綾辻行人「迷路館の殺人」
奇妙奇天烈な地下の館、迷路館。
招かれた4人の作家たちは莫大な“賞金”をかけて、この館を舞台にした推理小説の競作を始めるが、それは恐るべき連続殺人劇の開幕でもあった!
周到な企みと徹底的な遊び心でミステリファンを驚喜させたシリーズ第3作、待望の新装改訂版。
初期「新本格」を象徴する傑作!(講談社文庫)
今更感がありますが、
最近子供が「十角館の殺人」を読みまして、
とても気に入って他も読みたいと
紙媒体で買わされまして。
(学校へ持参は紙媒体しかダメなのです)
実は昔「十角館」から「時計館」まで
紙媒体で持っていたのですが
処分して電子で買い直してしまったのです。
(捨てなければよかった・・・)
そんな中、唯一「迷路館の殺人」だけ電子で買い直していませんでした。
なぜならこの話だけ
「犯人とトリックをしっかり覚えていたから」
これを機会に、初読以来初めて読み返していました。
結構忘れていましたね
そして犯人を知っている上で読むと
印象がかなり変わるものだなぁ、と。
しかし犯人を知っていても
面白いのは、さすがだなぁ、と。
私の中では、館シリーズは
1番が「十角館」、2番が「時計館」だったのですが
最後の鮮やかなうっちゃり(?)は
「迷路館」の方が「時計館」より素晴らしいと思いました。
読者が「え?これ怪しいよね?気付かないの?」
と、先に気付いていた気分でいたところを
二転三転していくさまは、お見事
「迷路」というのは
エンターティメント性が高いですね
間取り図(地図?)を見ていても
他の館シリーズと違う楽しさがあります。
これが映画化されたらすごいだろうな
ぜひ、見たい。
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迷路、といえば思い出すのは
デヴィッド・ボウイ主演の「ラビリンス 魔王の迷宮」
これ、大好きだったのにびっくりするぐらい覚えていない
そして新井素子さんの「ラビリンス」
新井素子さんは「あなたにここにいて欲しい」で
秋芳洞も舞台としていますね。
横溝正史は「八墓村」でも「悪霊島」でも
地下の迷路のような洞窟が登場します。
検索したら他にもポツポツ見つかりましたが、
迷路を舞台にする作品って、怖いものが多いみたいですね。
迷路の雰囲気がそうさせるんでしょうね~
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