いつもお読みくださりありがとうございます。

 

昨日の続きです。

 

サピックスの弊害について、、、ですが。

念のためですが、私はけっこうサピックス好きです(笑)

講師としてパートしていたときも不満はなかったですし、いろんな意味での学びも多かったので。もし自分に子どもが生まれたら絶対低学年のサピックスは入れないぞ、とか(笑)結婚相手もいないときから考えてました滝汗

 

という皮肉以外でも、たしかにテキストはいいし、営業もしつこくないし、先生もαを担当しているような先生は本当にレベルが高いです。教え方もうまいし、子どもを乗せるのも上手です。

 

ですが、、、やっぱりそれってαの子向けなんですよね。。。。

 

私がサピを離れてから随分とたちますが、その間も情報を入ってきたりもありましたし、あんまり「良い」方向には変わってないです。どんどん難しくなって業界を引っ張ってる、という状況。

 

その引っ張って、引っ張ってきたものがとうとうちぎれた感じが今年しました。

 

数字でいいますと、皆さん(ブロガーの方とか、ネット記事とか)「サピの人数が減ったから合格者数が減ったけど、合格率は変わってない」とかいうじゃないですか?

 

それを見て私はえ??とポーン思っているのですが。

 

2022年のサピの在籍人数と合格者数実績をみてみてください。

サピックスホームページ 2022年の合格者数

 

今年はこれ

サピックス2024年の合格者数

 

これを比べるとすごくわかりやすいと思うんですけど、比べる私がおかしいのかしら?

まず、在籍者数が1人しか違わないんですポーン

 

なのに、開成はじめ御三家、新御三家、その他難関校の合格者数が何十人単位で減っています。。。。

 

はっきりと、減っています。

これが結果じゃないですかね。

 

そのかわり、サピ偏差値で50以下の学校は増えていたりします。

 

私が体感として狭い範囲ですが感じていたことは間違ってないんだなーと思っています。

サピックスから上位生がどこかへ行っているのか?または中学受験の層が変わったのか。

 

両方だとは思いますが、層が変わった、のほうが実感としては強いです。

サピはどんどん上位を引っ張ろうとしているけど、入塾した子がそこまでの子がいなくなってるんじゃないですかね。

 

上位にいたような子が、もっと手厚いとされる他の塾に少しずつ流れているのかもしれません。

 

グノーブルなんて、テキストはもうサピそっくり(当たり前)ですし、でもまだまだサピより手厚いです。

難しすぎるからこちらも万人向けではないですが。

 

サピで無理やり詰め込みされて、反復とあいまいな記憶でぐちゃぐちゃになる前に、わが子の状況を見極めて転塾するのがやはり正解だと思います。

 

新6年も辞めるいいタイミングです。

今月からのサピはもうさらに加速して入試問題レベルで難しくなっていきますので、いまA,B,Cあたりにいるお子さんはついていけないです。

サピ偏差値でいうと50ない場合はとっとと見切って他にしたほうがいいと思います。

 

よく、ブログとかで「結果的に御三家」に入ってるような方のお子さんで「偏差値が固定されちゃうなんて都市伝説」みたいなことを書いたりしてる方もいますが、それ、超例外ですから。

サピの先生は、嘘はつきません。基本的に。90パーセント近くの子はそうですね、やはり5年生の秋くらいからは固定されてきます。あくまでサピの中では、ですよ。

 

そこからサピだけで伸びる子は、見てればこちらはわかるのですが、親はいくらうちの子はダメだと思っていても伸びしろがあったり、光るものがあったりする子なんです。

 

サピをやめれば地に足がついて、ぐっと伸びる可能性はありますし、もちろんその子が他でも伸びないと言っているわけではないです。サピで低迷してるのに、そのままサピで伸びる、ということがないだけです。

 

サピで自己肯定感をへし折られすぎている子は、「自分てやればできるじゃん」と自信をつけさせてあげたいです。

 

今年も新6年生の指導が始まっています。4年生から見ている子もとうとう6年生になりました。1人はサピを新6年でやめました。きっと伸びると思っています。私も頑張ります。

 

あ、娘や息子の勉強も頑張らせなくては、です。