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『プラスワン』を知ってますか?

 

ご質問をいただいていたので、ちょっと遅くなってしまいましたが、算数の『プラスワン』という問題集について少し取りあげたいと思います。

東京出版、という「中学への算数」「高校への数学」「大学への数学」などを出版している会社が出しています。

算数の難関校受験には必須雑誌、「中数」を出している会社ですね。

 

中数の会社だから、だと思うのですが算数、数学の大物、有名な先生方がたくさん関わっていて難関校向けの良問がたくさん載った問題集が色々出ています。

 

でもでも、算数も生徒さんに教えているので私の肌感覚だけですけど、東京出版の出してるものって基本的に難しいですよね?なんというか、基準が違うというか、東京出版で「基本」とか「中堅校向け」みたいな問題とされているもの、安心してください!!充分難しいです!!できないのはあなたのお子さんだけではありません!

ネット上ではプラスワンが余裕の子もたくさんいますが、大半は手を出せずに終わりますが別にそれでも偏差値60程度の学校には受かります(他の科目の諸条件ありますが)

 

 

プラスワンをやるべき子とは

プラスワンについては、いろいろな先生方も勧めているので、SNSでも知られた問題集となっています。

ですので、けっこう色々なレベルのお子さんが使っていたりするのですが。。。。

 

塾の教材に追加して、市販の問題集をやる、というのはかなりの時間と労力が必要です。

ですので四谷(日能研)偏差値で55に行かない子がやるというのは本末転倒だと思います。

 

以前から書いていますが偏差値55に届いていないということは、まだ基礎ができていないということで、そういう子にプラスワンは荷が重いです。そういう子は市販の東京出版のものだと『基礎固め』シリーズ3冊のうち、苦手な分野の☆1つから確認してつぶしていってください。☆3はそれなりに難しいです。基礎固めシリーズ、全然、「基礎」じゃないです。東京出版、レベルが違う真顔

 

戻って『プラスワン』は偏差値55に上げるための教材ではなくて、それ以上の算数偏差値の子が応用へのステップ、応用への慣れとして固めていく、または偏差値60あたりの子が算数力を固める、そういう使い方が適していると思います。

 

 

息子の場合

 

以前、コメント返信でかな、息子はプラスワンを5周させたと書きましたが、算数の偏差値は定期的に通塾していない分ちょっとはかりかねるところがありました。

 

塾なしの子に多いのですが、良くも悪くも偏差値が不確かというかあてにならないことがあります。

すごく出来ることもあるけれど、出来ないこともある。。。。

 

ただ、各種模試だけではなく教えていての感覚として55以上の実力はあるなと思ったため、プラスワンをやらせました。

 

もし大手に通塾していたらそんな時間はなかったかもしれませんが、そこがフリープランが組める塾なしのメリットです。

 

で、5周。。。。。やった時期は5年の終わりからくらいだったかと思います。で5週終わったのが夏休みくらいですかね。

 

それは全然いい例ではないです。

そもそも、やる気もほとんどないし、集中力もないし、びっくりするくらい間違える。。。

普通、と書くと語弊があるかもしれませんが、5周もやったら答え覚えるじゃないですか!凝視

それを覚えてないんですから、集中力のなさがすごいなと。途中まで解いてから、「あーこんなんだったなー」みたいになるのも3周目くらいからやっと。

 

1周目が半分以下の正答率、2周目で半分くらい、3周目は7周くらい、4周目から9割くらいにやっとなったと思います。。。。。ショボーン

そもそも2周目とか答え写していたのもありますし真顔(即ばれてる)

答えをすぐ覚えてしまうタイプのお子さんは繰り返しは意味があまりないのでそれは保護者がご判断ください。

 

 

全部、やる

 

やり方として、ポイントは時間が比較的ある「塾なし」だから出来ることでもありますが、「全部、やる」です。

 

よくある、&王道は「2週目からは間違えたところだけやる」ですが、「もう一度全部、やる」んですウインク

そのほうが圧倒的に効果があると言われました。私も効果、あると思いました。真偽は不明でエビデンスはありません!その先生とやってみた私の肌感覚です笑い泣き

 

これは私が編み出したのではなく、知人の算数のプロに言われたやり方です。

一度出来た問題も含めてもう1周する、それが力をつけるコツだそうです。

なんでかはわからない、とおっしゃってました。でも間違えたところだけやっても、出来ない子ほど効果が薄いそうです。

不思議なことかもしれませんが、お子さんを見ていると気づくと思いますが、子どもってまぐれ正解もあるし、本当に正解できていてもなぜか2回目は間違えたりしませんか?1回できたくらいじゃ怪しい、というのが「普通のお子さん」です。

 

私が息子の出来なさに落ち込んでいたら「普通、普通」「5周?ああ4周くらいからだよ、マスターしたねっていうレベルになるのは」と励ましてくれました。

 

本当にできる問題ならば、2回目3回目は秒で解き方がわかりますので、解き方までが出れば計算はパスでもいいですが、できればやりたいところ。

 

子どもはまぐれ出来、も多いのでその意味は私もわかります。

 

ただし、大手塾の宿題にさらに追加でやる場合はかなり時間的にきついと思うのでこのやり方は無理はしないでください。

 

そもそも、以前も書きましたが塾教材にプラスするときは、塾教材の何かを減らすことが肝心です。

 

 

5周もするのはちょっと。

1冊を仕上げたという基準は最低9割正答と考えているのですが、まあもう、5周は出来の悪い例です。

私も途中は絶望的な気持ちになりました。他の勉強や問題集もあるのに、まだプラスワンやってるよ、うち。と。

 

私が3周しても出来ない息子に苛立ち、がっかりしていたころ。。。。勧めてくれた先生に「うちの子、3周やってもできない」と言ったところ、「いいじゃないですか、4周の子も5周の子も多いですよ、やればいいじゃないですか」と言われてポーン

私自身家庭教師でも同じ問題集を5周もやらせたことはなかったので、そういうやらせ方もあるんだなと学びになりましたね。

 

息子は自分で解けるようになりたい、という意思も弱く、やる気もなくて。。。えーん

3周目くらいからやっと一部は解き方が身についてきたかなという感じでした。

 

息子は全国の平均から考えて、決して「できない」ほうではないんだと思います。決して「よくできる」ほうでもないですが。うちの子を「できない」と表現するとお叱りを受けることもあるので。ほかのお子さんを教えている感覚からもそこは頭ではわかっています。わかっていますが親は過度な期待を押し付けてしまうので、息子の場合はとくに私がつきっきりだったので、ついこんなに教えてるのに「うちの子、ほんと出来ないガーン」と焦るわけです。ショボーン

 

ただ、そこは開き直り。レベル的にもそこまで外れたことをやっているわけではない、志望校もそこまで無謀なところを並べているわけではない。志望校にはあとこれが必要。ならばできるようになるまでやらせよう、という意図でした。

 

あくまで、うちは大手テキストをまったくやっていないからです。息子はZ会含め大手のスパイラル学習に乗ったことは一度もなく、すべて私の用意する市販問題集で算数の基礎から応用までをほぼ分野別に学びました。予シリも組分けを受けないのに予シリのスパイラルに乗る必要はないと考えて、やっていません。なので息子は最初から比で算数を考えるように私に教えられていましたし、ちょっと模試では実力がはかりにくい進め方だったとは思います。

時間も通塾しない分ありますし、毎週のテストもないので、何周もさせてもいいからきっちりこれを仕上げよう、と考えたのです。(ちなみに、娘はZ会でスパイラルに乗っているので息子とはまた違います。)

 

 

5周に意味ある?どんなレベルの子がどんな学校のためにやるの?

 

そんなに同じ問題集やっても意味ないんじゃ?という意見もあると思いますが、

それもこれも、『プラスワン』はそれだけ回す価値がある、よい問題集だと思っているからです。

 

まあちょっとそろそろ、古くなってきてしまったなという気はしますが、それでもあれが完璧にできれば偏差値63以下の学校ならば対応できるようになると思います。算数の難問はできないかもしれないけど、難問の手前くらいまではいけるので、「合格する」のに算数が足を引っ張らないレベルにはなれる、ということです。

 

算数だけでけん引しようと思っている子がこれだけで63くらいの学校を受けられるかというと無理だと思います。

国語、理社がちゃんと60オーバー取れるくらいの子で、算数が57,8で60をなかなか超えない、というくらいの子の算数の特訓です。

国語が苦手で53以下くらい、理社は55くらい、算数が58くらい、の算数58の子がプラスワン問題集をやって算数の力がしっかりついたとしても、偏差値63の学校は難しいです。

 

そのあたりの学校を国語が苦手で突破するには算数が余裕で63オーバー、65くらいはある子が「得意科目は算数」として国語の穴を埋める必要があるわけで、しかもそういう子はプラスワン問題集は基礎固めとしてさらっと1周でほぼ正解し、「中学への算数」で鍛える、または大手塾の算数の特別講座で鍛える、くらいになります。そうやってさらに算数を伸ばせば、国語が苦手でもなんとか新御三家に滑り込めると思います。

 

それ以上の学校はまたあと1段、2段ギアを上げないといけない&受けられる基準がまた違うので別の話です。

そういう子はプラスワンは5年(先取りしている得意な子は分野によっては4年の後半から出来ます)でささっと済ませて、中数などにいかないといけないです。


 

算数偏差値55程度の場合

算数偏差値が55程度の場合は(サピだと48から50くらい)まずプラスワン問題集の前段階に近い『ステップアップ演習』かなと思います。こちらのほうがさらに解説も多いです。

または、『基礎固めシリーズ』の苦手分野の☆3つまでをやりきるか。

 

 

 

 

算数偏差値45~50以下(四谷です)の場合

何度も同じことになってしまいますが、『基礎固めシリーズ』の☆1つを完璧に。出来そうならば☆2つまで。☆3つはたぶん力が足りていないので、☆2までを繰り返して完璧に。そうすると50は必ず超えてきます。

 

 

 

 

 

 

算数偏差値45以下(四谷です)

算数偏差値45以下、サピやグノ、浜学園なら30台の場合。基本的には東京出版の問題集は合っていないと思いますので買う必要がないです。ただ、『基礎固めシリーズ』の☆1つは完璧に。それだけ、でいいので完璧にしてください。塾のテキストでいっぱいいっぱいだと思うので、そういう場合は例題と類題と基本問題のみ。しかも一番最後の例題は捨てていいです。

 

今、4年生以下ならそこからスタートすればまだ偏差値50オーバーまでは行くと思います。

6年生ならば45を目指す。これくらいの伸びが今の時期から期待できる限界のように思います。

6年生でこのレベルだとすると、日能研に行っている場合をのぞき、とくにサピグノで偏差値30台だとすると、テキストが難しすぎるので、日能研のみくに出版が出している『ベストチェック』を一度手に取ってみてください。

ここに出ている分野別の1つ1つはどれも基本問題です。『基礎固めシリーズ』よりレベル的には簡単なので、この中に解けないものがあると困ります。こちらで我が子の実力がどこなのか、確認していく必要があります。

 

 

そして、何よりも今の塾のテキストの基礎、基本問題を大切に。そこがまず第一歩です。いつも言いますが、追加のものをやるならば、1つやらないものを作ってくださいね。

 


算数のお話は繰り返しになっても定期的にまた書いていきたいと思います。

日が経つと私もまたアップデートされて、やり方やおすすめも変わってきたりしますので少しずつ変化していくので、そのあたりもご参考になる部分があれば幸いです。

 

【アクティビティジャパン】遊び・体験・レジャーの予約サイト

 

先日行きました↓子どもでも一人でレッスン乗馬が体験できます。とにかく涼しくて快適。