三上延「ビブリア古書堂の事件手帖~栞子さんと果てない舞台~」 | 読後つれづれ

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KindleUnlimitedにて。

三上延「ビブリア古書堂の事件手帖~栞子さんと果てない舞台~」

ビブリア古書堂に迫る影。

太宰治自家用の『晩年』をめぐり、取り引きに訪れた老獪な道具商の男。

彼はある一冊の古書を残していく――。

奇妙な縁に導かれ、対峙することになった劇作家ウィリアム・シェイクスピアの古書と謎多き仕掛け。

青年店員と美しき女店主は、彼女の祖父によって張り巡らされていた巧妙な罠へと嵌っていくのだった……。

人から人へと受け継がれる古書と、脈々と続く家族の縁。その物語に幕引きのときがおとずれる。

 

無料のため読み始めたビブリア古書堂シリーズ、最終巻です。

 

この巻は、シェイクスピアをテーマにしています。

 

シェイクスピアは

子供の頃に児童書の「ロミオとジュリエット」「リア王」

その後「十二夜」を読んだくらいです。

 

悲劇は題名が人の名前だということを

初めて知りました。

 

ストーリー的には

初めて登場する道具商の男、めっちゃ腹立ちますね汗

人の弱みにどこまでつけこんで恐喝まがいなことをする男。

天罰が下ってほしいです。

 

 

最終回ということで、いろいろな事が解明されましたが

それでも凡人である私には

栞子さんの母親が失踪した気持ちが

理解できませんね…。

 

母親の出自もはっきりしましたが

なぜ栞子さんの父親と結婚したのか

(それは書ききれなかったのかませんが)

釈然としませんでした。

 

それに、自分の娘を叩きのめす勢い。

ビブリアを潰してもいいい

栞子さんの妹の学資も援助しない

(それどころかまきあげる)

そう見せかけただけかもしれませんが

「そういうことをする人だ」

と栞子さんが理解している時点で

ひでぇ母親だと思いました。

 

 

とりあえず

シリーズがうまいこと着地して

よかったです。

 

 

 

 

KindleUnlimitedで無料だったので

読み始めたのですが

今は有料になっているので

7巻まで借りておいてよかったです。

 

続編も出ていますが

お金を払ってまで読む気はおきないので

またの機会にしたいと思います。