いつもお読みくださりありがとうございます。

 

昨日の記事も、誤字脱字多くて本当にすみません。。。。きちんと何度も読み返して訂正すればいいのに、ちょっと訂正してアップして、あれ、まだ間違えている。。。となります。すみません。。。内容が伝わればいいですかね滝汗

 

 

 

さて、昨日に続いての理科のおススメの勉強法をご紹介したいと思います。

想定しているのは、このような感じの方です。

 

・6年生

・四谷偏差値で理社が37から40台前半

・小2から通塾

・今まであまり保護者が細かく見ていない

 

この場合の理科ですが。小3,小4から通塾していれば、理科においても単元学習は終了しています。

 

ただ理科の場合は社会よりも学校によって出題傾向がすごく違います。学校差が大きいです。

女子校か、男子校か、にもよりますし。ただ今回は大きく偏差値帯で区切って考えます。

 

四谷偏差値で58以上の学校を狙う場合。この場合はもう捨てられる分野はありません。予シリの単元が基本的にすべて必要だと思ってください。

 

というわけで、今回はそこまでの学校は狙わない、という想定でお話します。偏差値40台から絶対に難関校が狙えないということはないのですが、もしご気分を害される方がいたらごめんなさい。なるべく最大公約数的な紹介をさせてもらいます。

 

いま、理科の偏差値が50いかない場合。

まず、捨てる分野から。それは浮力です。おい、それで浮力出たらどうしてくれるんだ!と言われるかもしれませんが、現在偏差値40台前半以下の子に、浮力の仕組みをいくら説明してもかなりロスが大きく、なかなか理解までいきません。そして出たとしても浮力の基本中の基本しか、偏差値55くらいの学校には出題されません。万が一ちょっと難しくてもみんな解けないから大丈夫。浮力に関しては、「その物体が押しのけた液体の体積の重さ」が浮力となるわけですが、これ、何度説明してもこんがらがる子が多いので、「水」の場合の最低限の知識だけやって、それでOKにしといてください。それすら厳しければ、目をつぶっても構いません。決して「食塩水にいれた場合」などに手を出さないように。。。。

 

逆に、捨ててはいけないのは水溶液の基礎

水溶液といっても、性質から濃度から、気体の発生、中和まで本当に幅広いのですが、まず「性質」です。これをパーフェクトに覚えないと話になりません。単語カード登場でいいので、各水溶液の性質を完璧に覚えてください。

水溶液あたりから、理科が出来ないと言い出す子が増えます。初回は「性質」なので、ぽわーんと授業を聞き流してしまい、その後どんどんそれを使った表の読み取りや計算が出てきて、慌ててももうわからない、という子が多いです。

 

水溶液の分野でこの偏差値帯の子がとりあえず捨てていいのは、気体の発生の計算と中和の計算の基礎問題以外。これのとくに混合金属なんかの問題は絶対に手を出さないでください。問題番号でいえば、気体の発生と中和は(1)だけ解ければいいです。逆にこれの計算以外のところ。「出来た個体の名前→食塩」「発生した気体の名前→水素」などは絶対、絶対、正解しなければなりません。つまり性質のところは必須ということ。

 

計算はだいたいが、(1)は表を読めれば解けるのですが、このあたりの子はまず、表がまったく読めていないです。ですので、表の読み取り方を何度も丁寧に、教えてあげること。そうすると、溶解度についても(2)くらいまでは解けるはずです。

予シリの演習問題の基礎のところでいいので、表の読み取りを見てあげてください。

 

物理分野では、さっきいった「浮力」は飛ばすとして、「輪軸」も後回しで。物理分野が苦手な子はまず「てこ」が出来ていないので、てこの基本を。

 

 

 

 

これ、いつもの私の大好きな(笑)サイパーシリーズ。スモールステップで、てこの基礎からわかります。

これの上だけでもしっかりやれば、最低限のところは解けるようになります。

 

そして次に中堅校でも一定の確率で出るのが電気。

電気回路もお手上げ、という子が多いです。が。そんな難しいのはやらなくていいんです。最低限の明るさの比較すら出来ていない子が多いのが、偏差値40台の子です。

まず、明るさを書き込む。こういう手順を徹底してあげてください。私も昨年も個別指導で、何回も何回も、「使うか使わないかは別として、まず電球みたら明るさ書き込んで!!」とスパルタで言い続けました(笑)。

 

電気回路の基礎問題演習もこれ!!またサイパーシリーズです。

 

そして、並列と直列が組み合わさっている回路の問題は出来なくてもいいです。もし暗記できてしまうなら、暗記を。

 

あとは理科で必須は植物、生物ですが、この2つは無限に問題が作れてしまう分野で、鷗友などは毎年「なにその生物」というようなものを題材にしてきたりしますえーん。なのでそういう学校は相手にしない場合は、

生物では

・プランクトンの名前

・メダカの生態

・人体

は必須。毎年どこかの中堅校、上位校で出ます。とくに偏差値50以下の子は人体の酵素とか壊滅的だったりするので、しっかり叩き込みましょう。人体って、中堅校だと出るものと出方が決まっているので覚えてしまえば取れるというラクな分野なんです。

 

植物では

基礎中の基礎、光合成。ですが光合成はだいたいの子が出来ています。

それと食物連鎖。これも得意な子が多いです。

 

星と太陽も苦手な子が多いのですが、夏の大三角と冬の大三角くらいはできるだろうと思っても、パーフェクトじゃないのが偏差値50以下の子です。1時間に15度動くだなんだ、の前にとにかく有名な星座と星の名前は覚えさせてください。動きはそれからでも遅くないです。

月については、満月が南中する時刻は真夜中、と覚えさせ、あとはその逆は新月だからお昼の12時、というように動きとリンクさせれば暗記できるはずです。最低限そこは押さえましょう。

 

あとは必ず私がやらせるのは

実験器具!!

これも毎年のように、中堅校と上位校では出ますが、模試などでも落とす子が多く、ガスバーナーの使い方、顕微鏡の使い方と各部の名前。ろ紙のどこに物質が残るか。。。など、必ず覚えてください。

 

挙げればきりがないのですが、必須中の必須というとこんな感じです。

 

確認問題集としては以前も挙げた

基礎ドリ

 

 

 

分野別なので、苦手なところから。これはかなり基礎的な一問一答なのでこれができるようになれば、偏差値50はいくはずです。

 

あとは通っている塾の問題集で充分なはずです。通っている塾の問題集だと偏差値50にいっていない場合難しすぎることがあるので、こちらをおススメする感じです。

 

日能研のメモリーチェックも基礎としておすすめです。左側が解説になっているので、忘れたときに便利。

 

 

 

細かいことをいうと、教え方とかコツとかもあるのですが、とりあえず基礎のテキストと陥りがちな穴という視点からまとめてみました。ご参考になれば幸いです。

 

お読みくださりありがとうございました。