当然のように内覧会も行く事になり
当日、4人で指定された時間に完成したマンションへ。
エントランスには、待ってる人がたくさんいて順番に呼ばれるまで待つのですが…
すでに義母の声が大きい
「いや〜、素晴らしい!こんな素晴らしいマンション買えるのは医者しかいないよ。その辺の会社員には無理無理」など……
そこまで高級マンションではありません。
会社員の方もたくさんいると思いますが…
みんなに聞こえてるし…
早速、夫に注意されています
そして名前が呼ばれました。
「はい!ここ、ここ!」
大声で義母が返事を…
「こちらにいらして下さい」と担当の方。
すると、夫も押しのける勢いで担当の方の前に…
(まるでワゴンセールに突っ走るお婆さん)
そして夫と並んで立ち…
「はい、早く行きましょ!」と。
担当の人もすでに苦笑い状態
エレベーターに乗ると
「なんか狭いわね。」
それはあなたが2人分あるからです
そして玄関の扉を開けると、
「息子の家だからね、私が先に入るわよ!」
まるでお化け屋敷に入る先頭の鼻息
すでにかなり恥ずかしい
ムカつくとかより、とにかく恥ずかしい
素晴らしい素晴らしい、さすが医者さすが医者と騒ぎながら玄関からリビングの方に歩き
リビングのドアを開けると
「あれ?なんで何もないの?」
これの意味わかりますよね。
モデルルームはあくまでもモデルルーム。
素敵な家具で素敵なお部屋を演出しています
いきなりトンチンカンな事を言う義母に、夫と義姉が無いに決まってるでしょ!と、ちょっと説教
担当の方が、フローリングの色やオプションのクロスなど間違いないか、一つ一つ私達に確認するのですが…
そのたびに義母が「こんな色だった?」とか
「ここ、もっと素敵じゃなかった?」と…
だからそれはモデルルーム
夫も義母に「少し黙ってて!」
担当の方も私に
「奥様、一緒に確認よろしいですか?」
すっかりただの邪魔なお婆さん
順番に他の部屋や洗面所、お風呂などを見て確認するのですが、どの部屋に行くのも絶対一番に入って行く義母。
担当の方が私に小さい声で
「夫婦で住むんですよね?
お母様も一緒に住む事になったんですか?」
私「違います、夫婦だけです」
すごい張り切ってるので驚きました。と苦笑い
そして全ての部屋の確認が終わると
義母
「トイレ使ってもいい?」
担当の方が焦って
「今日は内覧ですので、実際に引渡ししてからでなければ使えないんです。申し訳ありません。」
すると義母
「一番に使いたかったのに」
えっ?どういう事?
夫に何言ってるの!と怒られると
義母
「私より先に嫁が使うなんておかしいでしょ。部屋は全部私が嫁より先に入ったからいいけど」
えっ?そんな事を考えてたの?
この執念、完全に異常、怖い
本当に鳥肌が立ち、まさにお化け屋敷
夫にバカな事を言うなとまた怒られるも
義母
「だって私には権利があるでしょ」と。
本当に権利が好きな人です
担当の方も呆れた様子で無言、無表情…
恥ずかしいやら、恐怖やらで内覧は終わりましたが、引越してからも、こんな感じで色々ありました
その時の話はまた今度……
読んで下さりありがとうございます