KindleUnlimitedにて。
柏井壽「京都スタアホテル」
“運命が変わる”おもてなしを、あなたに。
創業・明治三十年。老舗ホテル「京都スタアホテル」の自慢は、フレンチから鮨まで、全部で十二もある多彩なレストランの数々。
そんなホテルでレストランバーの支配人を務める北大路直哉は、頼れるチーフマネージャーの白川雪と、店を切り盛りする一流シェフや板前たちとともに、今宵も様々な迷いを抱えるお客様たちを出迎える――。
仕事に暮らしと、すれ違う夫婦が割烹で頼んだ「和の牛カツレツ」。結婚披露宴前夜、二人で過ごす母と娘が亡き父に贈る思い出の「エビドリア」……おいしい「食」で、心が再び輝き出す。
『極みの京都』『鴨川食堂』でおなじみ、京都を知り尽くした著者が描くハートフルストーリー!
「京都スタアホテル」の5つのレストランを舞台に
5つの物語が繰り広げられます。
- 『禊川茶寮』の再婚ごはん (京料理)
- 『綾錦』のひとり鮨 (鮨カウンター)
- 『百連』の親子ごはん (中華料理)
- 『風花』のたそがれごはん (割烹料理)
- 『アクア』の嫁ぎごはん (フランス料理)
料理が美味しそうなのはもちろんですが、
ホテルでこんな高級な料理を、ゆっくり頂いたことないなぁ、
それにホテルからこれほどのサービス受けたことないなぁ、と思いました。
ホテルが悪いわけではなく、
私が泊まるのは大抵素泊まりで
ビジネスホテルの類であり、
ホテルスタッフとはフロントで会うぐらいなので(汗
最近はチェックインアウトが機械で住むところもあり
便利だわ~と思っているのですが
これぐらいじっくりホテルと関わるのって
羨ましい気もします。
特に「『綾錦』のひとり鮨」、
鮨カウンターで堂々と飲み食いできるって
憧れますね。
お話はおもしろかったですが
女性スタッフの登場は少なかったですね。
チーフマネージャーの白川雪だけで。
(しかしチーフマネージャーって、こんなにいろいろな店で
給仕のようなことまでするものですかね。)
ちょうどコロナ禍での設定で
それが今までの「食」「旅」に関する話と
ちょっと違った味付けになっていたかな、と思います。
追記:
この方の他の本も検索していたら、
「ひとり鮨」を食べに来たこいしさん、
「鴨川食堂」の主要人物なんですね。
これもレンタルできるので、読んでみたいと思います。

