いつもお読みくださりありがとうございます。

 

新学期が始まった直後なのに、もうゴールデンウィークの話なんて!と思われそうですが、塾業界では講師のスケジュールを決めるためにも、塾の予定を決めるためにも、すでに「スケジュール出してください~~」とせっつかれています。

 

社員講師ばかりのところならば、割り振りするだけなんでしょうけど、大規模塾になるとバイトの塾講師の配置はもう、めちゃくちゃ難しいジグソーパズルを埋めるみたいな感じです。

 

まだまだ、配置はアナログな部分もあります。というのも、お子さんのスケジュールと合わせないといけないので、なかなかシステマチックにポン、とは決められないんですよね。

 

そんな講師側の都合なんて、どうでもいいのですが、ゴールデンウィークの過ごし方、いろいろ悩まれる方も多いと思います。

 

サピのGS特訓とか、もう有名ですよね。でもこれは私よりも先に色々な人も仰っていますが、私もあんまり意味がないと思っています。

 

ゴールデンウィークに入試問題に触れさせて、うわ、こんなに難しいんだ、頑張らきゃ!と鼓舞するだけのためにあります。。。

校舎によっては、前年度合格者が来てくれてお話してくれたり、励ましてくれたり、もありますよね?それはすごくいいと思うのですが、あの問題をゴールデンウィークにやる必要性は本当にないです。

 

しいていうなら、アルファクラスに余裕で在籍している子なら、まあチャレンジしても意義があるでしょう、という感じです。

アルファベットクラスの子は、そんな問題に手を出すよりも、もっと基礎の復習に時間を使ったほうがいいです。絶対に。

 

親としては、自分の視界からいなくなってくれる、しかも塾へ勉強しに行ってくれている、これだけでストレスが半減するわけですよね?でも子どもはかなり、疲弊するはずです。

 

遊ばせすぎるのはあとが大変だと思いますが、出来ればメリハリをつけて自宅で復習することを、アルファベットクラスの方にはお勧めします。塾に何時間も拘束してもらって滝汗安心しているのは親ばかりです。。。。子どもは疲れて結構ぼーっとしていたり、真面目な子は「どうしよう、終わらない」と焦ったり。

 

あんまり価値がないと思うんですけどね、サピックスのGS特訓。

 

他塾の方でも、偏差値が50いかない科目があるのなら、思い切ってゴールデンウィークは復習にあてたほうがいいと思います。

 

ただ、自宅でどれだけ勉強できるのか、これは本当に大事だし親が大変です。覚悟がいります。

私も息子が最後NNに行ってくれている間だけが、心の休養でしたので気持ちはわかるつもりです。。。チーン

 

しかし、このゴールデンウィークをもし自宅学習でうまく乗り切れたなら、夏休みがきっとうまく過ごせます。

羽目を外しすぎず、自分のペースで、たとえ家でも勉強する。この予行練習にはゴールデンウィークはぴったりです。

サピはありませんけど、自習室のある塾に通っている場合は、自習室のうまい使い方をここでしっかり確立してください。

 

各家庭ごとに使い方のベストは違うと思います。

保護者が仕事に行っている間は、必ず自習室へ行く、そのときのお昼はどうするのか?一人で往復できるのか?鍵は閉め忘れない?買い食いしない?まさかゲームセンターによらないよね?いろいろと夏休みに向けてシミュレーションしておくと、夏にバタバタしなくてすみます。

 

もし、1人で電車やバスに乗ったことがないお子さんがいたら、その練習もそろそろしたほうがいいと思います。何かハプニングがあっても動じないで塾へ行くことができれば、入試でもいざというとき1人で行けます。(我が家、1人で行かせた日があります。笑い泣き同級生親子に会って、めちゃくちゃびっくりされたそうです。でも、合格できました。)

 

夏休みってめちゃくちゃ外が暑いじゃないですか。

だから、時間によっては歩かせるのが虐待なような気がして、けっこう私も近距離でも車で送迎してしまいます。時間の節約になることも多いですしね。なので、気候もちょうどいい、気持ちの余裕もまだあるゴールデンウィークに色々と想定して試してみることをお勧めします。

 

もちろん、ゴールデンウィーク講習に行くことをすべて否定しているわけではないです。

ただ、もしキャパオーバーで疲れてしまっているなら、たとえ講習を受けても、ここが建て直しのチャンスだと思って、今までの取りこぼしを拾うことに注力し、ゴールデンウィーク講習の内容は二の次。完璧にしようとは思わなくて大丈夫です。

目先の演習問題よりも、4月までの通常カリキュラムに落としたところはないのか、そちらを重視してください。

 

私の受け持っているお子さんの中にも、過去にはサピのGS特訓はパスして、個別を入れた方もいました。完全に復習にしました。

 

以上は6年生の話ですが。

 

5年生以下は、のんびりしていいと思いますよ。

しかしここでも、観察しておくとよいことがあります。

 

「わが子が、息抜きをうまくできるタイプかどうか」です。できないなら、どうすれば一番効果的な息抜きになるのか?を試してみる。

 

以前の記事の内容ともかぶるのですが、うちの息子もそうですが、一度大きく休んだり、気が抜けると数日間こっちの世界に戻ってこれない絶望タイプの子がいます。

 

リフレッシュをして、パチッと切り替えて「よし、遊んだから、やることやろう」と思える子はいいのですが、なんとなくぼーっとしたままの子が。。。。

 

そういう場合はたいてい、親御さんの気分でリフレッシュ内容や時間を決めています。

親御さんなりに、「しんどそうだから、今日くらいはパーッと」と思うのでしょうが、それがわが子に効果的かどうか、はこのゴールデンウィークで試してみて、わが子に一番合う息抜き、遊び、リフレッシュの方法を見つけておくと本当にあとで強いです。

 

秋に今?今?ディズニーランド?みたいな家庭が毎年あるのですが、「それって、あなたが行きたいだけですよね?そりゃ子どもは聞いたら行くっていいますよ」と言いたい場合もあります。

一日パーッとディズニーランドへ行くことが合っている子もいます。でもそれよりも、「今日は半日お好きにどうぞ」と過ごさせるほうがスッキリする子もいます。どちらにしても、子どもにも「何がしたいか」聞きながら、相談しながら、「子どもにも責任を取らせる」ような休みの取り方を模索してみるといいんじゃないかなと思います。それが試行錯誤できるのがゴールデンウィークです。

 

我が家の場合ですが、低学年のときからどこへ遊びに行っても、帰省しても、公文とその他少しのワークや日記は欠かさずやらせました。歯磨き感覚です。もちろん、大変なときもあるのですが、例のアホ息子の場合はそのルーティンがあったほうが、旅行や遊びから日常に戻ったときにスムーズに勉強中心モードに戻れました。

そのときに、難しい問題とかは持っていかなかったです。自宅学習だったこともあり、強制される宿題がなかったので私のチョイスで進められたことも大きいのだと思いますが、旅行のときは軽めの宮本式算数や、ビルディングパズルなどを持っていって負担を少なくし、でも頭と鉛筆は必ず動かすようにました。

 

大変でしたけどね~旅先でテレビをつけずにまず公文って。しかも結果別に御三家とかに合格したわけでもないですし笑い泣き

ただ、何でもいいので「勉強リズム」は各自でつけていったほうがいいです。

 

お子さんそれぞれだと思うので、「今日はすべて忘れて遊べ~~!」というのが合っていた子も実際にいるので、そこは親御さんだけしかわからない部分だと思います。よく観察してみてください。

 

何もやりたくないときでも、これなら遊びでできるもの。逆に普段の勉強では時間もなくてできなかったり。手軽だけど深い。早稲アカのチャレンジテストの最後の問題とかで、読むだけで諦めてしまうような子にお勧め。「考える」問題に慣れていくことができます。

 

 

あとは、このしかく分けパズルは、掛け算が量としてイメージできるので、おすすめです。

しかも取り組みやすいし、遊びみたいな感じなので子どもが嫌がらない。また、1ページだけでもやったら「旅行中なのに勉強して偉いね~」というと大体調子にのってうちのアホ男子でも数ページはやる笑い泣き