いつもお読みくださりありがとうございます。
前回から引き続き、ゲームとスマホと中学受験について少し書いてみたいと思います。
今日は主に我が家の話になってしまっていますが。。。。
私の結論は「中学受験にとっては、ゲームは百害あって一利なし」なのですが、しかしもちろん、きちんとコントロールが自分で出来れば与えても何の問題もありません。
お子さんが開成高校から現役で東大に進学して話題になった、料理研究家の「みきママ」さんは、中学生以上の子には比較的自由にゲームもスマホも使わせていたそうです。それで夜中までゲームをやって、留年しそうなくらい遅刻もしたそうですが、それでも本人が自分で気づき、自制心を持って勉強して現役で東大へ進学したとか。。。。
そうなんですよねえ。本当はそれが理想です。ですから、お子さんを信じて待って、支えた「みきママ」さんはすごいなあと尊敬します。
振り返って自分自身は、どうしても子どもを信用しきれていません。
今まで数々、約束を破られてきて、少し信じてゲームやスマホを与えても、またルールを破る。夜中までこっそり使って朝起きられなくなる。ゲームしすぎて眠くなり電車で寝過ごす。。。挙句の果てには授業中にもゲームをして学校で取り上げられる、などをしでかすので、与える→ルールを破る→取り上げる の魔のループに陥っております。
いつか、自分で気づいてコントロールして、付き合っていかないといけないものなので、もっと「みきママ」さんのように長い目で見なければいけないのですが。。。。つい、目先の定期テストが気になって怒り爆発して規制してしまいます。
我が家の話となると、中学生の話、となりますが、中学受験に挑戦している期間はスマホもゲームも全く与えておらず、それで助かったし良かったと思っています。これでスマホとの闘いまで入ってきていたら、我が家は崩壊していたでしょう。
小学生のうちからコントロールできる子、というのは本当に数えるほどしか目にしたことがありません。
また、そういうお子さんは地頭も良くて、もともとかなり勉強の才能があるほう、なので他の子よりも効率よく時間を使えるので、ゲームをする時間も捻出できる感じです。
スマホも、仕事では何度塾の自習室で注意することか。。。。
少なくとも昨年度は私の勤めている教室では、スマホを持っている小学生は全員、自習室で隠れてスマホで遊んでいました。1人も例外なくです。なぜそんなことになるか、というと、やはり遊んでしまう子の家庭に限って、規制が甘いのです。
なぜ、皆さんちゃんと規制をかけないのでしょうか。
規制をかけたって、網の目をかいくぐるように不正使用するんです(わが子調べ)。
ネットも時間もゆるゆるの状態では、移動中も自習室中もすぐスマホを出して何かしらやっています。
息子が現在お世話になっている、理数塾の先生は「スマホがきちんと使いこなせるのは高校生からですね」と仰っています。中学生までは与えなくてもいい、とも。
私も現在、中3に4月からなった息子にはGPSを持たせているだけで何も与えていませんが、意外にやっていけています。本人も友達も、「あいつはラインやってないし。スマホないし」と認識しているので、遊ぶ約束もアナログな方法で事前にしてくれるようです。こちらから息子に連絡する手段はGPSのBOTトークを使っているので、その音声メッセージなのですが、息子はまったく絶対にチェックしてくれないので、連絡手段はありません。ですので、私も一日の行動予定をあまり不規則に変えないようにしています。大変ですが、それでもなんとかなります。
一応、途中駅で公衆電話から連絡を入れる約束になっているのですが、基本的に自分の用事がないと掛けてこないのと、以前は乗り換えのホームに公衆電話があったのに、撤去されてしまって掛けづらいところになってしまったので、相当、朝、「駅で絶対に電話して!!」と言っとかないと掛けてきません。また、公衆電話だと万が一こちらが出られなかったらおしまいですしね(笑)
不便です。ものすごく。でも、どちらが不便かというと、私たち親が不便なだけで、息子は平気そうです。
成績の条件で、またスマホがOKになる予定ですが、条件クリアできるかなー。
そういうところ、ご褒美をぶら下げても頑張らないタイプです。
つい、我が家の話になってしまって、「中学受験」のテーマからズレますが、小学生がスマホを持たなくてもいいのではないか、ということです。便利なのは親側だと思います。子どもはキッズケータイで充分です。たとえ、そのほうが維持費が高くても。。。またはどうしてもスマホなら、相当厳しく制限をかけたほうがいいです。
最近のニュースでもありましたが、子どもの視力が下がっているという話もあります。そうだろうなあと思います。学校でも今はパソコンやタブレットを使いますし、スマホを持てばずっと移動中も見ますし。
もし、まだゲームやスマホを与えていない幼児さんや小学生のご家庭は、中学受験をするならば思い切って与えないまま突き進むのもアリかと思います。
いらぬバトルが避けられます。(それが本当に子どもと親の成長や関係にいいのかは、別として)
長くなりましたが、
もう少し、この話は続けたいと思います。