いつもお読みくださりありがとうございます。

 

スマホ不要論につづいて、偉そうなことを書きますが常々感じていることを。

 

はっきりいって、保護者の方が6年生の足を引っ張っていることの筆頭がこの初詣です。

どんなに願掛けしたくても、一番混んでいるような1日の昼間とか、31日の夜からとか、行かないでほしいです。

 

「そんな人いるのポーン」と思う方が多いと思うのですが、いるんですよ。。。本当に。

 

インフルエンザも心配だし、風邪も心配だし、混んでいたり遠くにいく往復時間もすごーくもったいないと私は思います。

 

過去の例ですと

・電車で1時間以上かかる神社まで、初日の出も兼ねてお参りに行った。しかし寝坊したから初日の出には間に合わなかった。

→正月明けにその話を聞いたとき、絶句しました。子どもは悪くないです。親が悪いです。

 

・ご利益があるように、大きな神社まで行ったけどすごい人で、疲れてしまってその日はほとんど勉強もできなかった。

→そうなるでしょうねえ。。

 

本当は、そのたった数時間で合格が動くわけではないと私も思います。

しかし、なぜ小学生は初詣に行かないほうがいいと思うのか?それはただただ、「ペースが崩れる」からです。

 

小学生は一部の、精神年齢が高く、勉強ができる層を除けば「気持ちの切り替え」「体力のペース配分」がものすごく苦手です。

 

ほら、いるじゃないですか。塾の休み時間だけ全力な子。。。。

私の時代も今より生徒も先生もやりたい放題だったので、休み時間はカオスでした。事件も頻発だったし。室長が男子を引きずって階段降りてったのも何回も見たし。。。

 

事件こそ今はおこさせないですけど、休み時間になると全力で遊びだす子はいます滝汗

それで授業始まると疲れて眠くなったりするんですよ。。。絶望

 

でも子どもだから、「授業にそなえて今休んでおこう」とかいくらこちらが言っても出来ないです。できる子はそもそも騒がないし。

 

「気持ちの切り替え」も苦手な子が多いです。うちの長男もそうでしたけど。

 

楽しいイベントがあったり、お出かけがあるとその前後で勉強のペースが崩れたり、ソワソワしたり。集中まで時間がかかったり。。。

 

わが子が「自立、自律」できているタイプだと思う方は、どこへ連れていってもいいと思います。

しかしそうでない場合はこの正月だけは家族で一緒に我慢してあげましょう。

または、本人が正月特訓に行っている間に、下の子とかだけ連れて出かけましょう。

 

どうしても、初詣に行きたいのなら近所のとても小さな神社に夜の空いてるときにササっと行くので十分です。

 

どうか、成績が足りていない子ほど「ペースを乱さない」であげてください。

 

あと、正月に限らず子どもを連れまわす保護者がいるのですが。。。。

それも6年生になったら、せめて夏からは控えませんか?と思います。

子どもが全力でやっている習い事の関係で、とか、法事とか、そういうのは仕方ないと思うのですが、

 

6年になってからの4月以降に、ディズニーランド×2,夏は旅行、秋は京都旅行(合格祈願や歴史史跡めぐりを兼ねる)、同じく秋に福岡(大宰府)、湯島天神、などなどいろいろ出かけるご家庭もあります。(これら全てではないけど、このいくつかを組み合わせている)

 

そこまでじゃなくても、親が「息抜き」したくて理由をつけて子どもを遊びに誘う家庭がけっこう多いです。

 

合格祈願とかいろいろ理由はつけてますが、その前後でいつも子どもがぼーっとしたり、宿題がうまく回らなかったり、ということが起きています。

 

遊びがないのは、酷いように感じると思いますが、子どもは案外、「お出かけ」するよりも「2時間自由時間」「半日自由時間」(ただしゲームは考え物。戻ってこれなくなる子もいるのでこれも後日)とかを与えたほうがリフレッシュできたりするんですよね。

 

小学校のお友達と今日は遊んでもいいよ、とか。外で遊ばせるとけっこうスッキリするようです。知らないところへ出かけるよりも、外遊びや友達とのおしゃべり、がリフレッシュになる子がたくさんいます。

 

私もそういう自分本位なところがあるので、自省でもありますが

親の罪悪感を埋めるために、お出かけを設定しなくてもいいんですよ、と保護者の方には機会があればお伝えしています。

家庭教師だとお話できますが、個別だと直接はあまりやりとりしないので(基本は本部が間に入ります)、あまり言えないのですが。

 

私の受け持つ生徒さんたちが、私の出す鬼のような量の宿題(大手と併用している子には調整しますよ)をきちんとやり遂げて、お正月明けに「やり切った」顔で会えることを願っています。

 

あ、年末年始はわが子を放ってしまうことになります。お正月だけ私は休みをもらっているのでその間、子どもの勉強を見なくてはと思っています。どちらにしても、常にだれかの勉強を見ている状況です。真顔