いつもお読みくださりありがとうございます。
浜学園の最高レベル算数の話の続きです。
高学年の最高レベル算数の話はちらほら聞くと思うのですが、あまり1年生の話はないかなーと思って書いておきます。
①に書いたように、資格判定テストに合格し、とりあえず「体験授業」なるものに参加することにした娘。
思いもかけず親も見学できたので、参加してみたのですが学ぶことが本当に多かったです。
まず、一番驚いたのは、大変優秀なお子さんたちがこんなにたくさんいるんだなーと感心したことです。
その日の体験授業の参加者はたしか7人とかくらいだったと思うのですが、全員「年長児」なわけです。まだ3月だから。それがまあびっくりするくらい授業が成立していました。
優秀って何がかというと、内容よりもまずは「授業態度」です。
早稲アカのチャレンジテストのあとの解説授業とか、自分がサピで低学年を教えていたときの感覚からすると低学年てまずは「座っていること」「決められたとき以外喋らないこと」「鉛筆を落とさないこと(笑)」この3つがまず守れる子がほとんどいません。10人のクラスで1人いるかどうか。。。。
「優秀」な子でも、「知ってる知ってる~!」「〇〇でしょ~」←何度言っても先に答えを叫ぶ
こういう子どもたちを「猛獣使い」のように先生はあの手この手でコントロールし、授業を混乱の中で進めていくものです。
サピの1年生の上位クラスでも「知ってる知ってる」が抑えられない迷惑児は必ずいましたね。
ちなみに、「知ってる知ってる」の子は、たいてい後に脱落していきます。無知の知はこんな小さいときから重要なんですね。
「自分がまだ知らないことがある」ということを楽しめる、「人の話を聞ける」子が賢いし、伸びていきます。
その日、うちの娘もそうなのですが「人生で初めて」「授業」なるものを集団で受けたお子さんがほぼ全員だったと思います。というのは先生が確認していたのと、みんな最初は何をしたらいいのか座って指示を待っているだけだったから(それが出来ることもすごいのですが)です。
なので、先生は最初に「塾っていうのはね、ノートを出して先生が書いたことを写していくんだよ、板書っていうんだよ。やり方を教えるから真似してね」と言って、黒板の左上に日付とテキストナンバー、題名をささっと書きました。
すると、全員がすぐさっとノートを広げて、見よう見まねで同じようにサラサラと板書したのです。
「どこー?」とか「なにー」とか聞き返す子はいません。このすごさ、わかってもらるかしら。。。
すごいことだと私は思いました。初めての場所で、初めての先生で、初めてのことを指示されて、きちんと理解して従う。。
親は後ろに離れて座っているのでもちろん指示していません。誰も振り返ることもなく、「ふーん、そうなんだー」と言う感じで素直に書き出していました。
学校の授業参観などで見ていると1年生の三学期になってもまだ、先生が指示したように板書できなかったり、そもそもノートを広げてなかったりする子がいますからね。
その後授業が進むのですが、先生が質問すると最初は「〇〇!」と答えを叫んでしまう子も、「わかった人は手を黙って挙げるんだよ」というと、ほぼほぼ従えていました
内容も逆算だったりとかで、けっこう高度でしたが、一番できていなかったのがうちの娘かな(笑)という感じで、皆さんたぶん公文とかすでにやっていて計算なんかはスラスラいける感じでした。娘は当時は公文はまだ入っておらず、一桁の足し算引き算が暗算でできてきたかなーくらいなレベルでした。
こんなメンバーで授業したらそりゃ進むだろうさ、と思ったのをよく覚えています。
姿勢も途中で崩れるのはうちの娘くらい(笑)
鉛筆落とすのもうちの娘くらい(笑)(それでも一回で済んでいてホッとしました)
それでも、板書や指示にしたがうことに関しては娘もなんの問題もなくできていて、しかもその一回のおかげなのか何も言われなくてもノートには日付や問題集名、番号などを書くようになりました。。。兄に比べてやはり吸収能力が高い
小学校に入っても、先生が何も言わなくても誰も周りがとっていなくても、先生が板書したことを猛スピードで写していて、授業参観でそれを目撃した私はびっくりでした。兄は中2になるまでほとんど板書できなかったのに今も全然なのに
鉛筆落とす、については、皆さん感じたことあると思うのですが、講師をしていてもほんっとーに、出来ない子ほど1回の授業で何度落とすんだ!ってくらい落とすんです。消しゴムも。
机が整理されてないし、余計な動きが多いんでしょうね。低学年だとなおさらです。「鉛筆落としにきたの?」ってくらい物をぼろぼろ落とす子います。
体験授業のときに、「これは意味ある授業だわ」とほんと感心しました。
低学年て、塾に行っても遊んでるだけって子もいますのでね。ここではそうはならないなと感じました。
もちろん先生の教え方も丁寧だし、メリハリがあってテンポもよくて、いいなあと思ったのを覚えています。
しかし、計算スラスラの周りの子に比べて娘はまだ遅いし、通塾はちょっとなと思って悩みました。
また娘自身も「ママと勉強したい」ということだったので、webでの最高レベル算数受講を決めた次第です。
長くなったので続きはまた次回に。
明日はいよいよ、2月1日前日。もう今日か。
最後の授業があります。
気合いを入れる、落ち着かせるために来る子もいますので私もその子その子に合わせながら励まして送り出したいと思います。