いつもお読みくださりありがとうございます。

 

このテーマはもちろん私の話ではありません笑い泣き

私の友人の話です。

 

友人の話のため、詳細に書くことはしませんが、内容は伝わるように書きたいと思います。

 

私にはいわゆる「三冠」(灘・筑駒・開成に合格。その他も伏せますが合格。)を達成した息子を持つ友人がいます。ママ友ではなく、友人です。

なんというか、わが子のことはキーキーなることもしょっちゅうありますが、それでも比較的冷静にわが子と優秀児を混同せずに考えられるのは、小さい頃からその子を知っていたからかもしれません。はい、違いました。全然。見たらわかります。話せばわかります。別に言動がおかしかった、とかではないですよ?大人でした。明らかに。だから、その子が三冠を達成したときも、「やっぱり!」としか思わなかったし、嬉しかったです。(一ミリも私は指導にはかかわっておりません。笑い泣き

 

しかし、自慢としか取ってもらえないことが本当に多いらしく、友人は人を選ばないと話せないと言っています。いやもう、話さないと決めています。

ママ友などに進学先を聞かれて話したときに「うわ、ずっと出来ることかくしてたんだね。私たちの悩みとか聞いてたとき、実はバカにしてたんでしょ」レベルのことを言われたこともあるそうですポーンまじで??と思いましたが、証拠?の強烈なラインを見せてもらったので、本当でした絶望ママ友って怖い。

 

だから息子さんの進学先はうかつに話せないそうです。

万が一話してしまうと、ものすごい勢いで「どの塾に行ってたの?」「どんな勉強していたの?」となるそうです。そして下手するとテスト毎にラインが来たり、愚痴が来たりして、それに何と答えても嫌味と取られるかもしれないので何も言えない、と。そして下のお子さんがいるのですが、その関係者にはとくに一切、兄の進学先は言えない、と。言ったら最後、質問攻めと下の子の成績を探られまくる、と言っていました。その友人は、「上の子は上の子、下の子は下の子。変に上をプレッシャーに思わないように育てたい」と苦心しているのに、周囲が期待をかけてくるので下の子を守るためにも上の子の進学先や合格先は明かさないそうです。明かして、「なによ、偉そうに」みたいに最後思われる(聞かれたことに答えただけなのに)よりは、明かさずに深く関わらず過ごしたほうがラク、と学んだそうです。

 

私もいろいろなタイプのお子さんを見て、わが子も含めて思うのですが、ほんっとーに、千差万別で、これが絶対いいとかここなら合格!っていう塾も先生もいません。

 

人の子の真似して塾に入れて、しかも全然タイプが違うのに同じ勉強をさせようとして、そして出来なくて、最後は「あの人は意地悪だから、ちゃんとしたことは教えてくれない」と逆恨みする人が多いことを、友人の体験談から私は学びました。。。。

 

恐ろしい。。。恋は盲目ではなくて、わが子へ愛は盲目?いやわが子への期待は青天井といったところでしょうか。

 

いわゆる「優秀児」に分類されるほうの子と、普通の子を比べると、明らかに違います。

優秀な子はやってます、勉強。楽しくやっているんです。だからかける時間も短い。だから余暇もできて楽しい。テストもできて楽しい、もっと勉強しよう!となる。この好循環が小さなうちから回ってる子がいます。

 

一方普通の子は、なんとなく塾は楽しいから行くけど、復習はめんどくさい、親がやれっていうからやる。だから時間がかかる。そしたら余暇が減る。つまらない。イライラする。やりたくない!だから出来ない。テストも悪い。怒られる。もっとやりたくない。。。。という負のスパイラル。

 

やりたくない子がグズグズしている時間に、できる子は次々とプラスの課題までこなしています。

 

うちの息子と娘を比べてみてもすごくそう思います。娘はけっしてトップクラスではありませんが、それでも息子と比べると好循環で勉強を回しています。だからたくさんのことが出来て、本人も楽しい。時間の使い方がうまいです。一方息子はグズグズしていました、ずっと。しかしそれでも本人なりのベストを尽くせるように、なんとかかんとか引っ張って、無事希望する進学校へ合格できたのは、理由の1つに息子には過剰すぎる勉強はさせなかったからだと思っています。

 

だって、できないですもん滝汗無理なものは無理なんです。キャパはその子その子で違います。

 

それなのに、身近や知人に超優秀児を見てしまうとなぜか多くの人が「その子の行ってた塾」「その子の勉強法」をすればわが子も御三家クラスへいけるのでは??と思ってしまうようです。

 

三冠の子はですね、努力の天才でしたし、その上天性の真面目さ、素直さ、賢さがやはりありました。小さい頃から全然違いました。普通の子じゃなかったです。なんでそれがわからないのかなーと思ってしまいます。毒を吐いてますかね?すみません。

 

そんな、いないですから。全員がそんなに優秀になるわけないんですよね。

それよりは、自分の子に合う学校を探そうと思うほうが心も健全かなと思っています。

 

あとですね、聞いたところで出来ないですから。優秀児のルーティンや生活って。真似できないです。別に大量にやっているからじゃなくて、さっきも書いたように質が違うんです。「苦もなく」こなしてるんですよね。

それよりは、今のわが子のレベルをよく見て、地道に上げることをしたほうが結果伸びるんじゃないかなと思います。

 

月例テスト的なもので平均点が取れないのに、最優秀の子の勉強方法を聞いても意味がないです。

なぜ平均点が取れていないのか、そこをしっかり分析したほうが早いです。上へあがる可能性も増えます。

 

平均点が取れない場合って、結局は基本を理解していないし、演習がその子には足りてないということです。テストで平均点が取れない場合は基礎だけに絞って、そこだけ完璧にしたほうが6年になったときに結局早いです。土台がボコボコのままでは過去問に行けないので。

 

偉そうに書いてしまいますが、もちろん私もわが子には腹立つこと、たくさんあります。自戒も込めての記事でした。