ご訪問くださり、いつもお読みくださりありがとうございます。(この記事はPRを含みます)
ご質問をいただきましたので、読書と中学受験の関係について私の考えを書いてみたいと思います。
ご質問は以下になります。
「いつも楽しみに読ませていただいています。
以前はコメントにご返信をいただき、ありがとうございました。
今回、国語の話題が出ましたので、普段不安を感じていることを相談させていただきたいと思っています。
現在小4の娘、2月よりサピックスに通っておりマンスリー等の国語偏差値は60後半です。
国語力についてはあまり心配していないのですが、不安に感じているのは読書が好きすぎることです。
平日の帰宅後は寝るまで声を掛けても気が付かないほど読みふけり、休日も朝から晩までと言っても過言ではないほど読書をしています。
私自身本が好きで、毎週図書館に行っては娘が好きそうな本を大量に借りてきてしまうのです。
以前佐藤ママのYouTubeを拝見したことがあり、「中学受験塾に入ったら読書は止めなさい」とおっしゃっていて焦りを感じました。
中学受験をするにあたっては、やはり読書量を制限した方がよいのでしょうか?
娘の国語力は、今までの読書量が培ったものだとは認識しています。
ただ、本を取り上げたり、かなりキツく叱らないと、読書を中断してサピックス等の宿題に取り掛かるのもままならない状況です。」
お母さまの焦り、とてもよく伝わりました。心配ですよね。
サピに限らず大手への通塾が始まると、それまでとは比べ物にならないような小学生にとって過酷なスケジュールが始まります。毎日、毎週、宿題とテストに追われ、そこに習い事と遊びも入れてあげたいと思うともうスケジュール調整疲れが親におきますよね。わかります。
しかし、お嬢様、素晴らしいと思うんです!!
本を読まないと嘆くご家庭が多いなか、叱らないと止めないなんて羨ましい!というご意見がたくさんあると思います。うちの娘もお嬢様に近いタイプで、暇さえあれば、隙さえあれば何かを読んでいます。本、新聞、雑誌、お便り、手当たり次第に読んでいます(笑)私もそのタイプでしたので、気持ちはわかりますしきっとお母さまも同じタイプなんでしょうね。ご家庭で親御さんが本が好きで読んでいると、やはりそうではない家庭よりもお子さんが読書好きになる確率は高いというデータがあります。お母さまがお嬢さまの好きな本をまた借りてきてあげるなんて、素晴らしいことだと思います。
というわけで、私としては読書を制限する必要は基本的にはない、とお答えします。
だって、何のために中学受験をさせるのか、ということを考えてみると、いろいろあるとは思いますが、よりよい環境を求めて、入学後に一生の友や恩師、充実したカリキュラム、を通して最終的に本人が自分で生きる力をつけていってほしい、というようなことではなかったでしょうか。
自分で掴む幸せな人生をゴールと考えれば、読書はそこに欠かせないものだと思います。それを制限して親子関係を悪くしてまでおこなう中学受験勉強は、きっと本人の力にならないと思います。
それにしても、佐藤ママ。。。。ぶった切っていますね(笑)。相変わらずです。
私は佐藤ママのおっしゃることにすべて反対しているわけではないですし、なるほどなということもたくさんありますが、
佐藤ママのお話をそのまま再現することは日本中のどの子も不可能です。
私以外にもさんざん言われていることですが、DNA的にもかなり優秀で、父親が弁護士であって教育費もある、母が専業主婦で4人も私立に行かせて全員浜学園に通わせるくらい財力がある家庭の話です。(ちなみに、なんで灘の前に引っ越さなかったのかだけは私は疑問です。奈良から通ったんですよね?佐藤ママ的な発想からいくとものすごく無駄な通学時間だと思いますが。)
読み聞かせをしたからといって全員東大にいけるわけではないですよね?
公文をやったからって全員東大にいけるわけではないですよね?
浜学園も、最レベも、灘も、すべて同じことです。
可能性はしないよりは高まる、という程度の話です。環境で子どもの知能が伸びたりするのならIQは関係ないということになります。
ちなみに、よく幼児教室などでしょっちゅうIQを測り、3か月でIQが20伸びた!100が120になった!などというバカなことを宣伝しているところがありますが、ああいう測定はすべて信用できないと思ったほうがいいです。
精神科医指導のもと、臨床心理士によっておこなわれるwiscなどのIQ検査は基本的に一度行うと最低2年はできないと言われるはずです。数か月で何度もやって上がるのは当たり前。子どもがパターンを覚えるからです。あれで親を調子にのせて教材を買わせたり通わせたりするのって、一種の詐欺だと思っていますが、そういう民間のものでしょっちゅう測定したIQを信じていらっしゃる方、多いですよね。それを信じてサピに駆け込み、うちの子は〇〇教室でIQが130と言われてと鼻息荒くいらっしゃる保護者を何人か見ていますが、うーん、ひらがなまともに書けてからきましょうか?と言いたくなることも多かったです。本当にIQが高い子もいますが、病院で診断を受けている場合は逆にその他のことで困りごとがあることも多く、鼻息荒く塾の門をたたく方は見たことがないです
IQが高くてもいろいろとご苦労があるわけです。中学受験に必ず向いているとも限りませんし。
話がそれて申し訳ありません。
とくに質問くださった方のお嬢さまはとても賢いお子さんだと思いますので、親が勉強させるために読書を制限させると反発心を持ち、その後合格後にさて読書を好きなだけどうぞ、と言っても親を信頼しなくならないでしょうか。きれいごとに思われるかもしれませんが、子どもは親の下心を敏感に察していてわが子たちも私の建前には気づいており、都合のいいときだけ私が甘いことなども見透かされております。。。。
また、とくにご質問者のお嬢さまは読書のおかげで特別に勉強しなくても国語がよくできています。算数よりも国語のほうが努力よりも地頭が影響すると思っており、基礎的な国語力を低学年までに一番伸ばすのは読書だとも思っています。まあ地頭という概念も難しく、地頭なんだから生まれつきで変化ない、とも言えますが、それでも私の感覚だと多少は伸ばせると思います。そこに一番手軽で効果的なのは読書だと思っています。
ただ。
じゃあ今お困りなのに、このまま勉強より読書になっている子を放っておいていいのか、というとそれはさすがにできないですよね。ですので、
詳細確認させていただくとともに、対策や条件をお話します。
中学受験に向けてスタートすると、どんな子でも時間は足りなくなります。
好きなだけ読書というのはたしかに難しい。
本当は本人が好きな本を好きなだけ読ませてあげたいし、そうあるべきですが唯一制限するならその「ジャンル」に少し親が介入するのはいかがでしょうか。私は「本が好き」というご相談などを受けた場合は必ず現在その子が読んでいる本の題名やジャンルを確認します。
本来はほっといていいことですが、しつこいですが、あくまで中学受験に向けてという点で、本のジャンルに注意する必要があります。
小4で読書好きならば、そろそろ『10歳までに読みたいシリーズ』レベルは卒業しているでしょうか。読書好きの子にはぜひその後『岩波少年文庫版』のトムソーヤーや赤毛のアン、『モモ』などに挑戦してもらいたいです。日本のものだと重松清ももういけるでしょう。『ハリーポッター』シリーズも読書好きな子はもう『はてしない物語』も読めます。
小4で読書は普通、くらいの子は低学年でのゾロリやこまったさん、などを卒業したあととして「岡田淳」の作品などは読めているといいですし、面白いので読めると思います。『びりっかすの神様』あたりから読むと楽しいです。
これらの岡田淳の本はうちの残念な兄も小3くらいから夢中で読んでいました。彼の初めての「作者買い」&「作者借り」でしたねいや、初めては江戸川乱歩だったか?
男子だと江戸川乱歩の少年探偵団、けっこうはまる子がいます。あれは時代が古いので言葉の勉強にもなりますし、加えて面白いのでおすすめです。その後、うちの息子のようにミステリーがけっこう好きになるかもしれませんが。おどろおどろしい江戸川乱歩シリーズへ進んでいましたね。。。。
とまあ、うちに色々そろっているので、娘は10歳までにシリーズをほぼ読破して、岩波少年文庫のほうに一足飛びで進んでいるところもあり、私としてはそれももちろんいいけど、岡田淳も通ってね、と思って本棚の前のほうに並べたりしています
コメントをくださった方のお嬢さまはかなりいろいろと読んでいらっしゃるようなので、きっと文学作品に進んでいらっしゃると思いますが、一般的な話の基準として。
ざっくりいうと「ライトノベル」を読み漁っている場合は読書とカウントできません。
小4までの読書好きな子はけっこう文学作品へ進むので大丈夫だと思いますが、低学年でのゾロリ、こまったさん、からちょっと進んでかぎばあさん(私かぎばあさん、大好きでした)、くらいまで行ったあとに突然、「ライトノベル」へ直進していく子が出てきます。
女子に多いですが、男子でも例えば鬼滅の刃のノベライズなどからはまり、マンガのノベライズばかりに進んでしまう場合。
本来、ほっといてあげたいですが、中学受験をするならばライトノベルは読書とはカウントしません。マンガを読んでいるのと同じと思ってください。鬼のようなことを書いている自覚はあります。
実は私はいくつかの教員免許に加えて司書教諭も持っており、司書教諭については学部生時代から学びたかったことだったので最近大学へ科目等履修生として入って学びました。そのため、「ライトノベルは読書じゃない」などという暴言は本当によくないと自覚はしています。
が、時間がない、という生活のなかで削るのならばライトノベルを読む時間ならば削っていいと思います。
声かけをして、時間を決めて「余暇」「自由時間」の中で読む。ゲームやテレビと同じ扱いです。まあただ、まったく活字に触れないよりはいいのですが。
ただ、小6で個別にきても自習室でひたすら恋愛系のライトノベルを読みふけっている子などを見ると、「気持ちはわかるけど、今は制限しましょう」と親御さんにお話します。
ではライトノベルじゃなくて、本当に読書にハマりにハマっている子をどうするか。
いくつか試してみてほしいことがありますが、すみません、長くなりすぎてスマホで読みづらいという苦情も来ていますので、明日にまわさせてください。前置きがいつも長くてすみません。
本日のおまけ
今回久々に出てきたバカ息子。彼の食欲にはここ数年本当に驚きます。
6個入りのパンとか買っておいておくと、朝一袋そのまま掴んで学校へ行ってしまいますえーっと、妹の朝ごはんをどうするつもりなのか。
なので何でもまとめ買いに走っている我が家ですが、子どもたちが好きな魚はやはり鮭。
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こちらの鮭の切り身は冷凍で保存が効くから助かるだけではなく、厚みもあってふっくら、また有塩と無塩が塩鮭とが選べるので、塩はお弁当用に、白いご飯によくあって、息子のお弁当のご飯の上にどーんとそのまま乗せればOK。味付けなしは子どもも大好きなムニエルにしています。冷凍を解凍してムニエルにして、おいしいの?と思われるかもしれませんが美味しい!!息子も娘も喜んで食べています。
我が家はふるさと納税含めて冷凍の物をよく買います。私が塾関係の仕事をしているとどうしても夜遅いときがあり、そういうときにサッとご飯の支度をするためです。カレーも作りおくし、こういう魚のストックもいろいろ。なので我が家は実はセカンド冷凍庫を持っています。おすすめです。
我が家のものは高さが130センチ、容量は153L入ります。コストコへ行っても余裕です。
我が家と同じ容量のもの↓