先日、こんな記事を見つけまして
私が子供の頃にテレビで見まして
衝撃を受けた映画が、これだ!とわかりました。
「ザ・チャイルド」という映画らしいです。
あらすじ
スペインの港町ベナビスにバカンスにやってきたイギリス人生物学者トムと妊娠中の妻エヴリンは喧騒を避けて、アルマンソーラという離島の小さな島へと向かう。
港に着いた2人は村にいるのが子供たちばかりで、大人の姿が全くない事を不審に思う。
子供たちが突如大人たちを襲い始め、次々と惨殺していたのだ。
ネタバレありの詳細なあらすじもあったので、
興味のある方は↓
あらすじ(ネタバレ)
とあるスペインの海岸沿いの町は、年に一度の祭りで海外からの旅行者も多く、人の波であふれていた。
生物学者のトム(ルイス・フィアンダー)と3人目の子供を妊娠中の妻エビー(プルネラ・ランサム)も、イギリスよりやって来たその中の一組である。
祭り見物を楽しむ2人は、翌朝、沖のアルマンソーレ島に向った。
島の子供達に歓迎され上陸したものの、大人の姿はまるでない。
夏の暑い日だった。
水を求め、ある酒場に入るが、やはり人影はない。
トムが人をさがしにいった留守に酒場で1人待つエビーに少女が笑顔でやって来、妻の腹を撫でて去っていった。
やがて帰って来たトムは、島に大人がいないと言う。
2人はホテルに行く。
ふと老人が少女に追いかけられているのを見たトムは、彼らの跡を追った。
老人は死んでいた。
少女に杖で殴り殺されたのだ。
トムは死体を納屋に隠すが、子供達はよってたかって死体を切り刻んでいく。
ホテルに戻っても、妊娠中のエビーを刺激しないため、トムはその事をふせておいた。
その時、ホテルの2階より傷ついた男が降りて来た。
男の話によると、ある晩を境いに子供達が、島中の大人達を狂ったように殺しているらしい。
ふるえる男の前に男の愛娘が現われた。
娘といっしょにホテルを出ようとする男は、引き止めるトムの助言も聞かず、街角に消えた。
と、男の悲鳴が……。
生き残っていた電話の交換手もトムが助けに行った時には、子供達のえじきにされていた。
ついにトムは島からの脱出を決意する。
車で逃げる2人。
島の反対側も子供達に占領され、警察の留置場にたてこもる2人。
襲いくる子供の群れ。
ついにトムは小さな子供を撃ち殺す。
夜が来た。
たてこもる2人に異変が起きた。
エビーが腹の中の赤ん坊によって殺されたのだ。
悲しみに明けた翌朝、トムは機関銃で行く手をふせぐ子供達を殺し、舟に飛びのる。
エンジンをかけるトム。
だが、子供達が襲いかかる。
必死で子供達から逃げようとするトムを、沖に現われた巡視艇が発見し、すべては裏目に出た。
巡視員達はトムが子供に危害を加えていると見て、彼を射殺してしまったのだ。
まもなく巡視艇は着壁した。
だが惨事は終わらない。
ようやく事態をのみこんだ巡視員達に子供が襲いかかった。
やがて、隊をくんで大人を殺しに本土へ向かう子供達の舟が蒼い海に出航していく。
正直、惨殺シーンなどは全く覚えておらず。
ただ、ラストが衝撃だったんですよね。
子供達は船で本土に向かいます。
「あっちに行ったら、またこの遊びをしよう」
といった台詞があったと思います。
(本土の子供達も巻きこんで、と言っていた記憶)
何か深い恨みや理由があるわけではなく
ただの「遊び」で大人を殺す子供達。
自分も子供でしたが、
「怖い・・・」
と心底思いましたね
主人公が殺されてしまい、
まだ惨劇は続いて行く、というラストに出会ったのも
初めてだったのかもしれません。
私は子供の頃に、結構オカルト映画だの
パニック映画だの見ていたのですが、
大抵ラストは「敵をやっつけてめでたしめでたし」だったので・・・。
1976年の作品です。
かの有名な「エクソシスト」が1973年、
”決して一人では見ないでください”が流行った「サスペリア」が1977年と
オカルトホラー作品がブームだった頃ですが、
今でもラストを時々思い出すということは、
この作品が一番怖かったのかもしれません。
あの子供達だって、
いつかは大人になるのに。
ピーターパンじゃあるまいし
いつまでも「遊び」を続けられないのに。
赤ちゃんもいる!
あの赤ちゃんが幼児になる頃は、抱いている子は大人になるよ!
自分が抱いている子に殺される、とは思わないんですかね。
でも、作品がわかってスッキリしました。
昔は毎日のように、テレビで映画を放送していましたよね~。
淀川長治さんや水野晴郎さん、懐かしいです。