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公立中高一貫校についての、私の私見のつづきです。
今回は「選抜方法の違い」について書くことでお問い合わせいただいた「併願」についてのお答えになればなと思います。
私立の勉強してれば公立中高一貫は余裕??
大手塾、サピックスや早稲アカ、四谷の一部講師は平気で「私立用の勉強をしていれば、あとは多少の方向性の違う勉強や対策をすれば余裕です。そこまで難しいものは出ません」みたいなことを言う方がいるのですが、、、それには「隠されたワード」がたくさんあると思っています。
丁寧に書くと「私立用の勉強をしてい(て、サピでα、早稲アカでSS以上、その他塾でも上位10パーセントくらいにい)れば、あとは多少の方向性の違う勉強(過去問けっこうボリュームありますが、それもできますよね?)や対策(作文なんて小学校で入賞歴あるでしょ?理系複合問題、文系複合問題、リード文が長い。日能研低学年が少しタイプが似ている問題なんて読んだら対応できるでしょ)をすれば余裕です。そこまで難しいもの(サピのE問題、発展問題、開成、桜蔭、筑駒、灘などの問題)は出ません。」ということなんですけど。。。。
これは大袈裟かもしれませんが、でも大袈裟でもないかも、と思っています。
「作文入賞歴」これはかなりの受検者が持っています。
作文がかなり苦手な子、読解が苦手な子には厳しい世界です。
何が言いたいかというと、身もふたもないのですがそりゃあ、開成だ、桜蔭だ、って狙っているような子は基本的に作文も書けるし読解力も理解力もずば抜けて高いので、そのあたりの子が小石川を少し対策すれば、普段やらされている算数とかより全然楽勝、という意味です。
ボリュゾにはきついです
私立対策でボリュゾに位置する子にはきついです。ボリュゾの中の上位でも、です。何がきついかというと二刀流の対策をすることがです。
現在、私立対策でいっぱいいっぱいの子には、enaがおこなっているような対策と両方させるのは時間的にも無駄も多くてきつい。けっして今の公立中高一貫校は「ちょこっと」では済まないです。
本気で公立中高一貫校一本、第一志望で狙うのなら、まずは作文力を低学年から鍛えること。新聞を読むこと。これらを嫌がる子はそもそも公立中高一貫校に向いていないように思います。。。あえて厳しいことを書いています。
というのは、それらが大好きな子がたくさんいるからです。苦もなく素晴らしい文章をかける子というのがいて、そういう子はそれだけでアドバンテージがあります。「向いている」ということですね。言い方を変えればそれこそが「校風に合ってる」「学校に合ってるということになるでしょうか」
ある学校では「整理整頓」が学校の目標であり、テーマの1つというような話もありました。
これ、私立トップ層でも無理な子は無理じゃないですか。いくら勉強ができても「整理整頓」を評価されるような学校に入ったら悲惨な子ってけっこういますよね
話が飛びましたが、あくまでどこを第一志望にするのか、です。
そして現在ボリュゾだけれどもどうしても公立中高一貫校に進学したい!という場合は当然サピやグノは即辞めたほうがいいです。行ってもなんの対策にもならない、といっても過言ではないからです。
そして覚悟を決めて現在だとenaにかけるしかないですかね。。。。栄光ゼミナールも公立中高一貫校対策を行っていますが校舎の差が激しいのでよく見極めたほうがいいです。
あわよくば、はボリュゾには厳しい、ということです。
二兎を追う者は一兎をも得ずにならないように、ボリュゾの子が両方を追いかけることはおすすめしません。
ただし、例外ももちろんあって、やっぱり「合う子」というのは受かるんですよね。
小学校で優等生で、作文がかけて、プレゼン力もあって、という子だと「可能性」は上がります。
合う子の全員が受かるわけではないけれど、合わない子で受かる子はほぼいない、ということです。
で、例のenaの話
みなさんニュースはご覧になったのでしょうか。
あの驚異の長期間合宿(22泊!!短いものでも10泊!!)を敢行したenaで
このような記事がでました。
どうなんでしょうか。
正直、塾業界ってどこも似たり寄ったりな面はあるように思います。
独立、引き抜き、は日常茶飯事。私の勤務する個別指導塾にもいろいろなところから移ってくる方がいますし、社員の入れ替わりも激しいです。
そう思うと、私が通っていた日能研の室長と副室長がどちらもめっちゃ出世して残っているってすごいことなのかなと思ったり。
入れ替わりや退職は「あるある」なのですが、心配なのは現在の生徒ですよね。
どんなレベルのどんな講師たちが大量退職したのかはわかりませんが、もしレベルの高い先生が大量にお辞めになっていた場合は今後のenaのレベルが心配です。
私立受験に関してはまあ、以前から大したことはないのですが、公立中高一貫校に関しては特化しただけあって躍進していましたので、それらを担当している講師が根こそぎライバル塾へ行ってしまったりすると今後はどうなるかわかりません。
公立中高一貫校を第一志望にしたい、と相談されると私はenaかなあ、と答えていましたが、現在は様子見で、保留となってしまっています。
低学年からできること
これは簡単ですが、絵日記と日記。コメントでもいただきましたが、絵日記、大きくなったら日記、これは読書とセットで最強だと思っています。このあたりはまた低学年に向けて近々まとめたいと思います。
我が家も続けています。
そして、博物館めぐり。
とにかく「実体験」重要です。私立より重視されているように感じるので、高額なディズニーランドやUSJに苦労して連れていくよりは身近な博物館へ行ってみる、というのが実を結ぶこともあると思います。
もちろん、ディズニーランド、私も好きですしいつでも行きたいです(笑)。
というようなことを公立中高一貫校に対しては考えています。
あくまでまだまだサンプル数が少ない話なのですが、どなたかの参考になれば幸いです。
ふるさと納税、済ませましたか?
10月1日からお得度が減るので、9月中に駆け込みをおすすめします。
夏は我が家は黒曜石博物館へ行って白樺湖へ宿泊したので、茅野市へふるさと納税し、クーポンを利用しました。
そして我が家は食品を頼むことが多いです。