読み切ってしまいました。
とうとう天使の卵シリーズも完結となると本当切ないです。
天使の卵にはまったのは11年ほど前でしたが、こんなにシリーズがでるとは思ってませんでした。
さてその天使の棺。やはり最後のほうではうるっときてしまいました。
歩太がやっと春妃以外の人物画を描いたのにも、うるっときましたが、桜の木のところで茉莉の胸で泣くシーンが印象的です。
あぁ歩太は心の中でやっと春妃の棺を見送ることが出来たんだと、棺のふたを閉めることが出来たんだなぁと。
そしてそれは歩太たちの子供が生まれていたらこんな歳であったであろう茉莉にしかできなかったことなんなぁと思うと泣けてきます。
ただ残念だったのが、最近の作風にもありますが男女間のどろどろ、しかも陳腐なものが余計だったなぁと(^^;)正直そこの部分は嫌いで、読み飛ばしたい感にかられました。
小説のイメージにも合わないし、茉莉が事情がある子にしろ、リアリティを求めたにしろ、父親や祖母との家庭環境のみで良かったのではないか?と思いました。
天使の卵のピュアで、穏やかなどこか浮き世離れした雰囲気には、チンピラや美人局はちょっと( >_<)
それでもそれ以外は良かったので、読んで良かったなぁと思う作品でした。
やっと歩太も幸せになれそうで、それを読み届けられて、すっきり。
これからどうなるかはわからないけど明るくて楽しい毎日が待ってるみたいなので終わったので、天使の卵シリーズの完結編がハッピーエンドで良かったです。
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