青木裕子「派遣社員あすみの家計簿2」 | 読後つれづれ

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青木裕子「派遣社員あすみの家計簿2」

無職の彼氏からのプロポーズ、どうする!?

豊加と付き合い始めて3ヶ月が経ち、元彼の理空也と同棲していたマンションから引っ越しをしたあすみ。

いざ新生活と思いきや、新居に洗濯機が入らずコインランドリー通いが始まった。
そんな折、アメリカの大手銀行であるトライフォックスバンクが倒産し、悪性のインフルエンザも流行り始めて、世界経済は急激に悪化。

「七つ丸鉄鋼」の正社員採用の話が白紙になった豊加は、会社を辞めて無職になってしまう。
洗濯機を買うため、あすみは副業として「ムーバ-フード」の配達員を始める。

しかし、目標達成のめどがついてきた矢先に、派遣の契約更新で時給を下げられショックを受ける。
そして、先行きの不安な中、あすみは豊加からプロポーズを受けるが……!?
アラサー女子の節約サバイバル小説、波乱含みの第2弾!

 

「派遣社員あすみの家計簿」の続編。

 

リーマンショックとコロナ禍を彷彿とさせる時期設定で

ちょっとあの当時(コロナ初期)の暗いムードを思い出しました…。

ただ実際はもっと暗くて殺伐としていた気がしますが、

そこまでリアルだとちょっと読みづらいですもんね汗

 

 

派遣社員であるあすみは、この2つの影響をもろ被りしますが

なんと「ムーバーフード」(ウーバーよね笑い泣き)の配達を始めて

バリバリと活路を見出していきます。

いろいろ言い訳して、大手や正社員にこだわる彼氏と大違い。

 

1を読んでいた時は、あすみは大した資格もなく

経験値も低いのにやっていけるのか…と思いましたが

派遣先でもしっかり働き、ムーバーでもちゃんと工夫して働き

健康でバイタリティがあってフットワークも軽く

実はこういう人が一番、生き抜いていけるのでは、と思いました。

 

前は「最後は実家に頼ればいいしね」と思って見ていましたが

彼氏にそう言われた時もしっかり否定したし

素晴らしい拍手キラキラ

 

でも時々自分に言い訳して

余分なもの買っちゃうところがかわいい爆笑

 

あすみちゃん、頑張れ!