を持って聖餐式を終えていきます。
この曲は変ホ長調の優しくて美しい旋律です。典礼の歌にしておくのはもったいないなあ、といつも思います。
先生もこの曲の美しさに気づかれ、とってもきれいな和声に変えて弾いていかれました。
先生:「掛留音を入れたり、ちょっと和声を変えたりして音楽にエッセンスを加えていきなさい。たった1つの音を加えるだけで音楽は大きく変わっていくの。塩やコショウと一緒だよ^^」
と、言われました。
この後は牧師の祝祷、そして閉会の讃美歌を歌い、後奏と、ずーーーーっと弾いていきます。楽譜の入れ替えが大変だし、音の組み合わせ直し?も大変だしで、いつも終盤はパニックになってます(_ _;)
典礼音楽から教えていただいた大切なことは、
・初めて訪れた人たちも、歌に入っていきやすいようイントロは必ずつけること。 典礼音楽はその教会、教会の癖?習慣で歌ってしまいがちな音楽だから、そうならないよう、歌に馴染みのない人の立場にたった奏楽をしていくこと。
・経過音、掛留音などを入れて音楽にエッセンスを加えていくこと。
でした。
典礼音楽は全部で5つのバージョンがあります。今回習ったのは、毎月第三日曜に歌うものです。今度はまた違うバージョンを教えてもらいましょう!
そして、今週も私のなんちゃて讃美歌アレンジを聞いてもらいました。
今日は、「Darwall's 148th」 という有名な讃美歌をアレンジしてみました。
こんな歌です^^
ペダルでメロディを弾いていって、手は伴奏を弾いていきます。
ムチャクチャな出来上がりですが、自分では「あれ?なんか、良くできたんじゃない?(´゚д゚`)」って、思いました。先生の前で鼻を膨らませて弾いてみましたが、
先生:「和声はいいものがつけれてるよ!でもね、」
と、早々に駄目だしの「でもね」が始まりました(_ _;)
先生:「あなた、ここ、右手で2分音符で和音を弾いていってるでしょう? ペダルがメロディを担当しているのに、ソプラノが和音を『ジャーン』と弾いていくと和音の方が目立ってしまうし、強く感じてしまうよ。」
先生:「ここは右手と左手の音運びを入れ替えるか、ソプラノも動かしていきなさい。そうするとバランスの取れた音楽になりますよ。この歌をテーマにもう一度作ってみなさい。今度は2声でやってみたら?」
と、言われました。
作曲というのは、あくまで聞いていただく人のために行うものです。自分のため、自分の満足のために行うものではないですね。そんなことを考えずにやっていました。ルールに従いながら、そして聞いてくれる人の耳に心地良い音楽となるように考えていくかあ。
歴史に残る作曲家って本当にスゴイですね!!
オーケストラ曲を書くなんて、もっともっと大変な作業です。
才能と忍耐と追求心が強くないとできないことですね。
そう思うと、楽譜を広げる度に作曲者に感謝してしまいます。
「素晴らしい曲を作ってくれてありがとう。」と、いう気持ちになります。
先生:「あら、もうこんな時間だね。今から会議があるから行かなくっちゃ! ブクステフーデは今度弾いてね! で、あなたはブクステフーデ以外になにか曲を持ってたっけ?」
私:「もらった課題曲はブクステフーデだけです。」
先生:「じゃあ、他にもいるでしょう? もちろん讃美歌が一番大事。だけどあなたを退屈にさせたくないからね!どんな曲がやりたいの?クラシック?それとも教会の礼拝で使えるような曲?(現代曲って言う意味だと思います)」
わあ。
先生が「どんな曲をやりたいの?」って聞いてくださいました。
課題曲のリクエストを聞いてもらえるチャンスです!!
でも、すぐに「これをやりたいです!」って返事ができませんでした。「〇〇っていう曲を弾いてみたいです」って言えるものがないから、「えっと、えっと@@」と、慌ててしまいましたっ。
私:「じゃ、じゃあ、先生がこの前貸してくださった楽譜(讃美歌のアレンジ音楽)を練習してみます。」
先生:「そう!あの曲もいい音楽だからね、そうしなさい^^」
とのことです。
そして、レッスンのお礼を伝える時に、先生にケネスさんにも好評だったドイツのお菓子「ハヌータ」と、日本のお菓子「ショコラバターの木」をおすそ分けしました。
ショコラバターの木、というお菓子もとっても美味しいですね!日本からのお土産です。
先生:「え~!今日はドイツからのお菓子もあるの?」
私:「はい、ドイツのお友だちが送ってくれました。子どもたちと食べてください^^」
先生:「はいはい、これがドイツ、こっちが日本ね!あなたからはいろんな経験をさせてもらえるから楽しいですよ^^」
でも、先生は子ども思いのお父さんですから、自分は食べずに全部子どもたちに「食べなさい」と渡すんだろうな。親の愛は深いですね。
先生が会議に行かれたあと、練習させてもらいました。
課題曲のブクステフーデの曲を弾いてみました。
先週、先生がこの曲のために作られた音を思い出しながら、自分で音を作って弾いていきました。やっぱり本物のオルガンで弾くのと、我が家と教会の電子のオルガンで弾くのとでは全然違いますね!!
本物のパイプから出てくる音、風が作り出す音は心が穏やかになります^^
弾きながらこの曲の持つ本当の性格と云いますか、作曲者のブクステフーデが表現したいことが見えてきたような気がしました。
そして、初めてオルガンのコンサートに行った日のことを思い出しました。
定期的に無料で夕方に開かれていたコンサートでした。
お客さんはあまりいなかったと思います。
近所の人が音楽を聞きに立ち寄っていた、そんな感じでした。
素朴なオルガンの音がなぜか心地よくってボーッとひたすら聞いていました。
豪華な曲ではなかったと思います。今回の課題曲のような素朴な音楽でした。
ピアノを勉強していましたが、ピアノ音楽とは違う音楽の世界が見えたような気がしました。
あれから20年近くたって、私もオルガンを勉強するようになりました。(しかもアメリカっ) 20年前に「私もオルガンを弾いてみたいな。」という気持ちが叶ったことに今更ながらビックリです。
夢っていうのは、叶わないことがほとんどだけど、いつか、どこかで何かの形で叶うかもしれませんね^^
<オマケ>
練習し終わったあと、譜面台の楽譜を下ろそうとしました。そしたら、譜面台に置かれていた鉛筆が落ちてしまいました。
そして運悪く、足鍵盤の鍵盤と鍵盤の間に落っこちてしまいました><
こうなったら、もうお手上げです。取り出せません。
私:「ゲーッ!!やっばーーー!!・・・。ま、いっか!来週、先生に謝ろう~。」
と、独り言を大きな声で言いました。
でも、帰る用意をして礼拝堂の入り口に向かうと、誰かいるではありませんかっ!!Σ(゚Д゚)
おそらくこの教会の方です。その方が入り口付近で温度の調節の機械をメンテナンスされています。
全部、私の独り言が聞こえていたと思います。
日本語とはいえ、恥ずかしいですっ
小走りで礼拝堂を出て行きましたっ。
みなさんも独り言や歌を歌うときは、誰も見ていないことを確認して始めてくださいね!!