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小4の算数組分け対策

 

現在、私は家庭教師もさせていただいているのですが、最近指導しているお子さんのおかげで確信に変わってきたいくつかの法則?コツ?裏ワザ?があるのですが。

 

早稲アカに通う小4の子。

小3の夏期講習から早稲アカに通い始めました。それまでも季節講習は日能研と早稲アカダブルで通っていたそうです。でも通いっぱなしなだけで復習はゼロ。模試等受けていましたが成績はチャレンジテストでは算数の偏差値は40程度、国語は良いときは62程度で算数を苦手としている子です。

 

2月から小4がスタートし、コースは下からA,B,SS2,SS1とあるなかでのSS2からスタート。どちらかといえばギリギリでSS2に入りましたので、通塾に慣れるのも宿題も大変で、かなり苦戦したようです。しばらくは自分の力でやっていたのですが、組分けでクラスダウンのリーチがかかり、5月おわりだったかな、から私のところへ通うようになりました。今まで2回、組分けをその子と受けました。

 

 

算数のBコーステスト

 

その子は、早稲アカのクラスはSS2だったのですが四谷のコースではBコース判定で、カリキュラムテストはBコースのものを受けていたのですが。

私のところへ来る直前、カリテで100点満点中算数が24点ポーンを取り、速攻で早稲アカから電話がきたそうです(笑)。さすが早稲アカ。補習も無料で特別に声をかけてくださったそうです。が、正直いってその補習が先生が一気にテストの問題を「これはこうでこうでしょ?じゃあ次はこうでしょ?」と解法を羅列していくだけで、まったく意味がなかったのだとか。

 

でも、かばうわけではないですが、わかります。大手で無料でやってくださる補習ですとそれが限界です。テスト直しは個別対応がマストです。個別じゃなきゃその子に合わせた直しはできません。

 

 

SS2の立ち位置

 

まず、SS2の算数の授業進行を確認し、宿題を確認しました。するとその子にはキャパオーバー、まだ出来ないもの、つまり必要なし、の宿題ばかりが出されていました。授業も例題はそこそこに、基本問題を数問やって、先生としては授業中に『最難関テキスト』も数問やりたいようでした。現にやっていましたゲッソリ

 

宿題も、予シリのすべてと、演問のすべてと、最難関問題集も!!!真顔

出来るわけないですよね?

 

そんなの無理に決まってるじゃないですか!SS2とはいえ、算数が不得意なのです。そんなことができたらとっくにSS1にいってますから!!

 

SS2とSS1の差というのは、だいたい算数で決まっています。四谷の組分けは算数が200点満点(これ、ほんと実態にもう合ってないと私は思っています)なので、どうしても算数が得意な子が上位に入るようになっています。

 

なのでSS2にいる子たちにとっては、しかもそこに辛うじて引っかかっていたその子にとっては授業自体が全然レベルが合ってなかったわけです。

宿題も、最難関問題集まで指示され、もうわからなさすぎてほとんど解説を見て、読んでもわからないからほぼ写しているだけ、だったそうです。

 

そこで私の出した指示

まず、宿題をやらないという指示をしました。

最難関問題集は絶対にやらない。そしてテキストである予習シリーズの「実戦演習」も「開かなくてよい」と指示しました。

クラスでは宿題提出があり、やらなければ怒られることもあるようです。ですので保護者に事情を話して、「うちの子には難しすぎて、あと習い事で時間も足りないので実戦演習と最難関問題集はやりません」と電話をしてもらいました。

 

そうしてもらわないと、子どもがクラスで辛い思いをすることになったりすることもあるので必ず校舎に電話して、許可を取るようにします。

 

そこで先生が「でもやったほうが」と言ってきたとしても断固拒否です。出来ないものは出来ないし、効果もありません。

 

 

親はもったいないと思わないこと

よく、「せっかくテキスト買ったのにもったいない」「上のクラスの子は、こういう問題を解いて、難しい授業を受けているから出来るようになってるに違いない」「うちの子だって、テキストを全問やったら上のクラスに行ける」と思っている方が多いのですが。。。

 

大間違いです。

 

SS1あたりに苦も無くいる子というのは、4年の時点でそうですね、算数でいうとまず例題と類題は既に出来ている(3年までにやっている。塾か自習。)か、あとは見たらわかる天才系。なので「トレーニング」や「反復」はまずやってないか瞬時に終わる。で、練習問題をしっかりやって、それも一度でOK,あとは実戦演習と最難関問題集をやっている、というような感じです。

 

努力で必死にいる子はそのうちキャパオーバーになって落ちてしまいます。5年になってズルズルクラス落ちするタイプはこれです。4年までは物理的な量でカバーして無理しているタイプですね。でも目指すはそこではないわけです。

 

一方、下のクラスの子はトレーニングや反復をやりきるだけでも時間がかかるし、その子がたちが1ページ解く間に、上のクラスの子は単元すべて練習問題まで解き終わっていたりするくらい、スピードに差があります。

私も何度もそういう「差」を体感しています。

 

残酷な現実があるのです。

(これがいわゆる地頭なのかもしれない、とよく思ったりもします。超えられない限界はある、と思います)

問題を必死で解いたからといって、それが力になるわけではないのです。

 

それでも、方法はある

じゃあ、本当にどうしようもないのか、というと。

場合によっては対策があります。とくに今回のようにSS2か、Bか、みたいなお子さんで、国語がそこそこ出来る(基本的な読解能力あり)場合だと工夫によってクラスを上げることは簡単にできたりします。

 

それが、基礎を確実に固めるです。

組分けテストで平均点に届かないお子さんは、全員基本的な問題がわかっていません。なんとなーく例題と類題を解いて、基本問題をだらだら解いて、時間がないけど宿題って言われて出さないといけないから、お母さんと半分写したような状態で宿題を仕上げて出す。こういう悪循環のせいで平均点に届かなくなっている子が半分くらいはいるはずです。

 

ただし、残り半分は中学受験がそもそも厳しいレベルの精神年齢と学力の子も今はいたります。猫も杓子も中学受験というブームなので。。。。

 

話を戻しますと、基礎を固めるにはそういう子は時間がかかるわけです。

その時間を捻出し、定着するまで、本当に理解するまで解けるようにするために応用問題は捨てるわけです。

大丈夫です、本当にできるようになれば今現時点で4年の応用問題なんて出来なくても入試になんの影響もないです。あんなもの、どうせ6年になったらできます。

 

 

結果どうなったか

そのお子さんですが、まずBコースのカリテでは満点近くが取れるようになりました。

一切、応用問題を捨てたらしっかり復習する時間と、心の余裕が生まれたので落ち着いて解けるようになったのです。

 

あとは、私は隣りでつきっきりで、解法の図の書き方などを細かく指示します。

ですので、その子の最近のテストを見ると「あれ?これ私と解き直しした図?」って思っちゃうくらい、私そっくりの図を描くようになりました。

もともと真面目な子というのも大きいですが。

 

お手本通り、の図を描くことで応用問題までは手が回らないけど基本は絶対に落とさなくなったのです。

 

とくにBコースだと応用問題はほとんど出ませんので全部挑戦できました。

 

 

組分けに焦点

 

そして私と勉強して迎えた1回目の組分け。コーステストで自信もついています。

そこで私の出した指示は。

「大問5と6と7は、見ないこと。開かなくていい」

「大問3まで、絶対に1問も間違えないこと。大問4はちょっとやって出来なさそうならもうやらない。3までに戻って計算ミスなどがないかとくに大問1の計算をもう一度やりなさい」

です。

 

最初の組分け結果

私との初めての組分け、大問3まで全問正解、大問4のひとつ正解。以上。

しかしそれで当然平均点は大きく超え、SS2を余裕で維持できる点数が取れました。

指示通り、5以下は見ることもしなかったそうです笑い泣き

 

答案用紙、見事に後半真っ白ポーン

 

でも、点数はしっかり取れました。時間の余裕もあったそうです。

たぶん、もしかしたら挑戦したら大問5は1つ取れたかもしれません。でもいいんです、今出来なくても。

見直したとき、計算を1問間違えていることを発見できたそうです。

それはすごいことで、子どもは基本的に見直し能力はないので、私は必ず「見直すならもう一度1から解いて」と言います。それをしたら、違っていて直せたそうです。

 

時間はそれでちょうどよかったそうなので、やはり大問5より先はキャパオーバーな子なわけです。

 

 

2回目の組分け

 

前回の組分けで、クラス落ちのリーチからは外れたその子。先日の組分けテストも同じ作戦で臨みました。組分けテストまで、その子はたったの一度も「実戦演習」と「最難関問題集」は解いていません。「練習問題」までです。

 

テスト前に渡される対策プリントも、これ応用と私が判断したものは解くこともさせませんでした。

それよりも、絶対に基礎を固めること。植木算の図の描き方、計算の仕方、徹底しました。

 

前回と変えたのは、宿題を減らしたことで余裕が出来てきて、練習問題をしっかり復習することができたので、私の中で手ごたえがあり、今回は大問5もうまく行けば取れそうだなということ。

でしたので、今回の指示は

大問1から3はパーフェクト。大問4はたぶん解けるはずだから出来ると思って解いて。で、時間がありそうなら大問5はチラ見。チラ見してこれなら解けそうと思ったら(1)だけ解いてみて。(2)はやらなくていいから、大問1に戻って。

 

でした。

 

その結果。。。。

なんと大問4までパーフェクト。大問5の(1)だけ解いて正解。つまり大問5の(1)までパーフェクトだったのです。解いたところは全問正解。あとは見てもないので白紙。見事な答案でした。笑い泣き

 

早稲アカの先生に呼ばれて、「ねえ、これって時間がなかったの?どうして後ろの問題にチャレンジしないの?」と言われたそうです。

 

 

わかってないなあ

正直、その言葉にはがっかりしました。若手の先生ですが、その子には今それが限界だし、限界をパーフェクトにこなすって、すごいことじゃないですか!

私は褒めたおす案件だと思うのですが。

絶賛しときました。

 

だって、大問3までパーフェクトと言われて、2連続でパーフェクト取れるってすごいことです。その子のタイプが地道、真面目、時間がかかりすぎる、という特徴があったのでこの作戦が通用しましたし、算数の才能はないかもしれませんが、基本はしっかり時間をかけてあげれば出来る子だからです。

 

こういう子に、宿題をやらせすぎるとパンクして結果ボロボロの組分けになったりするんですよね。

 

で、今回の算数の結果は見事にSコース基準をクリア。国語より算数が引っ張っての結果となりました。(何度説明されてもよくわからないのですが、4年て週テスト系ではSコースって無いはずですよね?だけどカリテだとあるのかな。その子は今回Sの一桁後半クラス、と判定されました)

 

授業クラスもSS1クラスへ余裕をもってアップ。

尻込みしていましたが、入ってみたら「超たのしい!SS1!」だそうで、「じゃあ維持できるよう頑張ろうね」ということになっています。

 

カリテがCコースになりましたので、難易度が上がるとまた対策は少し変わるのですが、基本は変わりません、私はその子には変えずに当分いきます。まだ、基礎をやらないとダメなタイプなので、SS1に入ったからって最難関問題集が出来る子ではありません。

 

ということで、次に向けてまた頑張っています。

先日のCコース対策と、宿題の回し方、を明日はまた続きで書きたいと思います。

 

応用をやらない分、追加した数問はこちらから取りました。

 

 

それでも、数問です。考え方を強化するために。

 

 

 

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