いつもお読みくださりありがとうございます。

 

なんとなく始めたブログですが、書いていると自分の考え方の癖というか、傾向が自分で見えてくるものだなーと他人事のように最近思います。私としては、指導させていただいたお子さんはもちろん、ママ友のお子さんも、少しでも自分と関係したお子さんも、本当になんとか合格してほしい、それがまず第一にあるんだなと改めて思いました。

 そのため、志望校設定の考え方や勉強の仕方なども「とにかく合格」するには、という視点になっているので、いわゆる大手塾の「とにかく上を目指させる」というようなプランではなくなっています。

 そして、とにかく合格してほしい、のですがそれはちゃんと志望校研究をすれば絶対にその子に「合う」(偏差値も、校風も)学校が見つかるはずなので、それを探してほしい、という意味です。

 

 最近は一昔前よりも、本当に「我が子なりの中学受験」を考えている家庭も増えている一方で、私の書いているこのブログもその1つではありますが、ネットの煽り?のような記事に影響されて、お子さんの個性や適性を考えていない受験プランの方もいて、二極化しているのかなとも思います。個別指導塾や家庭教師というのは基本的に集団塾より高いことが多いので、熱心でお金にも余裕がある方が併用されたり、それだけにできたりするわけですが、多いなと思うのがだいたい色々回って流れ着いての個別指導だったりする家庭です。

 

 大学受験なんかですと顕著で、高卒生なのに、「うちの子、スマホ中毒で。どうやったらちゃんとしたリズムで勉強できるんでしょうか」とか「どうやったら、宿題やるとか、勉強するようになるんでしょうか」みたいな相談もけっこうあります。たいてい、高卒生で多浪で駆け込んでくる方は、「医学部志望」です。。。。絶望 はい、医師のご家庭です。。。。絶望

難しいですよね。。。今更宿題どうやらせましょう、っていうところからですと。

 

名のある、実績も確かな先生が隣りのブースでビシバシと、かなり厳しいことを精神面から言って鍛えても響かない子が多いです滝汗

一度なんて、その声が聞こえて私の教えている小学生がびびっってしまうので(決して怒鳴ってなどいないのですが、親公認のもと、ビシバシと厳しい精神論を諭している感じ)、ブースを移動したこともあるくらいです。。。。ガーン

 

そういう高卒生や、中1の数学、英語からやり直さないといけないような高校生を見ていると、ひとこと。

「勉強習慣て、ほんと大事」

と心から思います。

 

習慣づけられるものなら、なんだっていいんだと思うんです。公文だっていいし、そろばんでもいいし、学研教室とか、日記とか、読書記録なんかでもいいかもしれません。

でも親の言うことを聞くような2年生くらいまで、できれば1年生のうちに「勉強って息をするように最低限することだ」として、習慣にしてしまい、加えて「学校のテスト」でいいので、「テストって簡単」「ぼくってできる」と思う成功体験が重要なんじゃないかなと思います。

 

困っている大学受験生も、中学受験を経験している子ももちろんいますが多いのは、比較的小学校から私立の内部進学で進んできてしまった子なのですが。。。。どちらにしても、見ているとまったく「自分の受験」という意気込みが感じられないし、覇気がないんですよね。「自走」にいたっていないのだと思います。

 

うちの息子もまだまだ「自走」には遠いのですが、少しずつ手を放しながら様子を見ながら、「自分が上位に行きたい」と思うのを待っています。。。待ってもそうならなかったらどうしよう、とは思いつつ。。。ゲッソリ

 

でも、息子も一応公文や中学受験の勉強でついた習慣は役に立っていると思います。

 

発達障害グレー気味なので、日程管理は苦手ですが、そこは親が大きなカレンダーを一緒に購入して貼ってやり、声をかけて書き込みを促しています。全部チェック、まではしていませんが。

 

小テストなどは本人も「満点を取らなくては」という意識はあり、宿題も必ずやるので、あとはもう本人の能力次第なのかなと思っています。

 

指導している小学生を見ていると、宿題を言ってもやらない子というのは「これをやって、どうなるのか」が考えられない幼い子ばかりです。(うちもそうでしたけどね。)そういう子には、私はできるだけ即効性のある宿題を出すことにしています。

 

自分が頑張った宿題が、小テストに出て、点数が上がった!こういう体験がないと、サピでずーっと突っ伏しているような子になっちゃうわけです。

昨年見た、理科のデイリーチェックがほぼ0点の子、可哀想だったな。。。。サピの時間が辛かったと思います。

 

そういう子には、数回ではありますが、通っている塾の小テスト対策をしてあげたり、塾じゃない中高生ならば学校の小テスト対策を一緒にやります。本来、親ごさんからしたらそんなことより難問を教えて!と思ったりするかもしれませんが、とにかく少しでも勉強の「結果」これを感じさせてあげたいのです。

 

そして、やったらできた。宿題やったらできた!勉強したらちょっとわかった、成績上がった!これが一番やる気を出す方法だなと今までの経験で思います。本当は長い目で見ていきたいのですが、やる気がない、勉強しない子ほど、目先の結果を一度出させる。これが効果的だなと感じています。

 

もちろん、それに加えて合格までの長期プランが必要です。本当は長期プランだけ見て逆算するのが効率的ですが、子どもが宿題をさぼるほど追いつめられているのなら、一時的なドーピングがいいかと思います。

 

個別指導の場合は、次の回に今回出した宿題の小テストをすることを宣言し、範囲も決めます。そして漢字でも一行問題でもいいのできっちりこれだけ、絶対やってきて、と伝えて小テストをする。出来たら「やればできるんだから」と励ます。

 

これは小学生ならけっこう通じます。中学生になると、言い訳もすごくて「部活があってー」とかで出来なかったりしますが。

「約束」をきちんと果たさせる。親子だと難しいこともあるので、そういうときは個別や家庭教師も使っていいのかなと思います。

 

できるだけ、勉強が「やっつけ」にならないように。「やっつけ仕事」にさえならなければあとは勝手に伸びるのだと思います。

しかしまあ、中学受験だけで見ても量が半端ないですからね。そりゃあやっつけになるよね、という量が出ています。ですので親か先生が、取捨選択することが大事です。

 

しつこいですが、サピやグノのテキスト全部、は必要ない子が大半です。4年生や5年生だと捨てるに忍びないのはわかりますが、お子さんの状況を見て、全問やりきろうとしすぎないほうが結果が良いと思います。

 

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