いつもお読みくださりありがとうございます。

 

サピックスの弊害、というと色々と話しが尽きない部分もあるのですが。。。

 

同じことばっかり書きますが、「出来る子」はいいんです。サピで。

でも本当に自走(私が勝手に尊敬し信頼している東大軍師が自走をテーマに本を出していますよね)出来る子、1人でサピの勉強についていける子って100人に1人もいないと思います。

 

だから親がつくわけですが、親がついて出来るようになんとかなる子(勉強面は家庭教師とか外注も含む)だって100人いて10人いるかいないかだと思います。

 

それくらい「特殊」な能力のある子がサピに向いています。

 

自分のお子さんがサピに向いているかどうかって、2年生にもなればわかると思います。

 

わが息子の場合、幼稚園時代にすでにこりゃ無理だ、(いろいろ)と思ったので中学受験を想定してありとあらゆる私にできる対策をしました。勉強だけじゃなくて環境の整備や、あとは「基本的に塾に入れない」という選択肢もそうです。

 

私自身が教えられるという状況も特殊ではありますが、私だって息子がせめてもう少し「人の話を聞ける子」だったら塾に入れたかった!!真顔入れても明らかに何も得てこないだろう、どうせ私がフルフォローになるだろう、それならば高いお金を払わずに自分でなんとか面倒をみよう、と毎日毎日ゲロー文字通り闘いながら過ごしました。決して人にはお勧めしません(笑)

 

私が自分で手出し口出しをしてしまうため、逆に手厚い塾とは相性が悪いと思い、サピみたいにほっといてくれるところのほうが合ってはいたと思うのですが、それにしてはあまりに高すぎる塾代になるなと思って市販教材やZ会の一部を組み合わせたり、最後NNに頼ったりして受験をさせました。

 

息子の場合は参考にならないとは思いますが、でも「サピじゃない塾にする」という選択肢は誰でもできるし親が見極めてあげられることだと思います。

 

しかしここでよく問題になるのが「子どもがサピを辞めたがらない」という問題です。

 

これが大変なんですよね。。。ショボーン

「サピが楽しい」とか言われると親も「そうなのかな」と思ってしまうと思います。

でもこれは勉強という面で「楽しい」と言ってるんじゃないんですよね。。。

たしかにサピの授業は楽しいんですが、身になってないから成績が低迷してるんです。。。。

下位クラスには面白いことを言う男子がいたり、飽きる子が多いので先生も雑談が多めになって盛り上げたりします。

なので「いろいろ含めて楽しい」ということなんですショボーン

 

それと一番問題なのが

サピに通っている私

に意味がある、というマインドになってしまっている場合ば多いことです。

 

以前も少し書きましたが、小学校などで低学年からサピに入っていると「え、サピって難しい塾なんでしょ?もう通ってるの?すごーい」という反応をもらうことも多いです。

 

低学年は全然難しくないんですけどね滝汗

知らない人は無責任にそういう言葉を大人も子どももかけるわけです。

もし、意識して本当は低学年は難しくないことを知っているのに言う大人がいたらその人はやな奴、ということです真顔

 

サピに通っていることを根拠なく「すごーい」と言われ続けた子はたとえ本当はサピの中で全然ついていけてなくても「サピでは下のほうだけど、自分は普通よりできるんだ。だってサピが難しいんだから」とか、「サピのテストだから出来ないけど、他の塾の子よりは出来るんだ」というねじ曲がった思考になっていきます真顔

 

それが過ぎると、親が「サピから転塾しよう」と言っても「嫌だ」となるわけです。

親には本当の理由は言いません。「サピが楽しい」とか、ひどいと「サピのほうが勉強しやすい」まで言う子もいます。

そんなわけないんです、結果出来てないんですから。。。。滝汗

 

こうなるまで進んだのには、親の責任も大きいと思います。

私もけっして出来た親ではないどころか、毒親だという自覚もあって日々ため息と反省の毎日で、人様に偉そうに言えることではないのですが、少なくとも「〇〇という塾に行っているからすごい、または賢い」というような発想は無いので真顔書いてしまいまうのですが、けっこういるんですよ。。。

 

「うちはサピだからこれくらいだけど、日能研とか四谷とか受けたら偏差値60とか超えるんですよね?飛び出すハート」みたいな方が。。。

 

んなわけないびっくりマークむかつき受けてから言いましょう。と一言で済ませたいところをグッとこらえて、偏差値の差をだいたい説明します。

サピで偏差値30台が四谷の組分けテストでむかつき偏差値60を出すとかあり得ないので。でもそういう方はサピのビリの下に、日能研のトップとかは違うとわかっていても日能研の上位組が並んでいる、という思考なんですよね。聞いていると。そんなことないです。

 

なんでそんなにサピ神話が生まれてしまったのか。まああの合格実績のせいなんでしょうけどね。

親御さんがそういう空気感の方はお子さんはもれなく根拠のないサピックス至上主義、サピにしがみついて「サピに通っている自分」にプライドを持ってしまっています。とても残念です。

 

塾なんて、その子の何も保障しないし、もちろん合格も保障しません。

信じてついていくことは必要なときもありますが、信じる基準はわが子の成績データのみでいいと思います。

上がっているなら信じて、下がっていたり全然上がらないならわが子の勉強姿勢を疑うのはもちろんですが、加えて「塾と合ってないんだ」と思ってもっと厳しく、またはもっと優しくみてくれる塾に変えることが合格への一番の近道だと思っています。

 

来年のサピの実績がどうなるのか。

今年の実績説明会も時間を作っていきたいとは思っています。

 

私の敬愛する東大軍師の本。うちは息子はまだ自走できていません。

おすすめです。いつかサインもらおうと思ってます。ニコニコ

 

 

これは中学生からの話。まず、これを読んでくれない!うちの残念な兄。。。。読め~と言っているのですが。