ご訪問くださり、お読みいただきありがとうございます。
6日土曜日に雑誌のご紹介をさせていただいたご縁から思わぬご招待を受け、ありがたく参加させていただいた、「中学受験 準備大全」発売記念イベントの講演会のお話をさせていただきます。
本日は佐藤ママのお話の感想を。
佐藤ママの著書は一番最初のものからタイムリーに読んでいたと思います。
読んで最初に思ったのは「私には無理だわ。。。」でした(笑)。ある意味、自分をわかっていると自画自賛したいですが(笑)
無理なんです、いろいろそもそも。でも私は嫌な印象を受けたことがなく、なるほど、世の中には持って生まれた知能指数が高いうえにそれを遺憾なく発揮できるような家庭も存在するのだな、しかも全員努力家ってほんとうにすごい!と思っていました。
なので自分の中で考え方が同じだな、と思っていたことのみを「そうそう、私もそう思ってた!(わが子、我が家、自分はレベルが全然違うけど)」と思いながら参考にしてきた感じです。
私と佐藤ママの一番の違いは忍耐力と、愛情の深さでしょうか。
私は忍耐力もないし、愛情の深さもわが子にそこまで無償の奉仕が出来ていません。。。何かしてあげて、見返りゼロどころか台無しされるたびに「イラッ」としております。。。
東大軍師こと長谷川先生もおっしゃっていますが、佐藤ママの切れ味のよいお話しを聞いているととてもサバサバして、子どもにスパルタで勉強させたように感じてしまうこともあると思うのですが、中身を聞いていると、うまくいかなかったときに絶対に子どものせいにしていないところがすごいと思います。なかなか、これは人間として出来ないことです。
自分がせっかく計画して、自分がせっかく「子どものため」と思って用意したことや教えたことを拒否されたり、結果が出なかったとき。私などは「わが子のせい」にしてしまいがちです。しかし佐藤ママはうまくいかなかった原因を自分側にあると常に考えて、「ああ、これはこの子には合わなかったんだな~」とすぐ切り替える。
私が一番尊敬しているのはそういう考え方ができるところです。難しくないですか?わが子にそう接するって。
どうしても「なんでわからないの」「なんでできないの」「なんでやらないの!」となりますよね?
私もわが子にはそうなりがちなのですが、生徒さんにはなりません。わかってなさそうだったら「ああ、私の教え方が悪いんだな、言い換えてみよう」と自然に思えるんですよ。嘘みたいですよね。![]()
たぶんですが、「わが子だから」というその一点だけで自分と子どもを同一視しちゃうんでしょうね。理解しあえて当然、というような。
なので、佐藤ママのその「子どものせいにしない」マインド。原因を自分側と考えて工夫していくマインドは私も見習わなければといつも参考にしています。
あとは4人の男女を育ててらしたということも、経験値として大きいのかなと思います。
物理的に子どもの数が増えれば増えるほど、意識と目は分散されます。それがメリットも現代では大きいのかなと。
私自身がそうなのですが、もし息子一人だったら、一挙手一投足が気になってイライラしすぎてずーっと怒り続けると思いますが、娘がいることで意識も分散されます。私みたいなタイプは本当は4,5人子どもがいたほうが子どももお母さんの目が薄まって幸せだと言われますし、自分でも思います。。。
佐藤ママと相容れない部分としては、今回の講演会ではお話にはなかったですが、「家事」への子どもの関わりですかね。
佐藤ママのいう「時間は有限」「受験までの時間は皆同じ」というのはおっしゃるとおり、と思っていますが、ちょっとした家事、役割を与えることは「わがままな王子様、お姫様」を作らないためには大切かなと。
そこもお子さんが年が近くて4人いる佐藤家と、2人で年が離れている我が家では違うと思います。佐藤家ではお子さんの勉強以外の面では4人もいれば親がかかりきりになることもできませんから、そこそこ「目が離せる」時間があってお子さんたち、息抜きできたんじゃないかなと。
やはり佐藤ママの方法は、一人っ子には絶対やらないほうがいい、と思っています。あ、勉強面じゃなくて「靴下履かせる」とか「髪乾かしてあげる」とかです。それくらい一人っ子やふたりっ子くらいなら一人でやらせたほうがいいでしょう。。。。
「あなたは勉強だけしていればいい」という状況はやはりよくないです。それって将来「私は仕事だけしてればいい。家事はあなたやって(男女問わず)」ならないのかな~とか。。。。今はやりの!?「ならあんたが作ってみろよ」の勝男のような
人を生まないかしら、、、と。
まあ佐藤ママは「すべては医学部へ入ってからやればいい」って言ってましたね、最初の著書とかで![]()
家事も恋愛も、その他の職業も!!
医学部へ入ってから、「やりたいことをみつけたらいい」って言ってたことがあるはずです。。。最近あまりそこは言ってないのかもしれませんが、振り切っててすごいなと思いましたのでよく覚えています。そこはなあ、、、、なんだかなあ、、と。
ちなみに一方長谷川先生は「猫も杓子も医師を目指しても、医師が余る時代が来るし、何も考えずに医学部へ入っても意味がない、日本にとってマイナス」とおっしゃっていたように思います。
あとは佐藤ママのお話のなかで、本当にそう!と思うことはいくつもあったのですが、「スマホが無駄」というお話。
今なんか、低学年から持っていますからね。個別に来ている子たちを見ていると、低学年からスマホを持っていてそれで無駄なラインや遊びをしていない子を一人もみたことがありません。そしてスマホをゆるく持っていて、成績が上位(偏差値60以上と仮にしても)の子も一人も私はみたことがありません。。。。
まあこれは、超上位層が個別に来ていないのと、超上位層はスマホを持たせていない(キッズケータイのみ)か、厳しく制限をかけている、最低でもカメラ機能はないから、あとは超上位層すぎてスマホになんか依存しなくても楽しいことがいっぱいあるか。
スマホはYouTubeやインスタとか、ゲームとか、本当に際限なく時間を溶かします。
私も基本的には反対です。
あとは、受験に大切なのは「素直であること」というのも激しく同感でした。
私自身も、アドバイスをいただくときは素直に受け入れることを大事にしています。
私も以前のブログでも素直であることが大事、という話は書いていると思います。
佐藤ママは会場でズバズバと「塾の先生が、何年もかけて一番いいという解き方を教えてくれているんだから、まず間違っていたならとくに、その解き方を習いなさい、そのまま吸収しなさいよ、ってことですね」とおっしゃっていました。大きくおなづいてしまいました。
三男さんが、素直に解法を聞き入れなかったとき。母が言っても聞かなかったのに、それを見かねて上の息子さんが「受験はできる奴から順に取るんじゃない。う要領のいいやつから受かるんだ。そんなに回り道の解き方考えていたいなら、数学科へ行け」と言ったそうです。さすが。。。。
そうやって、母子で煮詰まらずに兄弟が緩衝材のようになり、いいアドバイスをくれるというのも兄弟が多いメリットかもしれませんね。そんな賢い兄、いいですね(笑)
そして佐藤ママ、極めつけが「そうやってね、でもぼくは。。。。とか、こうしたほうが早いかもしれない、とかこのほうがぼくには解きやすいとか、そういうこという子にね、賢い子、出来る子は一人もいません!」ってぶった切ってたところ![]()
よ、よくぞそれを。。。。と思ってしまいました。
すみません、これも激しく同意です。申し訳ないのですが、とくに算数で「でも」と言ってくる子、何度いっても「計算の工夫にチャレンジせず、ずっと筆算してる子」やっぱり偏差値50いかないですね。。。佐藤ママも具体的に偏差値50いかないということを言っていたと思います。
やはり素直に話を受け入れる、聞いてみるという姿勢が大事なんだと思います。
そして、加えて佐藤ママは「そうやって、あーでもない、こーでもないと言ってくる子の親はみんな同じで「でも」って親もいう」と![]()
さすが佐藤ママ。カリスマオーラでそんな「不都合な真実」も言ってしまうんですね、と思いながら会場の皆さんも笑っていたので私も笑っておきました。
うちの息子でいえば、そうですね、ある意味素直だったのは良かったのかもしれません。屁理屈や言い訳を許さない環境を私が作ってしまっていたといえばそれまでですが。。。。口ごたえする間も、スキルも息子にはなかったですね。。。けっしていいとは言えませんが、性格的には気が長い子なのでそのあたりもちょうどよかったのかもしれません。最後までガッツもなければやる気も出さずに終わっていきましたが。。。。
あとは、「勉強する環境を作る」という点も同感です。
「昨日までゲームやってて、上の子だけ今日から勉強、それはそんなの子どもはやりませんよ!」とおっしゃっていました。同感です。
私がよく言っているのは、幼児期や低学年期にさんざん要らないゲームを与えてしまっておいて、(すみません、大半の方が幼稚園でスイッチ持ってますが、あれほんとに必要ですかね??私はそりゃあ、実物を見るよりさきにゲーム与えたら、インドアにもなるでしょうと思っています。)はい、もうすぐ4年ですよ、今日からゲームは一日1時間ね、とか30分ね、とか週に1回ね、とか、それはきついと思います。
極論になりますが、中学受験を考えているなら幼児期からゲームは与えないほうがお互いのためだと思います。
別に与えなくても生きていけますし。。。友達と話が合わないということもないと思います。絶対にゲームじゃないことに興味がある子もいますから。
スマホも少なくとも小学生のうちは要らないです。iPadも。。。
与えるときは、自室では使わせない。ラインも入れない。トーンモバイルなどならば親だけとつながれるアプリもあります。
小4で自分でアカウント作って、親の知らないところで配信しちゃってる子とかたくさんいます。知らぬは親だけということが実際にあり、DMで知らない人とメッセージのやりとりをしていたり。。。。とてもきちんとした家庭なはずの子でも、そういうことはあります。
一度ネットの世界に魅力を感じた幼い子ども(小学生)をこちらに引き戻すのは本当に大変なので、デジタルツールは本当に気をつけたほうがいいと思います。
などなど、いろいろと改めて考えさせられる講演会でした。
また折に触れて講演会での佐藤ママや長谷川先生のお話はさせていただくと思います。
とても学びの多い半日でした。講談社のツリー。たくさんありました。どれも素敵。
さて「育脳まくら」のお話も。
昨日まで予約ボタンおせないほどだった「育脳まくら」の小学生版。今日はあと29個という表示になって予約はできました。私も早速予約しました。そして、中高生向けも予約。届くのが楽しみです。
↓こちらのクリスマス缶。今月大活躍です。


