ご訪問くださり、いつもお読みくださりありがとうございます。
本日の内容は、ちょっと毒舌、嫌味も入っているため不快に思われる方がいるかもしれませんが、本当にある話です。ご了承ください。
いよいよ、ゴールデンウィークに入ってきましたね。娘に「ゴールデンウィークって何日からゴールデンウィークなの?」と言われて「その年によって違うけど」と前置きしながらいろいろ説明しています。
皆さんのお宅でもそういうことは聞かれたりしませんか?
そのとき、どうやって答えてらっしゃるでしょうか?
まさか、「えー、学校が休みの日がゴールデンウィークだよ~」と答えて終わり、とかありませんよね??
いろいろな小ネタ、大ネタがごろごろしている良い質問をお子さんが投げかけた!チャンス!と思って会話してあげてください。
例えば。
親子でNHKニュースと民放ニュースを見比べてみましょう。
NHKでは絶対に「ゴールデンウィーク」とは言いません。「大型連休」と言いますよね。大人ならご存じの方が多いと思うのですが、これを親子で一緒に見て検証すると「わ、ほんとだね!なんでだろう?」となるわけです。
理由を知っている方は多いとは思いますが、一応。
ゴールデンウィークという言葉は1950年ごろに当時随一の娯楽だった映画をたくさんこの時期の連休に封切るときに、たくさん封切りされるよ、という宣伝の意味で映画業界が「ゴールデンウィーク」と名付けたからです。
公共放送であるNHKとしては民間企業の宣伝は今もできませんので、映画業界が宣伝のためにつくった「ゴールデンウィーク」は使わずに大型連休と言いかえているわけです。(でもバレンタインデーもホワイトデーも理屈は一緒なのに使っていると思うんですけど。)
と、そこまでお母さまお父さまが話してあげると、子どもは「へー!」となりますし、じゃあ連休はたくさん映画が今も封切りされるのかな?えーやっぱり夏休みじゃない?とかドラえもんは春だよね!なんて会話につながって、何か見にいこっか?となるかもしれません。マーケティングの思考にも高学年だとつながるかもですね。
ちなみのちなみに、「封切り」という言葉もしっかり確認してください。
ゴールデンウィークという言葉は、まあ豆知識レベルなのでいいのですが。
6年生を教えていて「5月3日は何の日?」と聞いて「わからない」という子が大量にいます。嘘みたいにいます。申し訳ないですが、全員大手塾で下位クラスです。
大手塾で偏差値50オーバーで、5月3日が何の日か答えられない6年生はいませんし、5年生以下でも偏差値60オーバーの子は即答できます。
よく、保護者の方で「うちは社会が苦手で。皆さんみたいに暗記ができない」とか「覚えることが多すぎませんか?」と言ってくる方がいるのですが。。。。
出来るお子さんというのは、「覚えた記憶」なんてないんです。
生きているだけで「知っている」から、塾で出てきたときには「ああ、あのことか」「ああ、あれってこういう意味だったんだ」と「知識として上塗り、強化」されるのです。なので別に範囲だからといって覚えたわけではない知識が他の子より多いのです。
語彙もそうなのですが、語彙まんが、理科の表、などなど何故家に貼ると思いますか?けっして子どもが1人で見て記憶するためじゃありません。そういう子もいますが、そんな子は例外なので気にしなくて大丈夫。
目的は親子でそれを使って会話することが、一番てっとり早く物事を知ることができるからです。
公文のなぜなにカレンダーもそうです。
トイレになんで貼るのか?子どもが見て、読んで、ふーんと思い、気になると会話のネタにしてくるためです。
ちなみに嘘だとお思いでしょうが、私は5月3日は何の日か答えられない子には必ず、「5月5日は何の日?」と聞きます。
3日がわからない子の5日の正答率は半分以下です。
信じられないですよね?
でも万年サピの最下位クラス、その他大手においても万年最下位クラスの子の場合はけっこう答えられません。そういう子は「1月1日を別の言い方、熟語で言ってみて」も答えられません。
「5月5日ってさ、子どもの日だよ?男の子の成長を祝う日。ほら、鯉のぼりとかさ、見たことない?かぶと飾ったり。お祝いに柏餅とか。子どもの日ケーキとかもケーキ屋さんには出たりしてるよね?」と説明しても
「あー、うち女の子しかいないし」
ちがーう!!
そういうことじゃなーい!!
私からすると、姉妹しかいなくても今まで生きてきて「子どもの日って知らないかな?」という驚きしかありません。
幼稚園とかで行事やらなかった?折り紙とか折らなかった?と必死で記憶を呼び起こそうとしますが、
「そんな小さい頃のこと、知らないし!」みたいな反応しかされません。。。。
ご家庭、どうなってます??
と言いたくなります。個別にいらっしゃるご家庭は、決して日々の生活に困窮されているようなご家庭ではなく、お子さんの話から察するに、車はレクサス、ベンツ、コートはモンクレール、、、、でも子どもの日の話は姉妹だからしないんだ、、、こっちが「へー」です(笑)。そんなの知らない、という子に限って「うちはレクサスだよ!うちはベンツだよ!iPhoneは最新で16万したってママが言ってた!」などと教えてくれます(笑)。本気で中学受験させたいのなら、iPhoneの値段の話の前にその最新のiPhoneを使って、子どもの日を検索してあげて!」と思います。
誤解のないように書きますが、別にレクサスやベンツやモンクレールが悪いなんていってません(笑)。お子さんは、そっちの知識は入ってるんですよ。レクサスが高級車で価値がある、とか。そういう会話はしているということです。でしたら、中学受験を考えていて、塾にも個別にも一生懸命に通わせていらっしゃるのなら、社会の動きについて、ニュースを見たりしてもいいんじゃないかなと思うんですよね。
あ、でも、3月3日は何の日かはだいたい9割知っています。
ひな祭りのほうが有名なんですね。(笑)
行事や生活知識に関しては、小学校受験を経験した家庭、お子さんのほうが強いですね。小学校受験では行事知識はマストですから。
そして、5月5日は子どもの日を知っていても「端午の節句」まで答えられる子は少ないです。菖蒲も柏餅もあまり。。。
本当は3日の憲法記念日についてたくさん説明したいのに、子どもの日で時間がかかりすぎる子は「おっと」とつまづきます。
昭和の日も大切で説明したいし、メーデーも今の子には馴染みがありません。
今の子っていうか私の世代でもメーデーは馴染みがないです。
ストライキって経験したことありますか?
私は電車やバスのストライキって記憶にありません。
ストライキの説明ってけっこう難しいですよ。子どもは「なんで働くのやめるの?そしたら自分も困るんじゃないの?」と素朴な質問をたくさんしてくれます。
あと4日の「みどりの日」の変遷とか。
こんな感じで日常には「常識」「言葉」「知識」を知るチャンスがあふれています。
遠出はできないけど、映画くらいは見に行くか、となったときに「封切り」や「ゴールデンウィーク」という言葉の話までできると違ってきますよね。
我が家は無計画なまま連休に入ろうとしています。
博物館で行きたいところがあるけれど、混んでるよなあ。とか。
ディズニーも行きたいけど無謀だろうし、東北旅行もまた行きたいし。
結局サイクリングやピクニック程度になってしまいそうです。
なにせ、4月分のZ会まだまだ残ってるし(笑)浜学園のwebも4月分まだ1回追いついてないし。
もし、遠出をする方は必ず地図帳持参で。
サピのアトラスが私はおすすめです。
サピの校舎にいくと、部外者でも購入できます。怪しいですが。
受付の方に「え?」みたいな反応されます。
なので勇気を出して「アトラスがいいって聞いて。」とか言うしかないです。。。
でも、四谷でも早稲アカでも日能研でも、中学受験用の塾が出している地図帳ならどこでも大丈夫です。
小学校のだと、中学受験の視点で掲載されていないので足りないものが多すぎます。
その他、変わり種として以下のような馴染みやすいものも出ているので、低学年ならばそういうものから入るのもありです。
サピックスの地理カード。授業では使いませんが、低学年のうちにこれで知識が頭に入っていると本当にあとがラクだし、本人も楽しいです。
出かける地域のカードを持っていって、名産さがしをするのがおすすめ。
ポスターは親も一緒に学ぶといいです。会話のネタに。