アガサ・クリスティ「ミス・マープルのご意見は?3」
図書館の電子書籍をあれこれ物色しており、
ミス・マープルものが1~3まであったので
何が収録されているのか見てみたわけです。
すると、1と2は「火曜クラブ」でしたが
3は読んだことない話が!
私はミス・マープルものに関しては
全て読破したと思っていたのですが、
短編はまだ残っていたのですね
と、いうことで借りてみました。
前記事に書いたとおり、出版社はグーテンベルク21。
表紙の写真はなぜか、
ショーン・ヒクソンさん演じるミス・マープル。
5編の短編が収録されています。
(原題はWikiより追記)
- 巻尺殺人事件(Tape-Measure Murder)
- すばらしいメード(The Case of the Perfect Maid)
-
管理人の老女(The Case of Caretaker)
- 教会で死んだ男(Sanctuary)
- ミス・マープルは語る(Miss Merple Tells a Story)
「ミス・マープルは語る」のみ翻訳:宇野利奏さん、
あとの4編は各務三郎さん。
これらの短編がそれぞれ収録されている本を
調べてみました。
ハヤカワ文庫「愛の探偵たち」
翻訳:宇佐川晶子さん
- 昔ながらの殺人事件
- 申し分のないメイド
- 管理人事件
「教会で死んだ男」ハヤカワ文庫
翻訳:宇野輝雄さん
- 教会で死んだ男
「黄色いアイリス」ハヤカワ文庫
翻訳:中村妙子さん
- ミス・マープルの思い出話
短編なのでそれぞれのあらすじは
書かないことにしますが、
『すばらしいメード』が私的には一番面白かったかな。
他の作品に登場した人物が多々出てくるので
親しみがもてますね。
どのお話も短くて、ミス・マープルの魅力を
伝えきれるまではいかないと思いますが
新作が出たような気持ちで読むことができて
嬉しかったです![照れ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/007.png)
![照れ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/007.png)
ミス・マープルもので読んでいないものは、
あと短編が一つ
『奇妙な冗談(strange jet)』
が残っているようなのですが
「愛の探偵たち」に収録されているにもかかわらず、
このグーテンベルク版に入らなかったということは
あまり面白くないんでしょうか。。。
「愛の探偵たち」に収録されている
『三匹の盲目のねずみ』という中編が
有名な作品らしいので、
「愛の探偵たち」を一度借りて読んでみようと思います。
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