いつもお読みくださりありがとうございます。

 

昨日の、宿題をやらない子をどうするか、という話ともつながるのですが、私の勤務している塾では業務前にちょっとしたミーティングがあります。研修なんかも、校舎にいる主任クラス(でもフリーランスの講師。ベテラン)の人の思いつき?鶴の一声的な感じで不定期にあるのですが、私はなるべく参加するようにしています。

 

小規模ミーティングとかだと他の先生と相談できたり、プロ講師の人の意見を伺えたり、勉強になるからです。

 

で、そのときにがっかりというか、あー、結局みんなそうなんだなと思うのが、

「勉強習慣をつけてあげてください」

「プランを一緒に考えてあげてください」

「どう勉強したらいいのか、わからないという子には手取り足取り、勉強の仕方を教えてあげてください」という「解決案」や「提案」が講師間で共有され、「やっぱり勉強させるのって難しいよね」という話が行われているということです。

 

みんなそう、というのは、「自走できてる子なんて、少ないんだなー」という感想のことです。

 

良くも悪くもホッしてしまいます。

 

 超面倒見がいい、と言われていて実際にそうである息子の学校では、小テストが頻繁にあり、ノート提出、宿題提出がしっかり点数化されます。なのでそこをしっかり自分で管理できる子と、追われてめちゃくちゃになってしまう子と、別れてしまいます。うちなどは必死に私がサポートして、とくに中1のときは宿題の管理までやっていました。範囲までチェックしていました。滝汗だって、体系数学の〇ページから〇ページのうち、自分で選んで40問、とかそういう宿題が出たりするのですが、40が数えられないんですよ??バカ息子。

信じられないですよね?

提出したはいいけど、再提出だったーとかいうので、出来の問題かと思ったら、「38」問しかなかった、とか39問だった、とか絶望

倒れそうでした。しばらく、「今回は何問なの!ムキー」とノートを出させて、1,2,3,と私が、本人がやったという問題を数えていましたからね。100パーセント、数を間違ってました。

発達グレー気味が確定するまで、ほんとイライラして、「お前は数も数えられないのか!ムキー」とキレてましたね。。。

 

最近はもう数えていないのですが、きっと数え間違いは減ったようですが、今もあると思います。

なんていうか、注意力散漫だし、その数の重要性の認識がないんですよね。絶対30問なら30問、きっちり解き切ってきっちりださなきゃ!という意識がすごく薄いということがわかりました絶望

 

そんなダメな過保護母をしていたので、(まあ今も過保護だと思います。勉強面に関しては)毎日息子の宿題チェックをするたびにそんな自分に自己嫌悪していたのですが、塾のミーティングに出ると、あれ??けっこう出来てない子いるんじゃないの??と知って笑い泣き

サピの講師だったときは、小学生しか知らないのでまた違ったのですが、今は中高生もいるのでわが子と比べたり、ベテランの先生に相談できたりしてすごく助かっています。

 

息子の担任や学年の先生方からは、「親が手を離しましょう」と言われているし、「いつまでも自分で勉強が組み立てられないと、ダメです」なんて言われていますが、もしかしたら世の中ではこれ、親がやっていないけど塾や家庭教師に丸投げってお宅もそこそこあるんじゃないの??なあんて思ったり。

 

ダメな例を見て安心しても仕方ないのですが、うちは私が管理しているけど、これお金払ってやってもらってる子もいるんだ!と知ったことは私の精神衛生上は良かったです。滝汗

 

しかし、やはり最後は自走。

塾の先生だって、自分で気づいて自分で勉強するようになることを目指して指導しています。個別のいいところはそうやってその子その子に語り掛けていけることですよね。

 

ただ、何が言いたいかというと、もし今、小学生はもちろんのこと、中学生になってもスパッと手を離せない保護者の方いたとしても、「それは、無料で家庭教師や個別の変わりに親がもっとも親身になってプランニングを手伝っているのだから、私ってお金もらってもいいくらいだわ~口笛」とお気楽に考えてもいいのではないか、ということです。

 

いないですよ、なかなかすぐ自走できるしっかりした子は爆  笑

そういう子は小学生のときから頭角を現して自力で御三家クラスへ行けます。

 

昨日の話ともつながりますが、息子にも一度ですが中2の二学期かな、私が徹底的に数学の宿題と英語の宿題を管理して、平常点というペーパー試験以外でそれぞれつく点数が、満点を取らせたことがあります。それまでは例えば20点分の15点、とか16点、とか中途半端だったわけですが、一度頑張って(私のおかげだけどえー)満点を取らせたことで、クラスで満点として貼りだされたり名前を呼ばれたりすることで、「できるとうれしい」という気持ちが沸くわけです。

 

そうすると、次からはパーフェクトではなくても、やらなきゃ、という気持ちが増えて、一度上がってしまった自分の評価をまた落としたくない、という思いが生まれます。そこを狙っていけば、そのうち自走へとつながるのかな~とアホ兄を見ながら考えています。。。

 

中学生でも高校生でも、そんなもんです。(もちろんできる子はいますよ)

小学生の受験となれば、私はある程度親が介入しても仕方ないと思っています。

息子の場合、中受では最後まで「自分ごとの受験」にはなっていなかったと思います。それでもなんとか中受を完走し、中学生としてなんとかやっています。あのとき、私が手を離していたら中受は無理だったなと思うので、いま伴走されている方は、今のご自身のやっていることに自信を持って、信じて頑張ってほしいなと思います。親の一生懸命な伴走は悪いことではないと思っています。