いつもお読みくださりありがとうございます。

 

先日、コメントでご質問いただいた、文法の問題について書いてみようと思います。コメントいただいてよかったです!この文法の話も指導しているなかでいろいろと試行錯誤している分野です。

 

大手塾のテキストですと、どこも文法の分野は手薄です。でもこれにも理由があって、高校受験などと違って小学校の指導要領にまず文法としての文法はないため、中学校以降のように活用表を覚えたりする必要はありませんし、超重大なテーマ、とはいえないから大手塾のテキストにはサラッとしか載っていないのだと思います。

 

しかし、サラッとといいながらも内容的には十分がっつりと「文法」的なことが出てきますよね?助動詞の場合分けなどは、理屈としては中学校で習うけれど中学受験の分野でもよく出題されています。

可能、推定、などのあれです。

 

国語がとても得意な子の場合は、この文法も「勘」でいけてしまいます。勘といってもイチかバチかじゃなくて、「理由を論理的には言えないけれど、これとこれは違う」ということが問題を読むとわかってしまうのです。私自身もどちらかというとそういう感じでした。見ればわかる、読めばわかる、という感じで解いており、中学以降で改めて文法を習ったときは、ほー!!とちょっと感動しました爆  笑

 

具体的なテキストの話にいきますと、

予習シリーズでも、メインのテーマの付属として出てくるだけですが、四科のまとめになるとどーんと問題が収録されています。かなりな量です。四科のまとめの算数は私はイマイチだと思って使わないのですが、国語と社会はすごくいいと思っています。

国語の文法分野の問題としても、あれだけすべてをやっておけば、困ることはないでしょう。

問題は、そこにたどりつくまで、ですよね?四科のまとめはその名の通り6年生のテキストですので。

 

4年、5年から随時やっていく場合。

総合テキストとして文法が手厚いのは「新演習シリーズ」です。栄光ゼミナールとかはこれを使っていると思います。これの国語に、毎回文法や漢字の分野があって、漢字はともかく文法は説明も少しあるので使えます。

 

が、難点として、これは物語文とか説明文とかも載っている総合的な国語のテキストなのでその文法のところだけやるために買う、というのも。。。。煽り

 

文法だけを、丁寧にと思ったときにいろいろ探してみつけたのが、これです。

 

これは、かなり入門です。で、敬語も一緒になっているのですごくいいです。

たしかに小学生は、敬語問題も間違える子が多いですので。

これは理解をしながらまとめる、という形式なので塾の補助として少しずつ進められます。演習問題は6年になったら四科のまとめとか、その他教材でたくさんできるので、「文法意味わかんなーい。やりたくなーい」となっている子にはおすすめです。

 

もう少し、問題で学びたい、中受の入試問題対応のための問題集がほしい、という場合はこちらのほうがいいです。↓

 

 

ちょっと古いのですが、いろいろとシリーズもあって使えるものも多いです。

この文法問題集は本当にピンポイントでやりたいときにいいと思います。

 

この2冊は、というか文法の問題はそこまで深入りせずに、だけどやっといたほうがいい分野なので、2冊をやりきる必要はないです。この本の中でご自分のお子さんに必要だと思うところだけをやるだけで充分です。

 

もちろん、全部できる人はやったらやっただけ、力にはなりますが。

 

あと、日能研のベストチェック。あれはまあ。。。。中堅校向けなので、欠けているところも(予習シリーズやサピ等に比べて)多いため、私の中では小5や小6から中学受験をすることにした子が、急いで全分野を回すための教材、として扱っています。基礎を固めるにはいいです。

 

とりいそぎ、文法の問題のリクエストがあったので自分が使っているもの、使っていたものをご紹介しました。

 

なんだかやたらと雑務が多く、ブログがとびとびで更新ですみません。。。

今後とも気長によろしくお願いいたします。