いつもお読みくださりありがとうございます。
今回のテーマは、どう書くべきかずっと悩んでいたのですが、逆にこれを反面教師としたら中学受験で不本意な全落ちをする方が減るのではないかと思って、塾業界では当たり前の認識ばかりなのですが保護者の方にはなかなか理解いただけないので取り上げてみたいと思います。
まず、私を含めて中学受験にかかわる塾業界の方からするとたぶん皆さん
全落ちは親の責任
と仰るのではないかと思います。
私も実はそう思っています。
以前のブログにも書いたことともつながるのですが、たしかに昨今は入学可能人数より受験人数が多かったり、難しい面はあるのですが保護者が冷静に受験校を見定めればほぼ100%全落ちは防げます。
その後進学するかしないかは別として、受験する以上は「合格」を味わってほしい、そしてできればその学校へ進学してもいいと思う「滑り止め校」を受けておいてほしい、と思っています。諸事情で合格したけれど公立、という選択はあります。が、念のためですが
↑のようなパターンは論外です。
あくまでも、お子さんが「高校受験でリベンジしたい!」と決意したり、「この学校には行きたくない。」としっかり意思表示している場合に限ります。
正直、保護者としては納得のいく偏差値ラインというのがあると思います。
私だってあります。しかも私の場合、身近な人からは「お母さんが全部教えてるんだから出来て当たり前でしょ?」という視線や言葉が刺さります
私はけっこう周囲に自分の仕事のことも聞かれたら明かしているので、そういわれるのかもしれませんが逆にコッソリ実は中学受験の指導の仕事をしている、とバレたときのほうが嫌味でも言われるかなーと思っての選択です。
今のところ、嫌味などを言われることはありませんが、それでも息子の進学先や合格先は「御三家で当然」みたいな期待の視線はありました
やはりですね、「地頭」と「努力ができる」という性質、これが大きいのでいくら親がお尻叩いたって限界はあります中学受験において、いろいろな意味で(家庭が崩壊しないとか、息子が前向きに中受を捉えて終了できるとか)の限界の学校へは進学させられた、合格させられた、と思っています。
もう少し息子の精神的成長があれば、もう1ランク上の学校へも入る能力は持っていると感じましたがあれが限界でしたね・・・でも今、親子ともに満足しています。
手前みそですが、今満足、といえるように志望校は選んだという点は胸を張って言えます。
偏差値は40ぴったりくらいの学校から、20校は見学や説明会、合同説明会などに行っています。
話がまたそれてしまいましたが、全落ちを防ごうという意識さえ保護者にあれば防げます。
とにかく広く自分の家から通える範囲の学校は全てみる、くらいの勢いで見て回ることです。
それだけで最後6年生で志望校を決めるときにかなり選択肢が広がります。
塾の先生から思ってもみなかった学校名を告げられても、心の余裕があるので
「ああ、あの学校ですね」なんて返事もできるわけです。
塾の先生は受かりそうなところ、を提示してくれます。
それが、初めて聞くような学校だったり行ってもなかったりすると「え?ここですか?え?どんな学校ですか?」と不安ばかり大きくなるでしょう。そのときに、「あ、見学は行ったことあります。でもこうこう、こういう理由であの学校は嫌だと感じたんですよ。」と言えれば塾の先生はすぐにその家庭のカラーを感じてまた違う学校を提示してくるはずです。
行ったことがあるか、ないか、で本当に人間気の持ちようが違います。
親の動揺は子どもに伝わります。
もし偏差値の低めの学校を提示されたら、塾側としては長年の経験からそこを抑え校として受けてほしい、と思っているということです。親の仇くらい嫌な学校でないのなら、受けてみること、その前に見学に行くことをお勧めします。
最近の受験は安全志向も強く、何度もこのブログでも書いていますが、浅野を目指したら浅野は受からない、という法則がすべての学校に当てはまるのです。ですので、塾側は安全に合格を取れる学校を1つは勧めてきます。
私はそれに乗ることをお勧めします。
長くなるので、続きはまた明日書きたいと思います。
お読みくださり、ありがとうございます。