いつもお読みくださりありがとうございます。

 

ママ友が、別のママ友に相談?愚痴?を言われて、私の意見を聞きたいと言ってきた話です。

その当事者については、存在は知っていますが実際にお子さんにあったことなどはありません。だから完全に「予想」で答えたわけでして、私も何度も「実際合ってないからわからないけどね」と前置きしながら答えたのですが、答えられた理由のひとつにこれってよくある相談だなあと思ったからです。私も以前から書いていますが、ほんとうによくあることなんですよね。

 

先日の低学年アルアルとか、優秀児の話とも通じるのですが、今回は4年生の今、に絞って大切だと私が思うことを書きたいと思います。4年の今、通塾している塾のテストで平均点が取れないという場合は何かしら大きくつまづいている可能性があります。これからの夏休み、「夏休みだけでも」と個別や家庭教師に駆け込まれる方が増えます。(6年から駆け込まれるよりも、4年からだとこちらは楽。どうとでもまだ提案ができますので。)

 

理社だとはっきりいって、「やってない」の一言に尽きます。とくに4年生は。しっかりしている子だと、授業を聞いてくるだけで吸収し、確認問題くらいなら覚えてきて解けるので、そうでない場合はしっかりと復習させるしかありません。わが子が優秀児ではない場合、授業を吸収してこないのならもう諦めて、なんとかインプットも親が手伝う羽目になります。。。煽り

 

今日は算数を主に話題にしたいので、理社はまた別の機会に対策を取り上げたいと思いますので置いておきます。

 

今日は低学年ではほぼ先取りはしていなくて、3年生の2月から大手に通塾しているけどいまアップアップしているという場合の話です。よくある悩みだと思います。

 

算数。

4年生の現時点で平均点が取れない場合は、その子を見なくても断言できるくらい「計算力」がないはずです。

四則混合計算に問題が必ずあると思います。

 

大手塾の計算問題集とか練習問題で割り算とかやっているときに、ものすごーく丁寧にノートに書いている子がいますが、もちろん丁寧にノートに書いていいのですが、それが「目的」になっちゃっている子がけっこういるんです。

言葉は悪いですが、ちんたらと(ほんと言葉悪くてごめんさい。でもこれがすごく当てはまる表現なのです。。。ダラダラとも違う)計算している子に「出来る子」はいないです。。。

 

まだ計算問題だから、「わからない」ということは少ない(計算方法を覚えてしまえばいいので)けど、それだけやっても計算量足りないんですよね。。。。しかし今更公文だ、そろばんだ、をやる時間はないのでとりあえずは大手塾で宿題にされている、「日々の計算」でしたっけ?とか日能研なら「マスター」、サピなら基礎トレを完璧にする。

まあでもこのなかで、「基礎トレ」はちょっと異質で目的が違うのですが。計算だけではないので。

 

それらの計算問題は一問も間違えてはだめです。タイムも大事です。平均点が取れないと言っている方にはいつも、「一問も間違えてはダメ」「タイムも大事」の二つができているか聞くと今まで100パーセントできてません。

間違えている場合は、どうして間違えているのか、絶対に原因を突き止めたほうがいいです。

以下のなかに必ずあると思います。

1.字が汚い

2.元の計算式と自分の筆算などが離れすぎている

3.計算の順番が守れていないのに、線を式に引いていない。

4.3ができないから、逆算ができない。

5.必要な暗算を使わない、使えない。

 

この1と2は即直せますが、3がけっこう矯正するのに時間がかかります。

 

計算の順番、あるじゃないですか。カッコが先とか。それを知っているのに、間違えている子というのは自分を過信して絶対に線を引かないんですよ。ここは、先にやる。という意識を持たせるために、間違えているんだから線を引いて、と言ってもやりません。全部ひくと真っ黒になるので、ここは、この計算の肝、というところに引かせてミスを防ぐわけですが、肝もそういう子はわかっていないのでやはり先生か親がついて、教えなければできるようにならないです。っていうか、そこが言われなくても出来る子は平均点は取ってきます。

 

その延長に、逆算があるのでこれが出来ない子は逆算も間違えます。逆算が「イチかバチか」みたいな確率になっちゃってる子けっこういますポーン

 

5の必要な暗算、ですが、例えば早いうちから「25×4は100」だとか、そういうものは刷り込ませたほうがいいです。

100や200を作る意識は大切です。どうやって筆算をしないで計算できるのか、それを子どもと一緒に考えながら計算を見てあげると、「使える計算力」が身についていくと思います。

公文やそろばんで「死ぬほどの」計算量をしてきていないのですから、もう工夫で乗り切っていくしかありません。今更量を稼ごうと思っても、もうその子たちのように計算だけに大量に時間を投資できませんので、効率重視で工夫を教えるしかないです。そして工夫って教えてもしつこく言わないと使わないので、たかが計算と思わずに、ひとりでやらせずに横についたほうがいいです。

 

何度も書きますが、これ、「平均点が取れない」4年生、大手塾に通い始めたばかり、先取りも公文もナシ、の場合です。

 

平均点が取れないのに「計算問題だから」と一人でやらせておくと絶対に正しい演習ができていないと思います。

 

よくあるのですが、計算は1人でやらせて、その後の文章題や応用問題は親が教える、という人が多いのですが。。。。

それは平均点が取れてからやるべきで、平均点が取れていないなら計算を見てあげたほうがいいです。たとえ合っていても。どうやっているのか見てください。無駄な筆算書いてませんか??

塾では計算までひとりひとり見てくれませんから。そここそ、親の出番だと思います。

 

平均点が取れていないのに、4年生から特訓講座(受講制限ナシ)を取ったりしている人もいるのですが、特訓講座で計算はやってくれないです。まさにコンクリート代。意味ないです。

 

計算でミスすることを「あー、内容はわかっていたのに凡ミスしちゃったー」という親子がいるのですが、私のなかではそれはNGとしています。わが子たちには絶対言わせません。計算ができないから、間違えるんです。逆です。絶対の計算力がないために、わかっているはずの内容も間違えて解釈したりする場合もあります。凡ミスというのは基本的には無いと考えて(本当はあるんだけど)、ミスには理由がある、という考え方を今のうちに(4年生の始めに)植え付けたほうがいいと思います。

 

計算を軽視して4年生を過ごしてしまう理由のひとつに、模試で計算問題が出てもそんなに存在感がないからかなと思うのですが、平均点が取れない子はこの1⃣で必ず間違えています。ここをパーフェクトにすることだけをまず考えてもいいくらいです。

 

「あー、一問間違えちゃったね、残念!」で済ませてはダメです。

 

いろいろな練習問題、応用問題に手を出したり、とにかくその単元学習に置いて行かれないように問題をすべて解こうとするのではなく、毎日の計算を確実にして、テストではぜーったいに、計算を間違えない。そして単元学習では基本例題とその類題だけをやる。それだけで平均点がぐっと近づくはずです。あれも、これもはできませんので4年生の今のうちこそ、心を鬼にして後ろの問題を見ずに前半をしっかり。そこで力がつけばいくらでもあとで難しい問題はできますから。

 

続きはまた明日にしたいと思います。

 

しつこいですが、いつもの計算のおすすめ問題集をまたあげときます。

これもしっかり親が横について、確実に履修させると効果がでます。

スモールステップです。これは問題量は少ないですが、確実にわかったかどうかをチェックしやすいです。

 

 

それと、定番。サイパーの逆算。

これも「また?」って思うくらいしつこくスモールステップなのですが、2冊やりきるとかなり逆算はできるようになると思います。私はこれの線をひいて、まとめていく解き方は好きです。だんだんそれを使わないでも解けるようになりますが、最初が肝心。しっかり線を引かせたほうがいいです。