実写ドラマ版「十角館の殺人」レビュー | 読後つれづれ

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十角形の奇妙な外観を持つ館‟十角館”が存在する、角島。

1986年“十角館”を建てた天才建築家・中村青司は、焼け落ちた本館・青屋敷で謎の死を遂げた。

半年後、無人島と化していた角島に、K大学ミステリ研究会の男女7人が合宿で訪れる。

その頃、海を隔てた本土では、かつてミス研メンバーだった江南孝明のもとに、死んだはずの中村青司から1通の手紙が届く。

調査を進めるなか江南は、島田潔という男と出会い、行動を共にすることに。

一方“十角館”では、ミス研の1人が何者かに殺害される。

疑心暗鬼に陥り、互いに仲間を疑いはじめるメンバーたち。

孤島である角島から出ることができるのは1週間後。

2つの物語から起こる、想像を超えた衝撃の結末とは。

 

映画化は不可能と言われていた、叙述トリックミステリー。

Huluで実写化するということで

「どうなるんだろう?」と原作好きとしてはハラハラしていましたが

レビューを見るとかなりの高評価だったので、

Hulu契約して、見てみました。

 

結論から言うと…

 

 

良かったです!拍手

 

 

うまく丁寧に作ってあったと思います。

私は原作を読んでいるので、ある人物に注目して見てしまいますが

俳優さんも上手かったと思うし、

演出もよかったと思います。

 

原作読んでいない人は、どう思ったかな?

怪しいとは思っても、あのトリックはなかなか見破れないかな~ウインク

 

 

キャストに関しては、

 

島田潔は、原作より軽薄な感じで、

イメージ違うな~と思いましたが

最後まで見たらクセになるというか笑い泣き

 

館シリーズはかなり読んでいるのですが、

私の中で今いちイメージ像が確定しなかった島田潔が、

具現化できて良かったです。

 

江南との凸凹コンビが面白かった。

 

最後に出て来た警察役の池田鉄洋さん、いい味出してましたね。

中村青司役の仲村トオルさんは、

ひとことも発しなかったような?

(電話の声は別人だったような…あせる

 

 

ミステリー研究会のメンバーについては。

 

有名俳優を使わなかったところに意味がありますね。

これが映画だったら、難しいところかも不安

 

↓監督が苦心した点について、

ネタバレなしでインタビューに答えています。

若い俳優さん達についても。

 

 

 

インタビュー内で内片菅督は

”綾辻さんは映像化するにあたって「作品は自分の子どもみたいなものだから、簡単には『うん』と言いたくないんだ」というようなことをおっしゃっていた”

と話しています。

「セクシー田中さん」の件を思い出してしまいますね。

 

原作をリスペクトし、丁寧に忠実に作られた作品だと思います。

 

 

コーヒーコーヒーコーヒー

 

 

原作を読んでから見るか、

見てから原作を読んだ方がいいか?

と聞かれたら

 

「普段本を読み慣れている人は、

ぜひ原作を先に読んでみてください。

 

普段あまり長編や推理小説を読まない人は

ドラマを先に見て、

興味が湧いたら原作を読んでください」

 

とアドバイスしますねニコニコ

 

 

読後レビュー↓