いつもお読みくださりありがとうございます。

今回は理社の問題集のなかでのおすすめを紹介します。

 

まずは5年、6年生で偏差値40台(四谷)だったりする場合や中学受験を5年生、あるいは6年生からスタートした場合にやってみてほしい問題集です。低学年向けはまた扱いも違うので、次回以降にします。今回はもう後がない、とにかく理社をかためなきゃ、という人向けです。

 

後発スタート組になると、どうしても時間が足りないので二科目入試を目指すことになると思うのですが、私が過去指導させて頂いた子でも、どうしても受けたい学校があり、そこが4科目入試しか行っていないので今からでも理社をできるところまで勉強したい、と言って努力した子がいました。

 

またそうでなくても、2科目か4科目の両方が選べたりする学校もあり、悩みつつも4科目を選択する子がいます。

 

私個人の考えとしては、中学入試だけの突破を考えれば、2科目受験や1科目受験が戦略としてはいいのかもしれませんが、中学入学以後の学びを考えると絶対に理社は勉強しておくべき、と思っています。

 

中学受験のときに学んだ社会の知識などは、大人になっても「常識」として頭の中に残っていますし、あのときの勉強は無駄ではなかったと思うことがよくあります。

 

また、入学した学校が全員2科目で入試突破、とかならばいいのですが(関西の、全員社会ナシ!みたいな一斉スタートとか)、がっつり理社を勉強してきた子と、2科目に絞って突破してきた子が同じ授業を受けるとかなりの差がついているのでは??と思っています。

 

ここ数年の理社の問題は本当に高度になってきており、難関校になると中学課程の内容がバシバシ出ています。以前書いたような気がするのですが、昨年の首都模試の正答率1パーセントくらいの溶解度の問題は、普通に中高一貫校の中学生が解く問題集に出てくる問題と同じでした。

 

首都模試だから正答率1パーセントでしたが、サピックスオープンでも合不合でも当然出てくるような問題であり、そちらだと15パーセントは下回らないでしょう。サピのテキストにはもちろん載っていますし、改訂された予習シリーズにも載っている問題です。

 

まあ、早くやったからいいというわけではないのですが、息子を見ていても中学受験の理社の知識をベースに、「化学式を使うとこうあらわすのか。」とか「力の合成ってこういうことだったのか」とか、理屈が通るというか、理解が深まっているように思います。

 

社会に関しても、歴史の基本事項は当然みんな知っているという前提で、さらに深い学びができるように、先生方が工夫して授業をしてくださっているのを感じます。

 

前置きが長くなりましたが、もし中学受験の理社を勉強する予定がないお子さんでも、マイペースに取り組むといいんじゃないかなという教材も取り上げてみました。遅れて中受スタートした場合は本当に急いでこれらの教材を仕上げてほしいです。

 

まず、5年生の後半や6年生から始める場合は、いきなり予習シリーズとか新演習とかは無理です。時間がかかりすぎるし、難しすぎるでしょう。

なので

まとめの一冊としてはみくに出版(日能研)のベストチェック一択。

『出る順』を買う人もいますが、あれは本当に出る順、なので知識や順番が整理されていない子にはやらせないほうがいいです。あれは仕上げの選択肢の1つです。

教科書がわりとしても、このメモリーチェック。間違っても噂におどらされてサピのコアプラスに手をださないように。

 

 

 

 

これを参考書としつつ、手を動かす、知識を入れ直す問題集としては

↓↓

 

↑このできる子ノートは、書店で発見したとき「おお!」と思いました。ちょうどそのとき担当していた、理社ほぼ勉強していないけど4科目校受けたいんです、っていう子にぴったり!と思って。

このノートを教科書として解説授業をし、丁寧にノートを埋めてきてもらう、というスタイルにしました。

 

そして、そういう偏差値40,30台レベルの子がまず取り組むべき演習問題集としてはコレ↓

↓↓

 

 

 

 

これだけは、算数もいれておきますが、首都模試(合判模試)というのは基本的に中堅校以下の学校を受けるレベルの子が多く参加している模試です。ですので四谷で偏差値40,30台の場合は合不合には歯がまだ立たないはずですので、この『首都圏模試受験生の2人に1人が解ける基本問題』をパーフェクトにしてください。出来るだけ早いうちに。それだけでも基礎力はつくと思います。

逆を言えば、上位層の子はこれらはやらなくていいということです。

 

上位層とその他では、全然扱うべき問題が違うのに大手塾だと一斉カリキュラムになっていて、そこでレベルの合わない問題に無駄な時間を使うことが出てきます。なんでもかんでも「コアプラス」ではありません。正直、私はコアプラスはそこまでいいとは思っていません。ちょっと意味が違うかな、コアプラスが万能だと思っていないということです。けっこうブログなんかでも、コアプラスが理社のすべてを解決するかのような絶賛表現がありますが、コアプラスだからこその落とし穴があります。そんな話もまた書いてみたいと思います。

 

 春休みに入りますね。短い休みですが勉強の体制を立て直したり、読書をしたりの有意義な春休みを過ごしたいと我が家も思っています。新中3,大学受験の実は要と言われる中3,兄にはしっかり春休みに、今回コケた英語を勉強してもらいましょう。娘は連日図書館に通って大量に本を借りているのでそのまま読んでもらいつつ、浜学園の問題や、ふくしま式国語、最近取り組む暇のなかった「きらめき算数」なんかを春休みにはやってもらおうと考えています。私の指導の仕事も春休みはそこそこ忙しいので、さて計画通りいくのか。。。

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