いつもお読みくださりありがとうございます。

 

前回の記事で、「記述力」のための話を書いたのですが、そこでチラっとお勧めした「日記を書く」ということ。

 

はっきりいって、高学年にはもうお勧めしません。5年、6年、そんな時間はきっとないでしょう。

5年、6年で日記を苦も無くスラスラ書ける子は、たぶん生活の一部となっているわけで、記述にも作文にも苦労していない子ですので。

 

小学校において、国語で「先生あのね」という単元はなかったでしょうか?1年生のときです。

ほぼ全国の小学生が、「先生あのね、」という書き出しで日記を学ぶと思います。これを継続させてしまおう、それが私のひとつの提案です。小学校の先生というのはだいたいが熱心で、頑張る子、継続する子が大好きです。なので「先生あのね」の日記の宿題が強制でなくなったあとも、書いてみてください。そして提出してみてください。熱心な先生なら、楽しみに読んでくださり、添削して一言返してくれると思います。

 

実は、これ、私自身が小学校のときにやっていました。私は小さい頃から書くこと、読むことが大好きで、幼稚園のころから自作のお話や手紙誰かに書いたり、紙芝居を作ったりということをしていたので、そんな私を見て母が絵日記や日記を勧めたことがきっかけでした。

 

そして、うちの母の場合は「気が向いたときに」ではなく、「毎日」課題とされました(笑)。うちは親が勝手な家で、別に勉強優先では全然なかった家なので、しょっちゅう夜も出かけたりしていたのですが、自分が連れまわしたくせに日記は必須でした。真顔

疲れているのに、日記を書かないと寝かせてもらえない。いくら好きとはいえ、嫌なときもありました。が。そこで私は「短時間で今日あったことを思い出す。」「短時間で今日あったことを面白く書く」「短時間で長い文章をすぐ書きあげる」こんな能力が鍛えられました滝汗。早く寝たくて、もう帰りの車の中から日記の案を考えていたり、日記があればすぐ書き出せるような反射神経がどんどんつきました(笑)。なので小学校の作文の時間も、誰よりも早く誰よりも長く書くことができ、毎年のように作文や読書感想文で入賞することができていました。「何も書けない」といって固まっている子が不思議で仕方なかったです。「書いてしまえば解放されるのに、なんで書かないんだろう」と思っていたくらいです。

 

中学受験のときも、国語はまったく勉強しなくてもトップクラスの成績が取れました。出来ないのはやっていない漢字だけ(笑)。その分算数が酷かったですが滝汗

 

中・高・大と書くことに困ったことはなく、また入学した私立中学が「書くこと」をすごく伸ばす学校だったこともあり、社会人になってからも、親になってからも何かちょっと「感想」とか言われても即座に書き出すことができるので、不思議がられたりします。

 

私の場合は、「日記」によって鍛えられ、中高でまた文章を書かせる学校だったので鍛えられましたが、中高の仲間たちも鍛えられた分だけ、「書く力」はあのときついたよね~と今でも語り合います。

 

やっぱり、「書く力」は場数が大切だということです。

それを鍛えるのには、幼児さんで字が書けるのなら絵日記。低学年なら日記。

小さいうちは、子どもの面白ワードを親が覚えていてあげて、それをそのまま書かせ、「思ったことをそのまま書いてもいいんだ!」と実感させます。そして幼児期は短くてもちろんOK。

小学生になり、書くことが当たり前になってきたら、人にわかりやすいように書く指導を少しずつ入れます。たくさん直すと嫌になるので、私の場合は最近でも誤字脱字は少し見逃すことも多いです。また「面白かったって何がどうして面白かったの?」などと付け足させることもあります。本人がやる気を失わない程度に、添削します。

 

あとは、慣れてきたら禁止ワードを作ります。この禁止ワードはたしか筑波大小か学芸大学小か忘れましたがその先生がテレビで紹介していた方法なのですが、「面白かった」というワードを禁止したり、「楽しかった」というワードを禁止したりするのです。そうすると、子どもは頭をひねって、「面白い」をどう表現するか、別の言葉を考えます。禁止ワードを増やしていくと、あら不思議、だんだんと表現豊かな日記や作文が書けるようになるのです。

 

また、今日はこれをして、あれをして、それでおわり。みたいな文を書くこともありますよね。それも、筋道が立っていればOK。たまにはそういう日もあるよねーと「順番に書けたこと」を評価します。そういう日記のときは逆に主語が抜けていることも指摘しやすいですし。指摘や添削は1つか2つにして、継続して書いていることを褒めるようにするといいと思います。

 

いやらしい言い方になりますが、書いて、提出、を繰り返すとセンスのある子どもはそのうち「大人にウケる」文章が何かがわかってきます。センスがなかったら、添削でどういう文章がいいのか、を指導するしかないんですが、例えば読書感想文ならば入選した作品集ってありますよね?それを買って親子で読んでみてください。同じ本を読んで、同じ年の子がどのような文章を書いたのか、何が入選したのか、分析することができます。本来の目的から外れた、いやらしい方法ですが、親子で迷うよりは参考にしたほうがいいと思います。

 

中学受験の中でも、私立中学にはここまでの作文力は必要ないのですが、公立中高一貫を考えている方はこれくらいの対策をしてもいいと思います。なにせ、ライバルは作文やら、読書感想文やら、バンバン入賞してきたような子がたくさんいますので。

もちろん、作戦として作文はそこそこで。問題のほうで点数を稼ぐというのもアリですが。

 

とにかく一朝一夕には、「書く力」は伸びません。

低学年の方はこの夏休みに、日記にチャレンジしてみてください。継続する力もつきます。絵日記でもいいですし、これで充分自由研究として出せますし。

 

4年生以上の方は、新たに日記を課すのは酷です。そんな時間なーい!という方も多いと思うので、私立中学を受ける場合はどんどん語彙を増やすための対策(漫画、YouTub、問題集、語彙さえ身につけばなんでもいいです!)や、読解問題を解いていく必要があります。

 

ちなみに、算数も理科も社会も読解です。

低学年で算数の文章題が出来ない、という方は一度サイパーのどっかいざんをやらせてください。

公文で高進度なのに当該学年の算数文章題、とくに低学年のものが出来ない場合は危機感を持ったほうがいいです。その話なんかもまたしたいなと思いますが、読解力が求められる問題の比重が中学受験でも本当に増えています。

 

国語に戻しますが、

解いて→添削。解いて→添削。この繰り返し。

サピやグノ、四谷、どこでもいいのですが、テスト問題の記述や解答を丁寧に振り返りしているでしょうか。

平均点に届いていないお子さんはほぼ100%、設問が読み取れていません。それはつまり、記述だから出来なかったのではなく、選択肢問題でも聞かれていることを正確に捉えてないはずです。

 

読解問題とはよく言ったものだなと思いますが、読解するのは文章ではなくて設問だ、というくらい設問を読み取るほうが子どもにとっては難しいのです。

 

また話がそれて、長くなってきてしまったので、設問を読み取る重要性はまた明日以降に書きたいと思います。

 

いつも話が広がりすぎて、すみません。

とても昔作文で入賞していたとは思えない文章力ですね滝汗

 

書いていると、あれもつながってる、これも言及しなきゃ、と湧いてきてしまい。。。

かといって整理して何度も推敲する時間も取れず。言い訳になりますが、一部分でも何か取り入れてもらえそうなこと、参考になりそうなことがあったら、書いている意味もあるので嬉しいです。

 

本日もお読みくださりありがとうございました。

 

 

なぜか、どっかいざん2は足し算、引き算範囲で、ただのどっかいざん、が四則混合計算が範囲。なぜだろう。。。

四則混合計算がまだ未修の子には「どっかいざん2」の方をやらせてください。

 

 

 

 

どっかい「算」と漢字になっているほうが、四則混合計算です。お間違えなく。

 

あとは、国語にも小2レベルとされている読解があります。

これは、先取りしている小2には簡単なので苦手な子むけですね。

 

 

ご自分のお子さんのレベルに合わせて、いろいろ使えます。